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お気楽109号 裏オキラクページ

今週も「裏」の世界へようこそおいでくださいました\(~o~)/


ぼんじゅ〜ぅ まっだぁ〜む あ〜ん むっしゅぅ〜♪

1週間、元気だったかい? 会いたかったよぅ。

てなことで、今週も「楽しい裏お気楽」の時間がやってまいりました\(^o^)/

帰国直後から始めた「浩子のおフランス紀行」も、早いもので、もう5回目。
本当に「最後まで語りつくさないと、どこまでも気がすまない」体質なんだと、改めて思い知ったりいたしますわ(しみじみ)

    でぇもぉーーー
    オキラクラクラGOGOGO!!! 
    とか言ってる張本人ですから、
    やっぱり、5回くらいは続けないとねぇ・・・

     なんて思ったりしております(くすっ)
 
    
てなことで、今回もがっつり語らせていただきますわよ。浩子がフランスでいかに幸せだったかを!!!

 それにしても、別にメモを取っていたわけでも、ビデオを撮っていたわけでもござりませんが、帰ってきてから1ヶ月半くらいたった今でも、よく覚えてるわねぇ、わたくしったら。
 
  まぁ。それだけ。記憶のひだに、深く刻み込まれたんでしょうね。
 
  写真を見ていると、そのシーンが頭の中で、それはそれはリアルに、音声付で再生されてしまうのですよ。「ああ、そんなことがあったねぇ」と。
 
  そして、その頭の映像を一人見ながら、顔には満面の笑みを浮かばせて、ひたすらキーをたたく姿・・・・。
 
  ふむ。冷静に見たら、ちょっと怖いかもしれませんなぁ・・・。

浩子製作シーンイメージ
浩子製作シーンイメージ
こんな感じ・・・であることは、間違いないかもしれません。

ま、小さなことは、気にしない、気にしない。
 
  それでは、今週も張り切って参りますわよー、さぁ、皆さま、よろしくて!

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■お気楽・浩子の「オキラクルーズ」 第一弾!(別名・お気楽珍道中♪)
  〜華麗なるシンデレラツアーの全貌〜 第五話

 
 
  〜これまでのあらすじ〜
 
  2004年4月23日から4月29日までの1週間、お気楽浩子は、憧れの「フランス」に行って参りました。ただの旅行じゃござりませんのよ。「シンデレラツアー」と銘打った、それはそれは“ゴージャスなんだけど、どこかすっとこどっこい”な、なんとも楽しい旅だったのです。

 どんなに濃い日々を送ったのかは、「浩子のおフランス紀行」の第一話〜第三話までをお読みくださりませ。
 
  ・第一話 − 旅立ち −
   http://www.t-cube55.com/ura_okiraku/urabanashi/104.html

 ・第二話 −2センチ5時間の旅とパリのオペラ座−
   http://www.t-cube55.com/ura_okiraku/urabanashi/105.html
  
  ・第三話 −「クリニャンクール」と「オルセー」の旅−
   http://www.t-cube55.com/ura_okiraku/urabanashi/106.html
  
  ・第四話 −シュノンソーGOGO!−
  http://www.t-cube55.com/ura_okiraku/urabanashi/108.html
 
 
■4月27日(火) −浩子、お城に妙にハマる− 

 今日もびっくりするような良い天気。ゆうべは天才シェフ、杉本敬三氏の夢のようなディナーを、「おなかがはちきれるかもしれません」と思うくらい、がっつり食べて、がっつり飲んだというのに、朝は「あら、なにかしら?」というくらい、とってもさわやかに目が覚めました。ふと時計を見ると、6時前ではござりませんか。
 
  一体何を食ったんだ?と思った方は、こちらをご覧あそばせ。
  http://www.t-cube55.com/ura_okiraku/urabanashi/108.html
 
    あ、そうそう。ホテル&レストランの名前すら、読めなかった私ですが、その後、敬三氏ご本人にから、正しい読み方を教えていただきましたのよ。
  「ル・ボン・ラブルール」でござります。「ら・ぼ・・・」ではござりませんでした。大変失礼いたしました。ごめんなすって。
 

 
  この部屋は、贅沢なことに、窓から見える景色が、それはそれは美しく、きらきらとした緑が目の前に広がるのでござります。おまけに、窓がベッドの真正面にあり、ベッドの中にいながら、すばらしい景色を眺めることができるのです。
 
  観音開きのクラシカルな窓を開けると、澄み切った空気が、部屋の中に流れ込みます。「すぅー」と、思いっきり深呼吸。ああ、なんてさわやかなんでしょう! そして、近くから、鳥の声も聞こえてきます。一人一部屋という、これまた贅沢なお泊まりっぷりでしたからね。

 
こんなシーンを独り占めするんなんて、もったいないよぅ!
でも、うれしいよぅ!


ベッド正面にある窓
こちらが、ベッド正面にある窓でござります。
この窓を開けると・・・

景色
こんな景色が目の前に広がるのでござります。
「ほへぇ〜」ってなっちまうよねぇ

 「ああ、気持ちがいいねぇ」なんて言いながら、しばらく外の景色を眺めていたのですが、そのうち「ぶるっ。さ、さみー」となってしまいました。空気が乾燥しているせいか、フランスは朝晩はかなり冷え込みます。今朝も例外ではなく、お天気はよさそうなのに、気温はまだかなり低いのですね。
 
  すっかり冷えてしまったわたくしは、おもむろに、ベッドに戻り、冷たい空気を感じつつも、ふとんの中のぬっくぬくという、まさに至高のひとときを、過ごすことができました。なんて贅沢なんでしょう!!
 
  うっとりしているうちに、見事なる二度寝の世界に突入してしまったわたくしは、「ひろこちゃーん。起きてるぅ?」という、さわやかなえんじぇるのりこの声で、「はうっ」と目が覚めたのでした。「いいえ、まったく起きてません(-_-;)」それから、びっくりするような勢いで、お支度をしたわたくし。あーあ、やっぱり優雅な朝は、なかなか迎えられないねぇ。
 
 
  さて、そんな「すっとこどっこい」な朝を迎えたわたくしですが、本日のご予定は
 
  ◇敬三氏のお友達のレストランに、豪華ランチを食べに行く
  ◇お待ちかね!「シュノンソー城」見学!!
  ◇そして、また敬三氏の夢のようなディナーを食べる

 
  という、豪華三本柱。「やっぱり食べるんかいっ!」と、突込みが入ろうとも、「ええ、食べましてよ」と、あっさり申し上げられるくらい、食べまくって参りましたわ。おほほほほ。
 
 
●ランチがまた、すごいのなんのってぇ

 ランチをするためだけに、車に乗って、30分くらい走ったのでしょうか。またまた天才シェフに運転させてしまったわたくしたち。ロワール川を越えて、しばらく行ったところに、そのお店はありました。名前は「オービニエール」。なぜ、こんなに自信満々にカタカナで名前を書いているかというと、敬三氏に教えてもらったからでござります。
 
  なんでも、2年前まで一つ星のレストランだったそうですが、運悪く星がなくなっってしまったそうです。それでも、シェフは以前となんら変わることなく、おいしいお料理を提供し続けてくれているそうです。

これが有名なロワール川だ!
これが有名なロワール川だ!
「♪なつかしき川よ〜 モルダウよ♪」
それは、モルダウ川だよ

 
レストラン・オービニエール
こちらがレストラン・オービニエールでござります。
すんげーおいしかった

 

こんなの食べちったんだよ!
って、お見せしようかと思ったら、写真が見つかりませんでした。

 さすが敬三氏オススメのレストランだけあって、お料理はもちろん、サービスも最高でした。
 
  フランス人は、ディナーはがっつり食べるけれど、ランチは結構軽めなんだそうです。なので、夕べと違って「笑うくらい少ない」わけではなく、「若干少なめにね」くらいのオーダーだったにもかかわらず、ぺろっと平らげてしまいました。今回はわたくしも余裕で、デザートまでたどり着きましたわ。
 
  すばらしいお料理をたっぷり堪能した私たち。レストランを後にしようと建物を出たのですが、ちょうど裏手が美しい芝生だったのですね。おなかはいっぱい。ちょっとワイン飲んでる。天気はいい。気分も最高。
 

ってことで、こんなになっちゃいました(笑)
芝生
こんな風に芝生の中にいるなんて、すんげぇ久しぶりだったよ。
芝生はいいねぇ、芝生は。


●さぁ、お次はシュノンソー城よっ!!

 さーて、すっかり胃袋が満たされた後は、「美」「伝統」「文化」「芸術」そして「知識欲」を満たすことにいたしましょう。敬三氏のお料理と並ぶくらい楽しみにしていた「お城めぐり」でござります。

 本当は、ベルサイユ宮殿に行って、「ただいまっ!ベルサイユっ!」って言いたかった私なのですが、今回はそれはかなわず、そのかわり、訪れることができたのが、シュノンソー城なのでござります。  

この美しい木立を抜けると・・・・
この美しい木立を抜けると・・・・

シュノンソー城
美しいシュノンソー城が、お目見えするのでござります。
これぞ「お城ーッ」って感じの建物ざましょ。

  シュノンソー城は16世紀に建てられたものなのですが、そこにまつわるお話が、結構、いや、かなりドロドロしていて、びっくり。ものすごく簡単に言ってしまうと、

愛妾と正妻が織り成す、牡丹と薔薇?!

  とでも申しましょうか(あれ? ちょっと違うか)。
 
  ストーリーとしては、こんな感じです。
 
  フランスの王様、アンリ2世が、愛人のポワティエ夫人に、このお城を与えました。ポワティエ夫人という方は、それはそれは美しい方だったそうでござります。シュノンソー城は、お城がたくさんあるロワール地方の中でも、最も美しい城と言われるところ。お城も綺麗なら、そこに住んでいる方も、お美しかったらしいのです。
 
  でも、時代は動き、アンリ2世がお亡くなりになりました。王位を継承したのは、正妻のカトリーヌ・ド・メディチでござります。メディチ家といえば、そう、イタリアの大富豪、メディチ家。ルネッサンスでは、大活躍いたしましたよね。そのメディチ家から、遠路はるばるフランス王家にお嫁に来て(14歳のときらしい)、貴族じゃないといじめられ、世継ぎにもなかなか恵まれず(結婚11年目にしてやっと誕生。それから7人出産。それもすごすぎる)、でも、王様のご寵愛は得られず、王様は愛人にお城あげちゃうし・・・。大変だなぁ。
 
  で、王位継承権した、カトリーヌさんは、ポワティエ夫人をシュノンソー城から追い出し、ご自分が住んじゃったのです。シュノンソー城奪回!! しぇ〜。
  よっぽどこのお城が、うらやましかったのでしょうか。
 
  そして、やっと 息子が王位を継承し、フランス王の母となり、権力をその手につかんだのもつかの間。息子たちは次々に早死にしちゃうんです。なんか、相当波乱に満ちた生涯だったのでしょうね。
 
  そうそう。このカトリーヌさんが、親しくしていたのが、かの「ノストラダムス」、本名ミシェル・ド・ノートルダムなんですって!! カトリーヌったら、彼の予言にメロメロだったのでしょうか? 
 
  でも、そういうわたくしだって、少女の頃は大いに「ノストラダムスの大予言」を読み、1999年以降はないと、すーっかり信じていたのにぃ・・・。

 それが、2004年の今日、ノストラダムスに縁深き人のお城に行くなんて、人生って、ホント、面白いよねぇ(しみじみ)
 
 
 
  話がすっかりとんじゃいましたわね。で、シュノンソーです。
 
  シュノンソー城には、「正妻の庭」「妾の庭」ってのがあるんです。大きさは妾のほうがずーっとずーっと大きいのだけれども、チューリップなどの色とりどりのお花が咲き乱れてて、美しいのは正妻の庭なの。
 
  お城をはさんで、左右にお庭が広がるんだけど、それを眺めていると、「なんだかなぁ〜」という気分にもなりましたわ。
 
  まぁ、そんなどろどろした背景を持つとは、ちぃーとも感じさせないほど、シュノンソー城は美しかったです。
 
  そして、わたくしったら、お城とという空間と馴染むこと、馴染むこと。まったく違和感がございませんでしたの。居心地もいいしな。やっぱり前世はフランス人で、お城に住む姫だったに違いないと、強く確信した一瞬でした。

こんなお部屋なんだもの
こんなお部屋なんだもの
豊臣秀吉に通じるものがあるのか?絢爛豪華でござりました。
豪華な額に飾られた肖像画は、太陽王ルイ14世。
この真っ赤な部屋はルイ14世のサロンでござりますの。
なじむわけだ。おじぃさまのお部屋だもの。

王様だかどなたかのベッド
王様だかどなたかのベッド

「子供用?」かと思ったら、大人用でした。当時の方々は、ずいぶんと背が低かったらしい。  

さぁ、あがっていらっしゃい!
さぁ、あがっていらっしゃい!
扉は開けましたわ。さぁ、ここまでいらっしゃいっ!
わたくしのところまで!!

「色物魂」
いつの間にか撮影大会になっちまった。
どこに行っても「色物魂」が炸裂するらしい。
こちらは「正妻の庭」でござりますわ。


「いいね〜」「もっと体ひねって」「こっち向いて笑って」と、
KIMIKOさんから厳しいポージングの注文が。
でも、言ってる本人が、こんなにゆる〜い状態だったり(笑)  

iPod!!
音声案内がなんとiPod!!
すげぇぞフランス! すげぇぞシュノンソー城!
そして天晴れアップル!!

って感じで、マジでびっくりしてしまいました。


●お料理の神様ありがとう! 今日もおいしかったo(^∇^)o

写真を見る限り、まだまだ明るいのですが、ただ単に日が暮れるのが遅いだけで、結構な時間なのでござります。この後、またまたドレスアップして、敬三氏の作り出す芸術的なお料理に、舌鼓を打った私たち。毎日毎日おいしいものばっかり食べて、ごめんあそばせっ! って感じですね。

 シュノンソーに到着した夜のディナーは、お魚でしたが、本日のメインはお肉でござりました。メニューはこちらでござりま〜す。  

◇本日のメニュー◇

〜お料理〜

・ウナギとザリガニのテリーヌ
コンソメスープ

・手長エビのジャガイモ巻き
ピストゥーソース

・舌平目のムニエル 小さな野菜
ハマグリのソース サフラン風味

・仔牛の背肉のロースト
ナスビのガレット、ニンニクソース

・小さなサブレと軽いシブースト

・イチゴのミルフィーユ
クレメダンジュ

〜ワイン〜

・Les Trois Chenes 2002
Touraine

・Harmorie 2000
Sancerre

・Domani de La Butte 2002
Bourgueil

 お料理は感動的においしいのは、もちろんのこと、隣に座っていたスペインにお住まいのご夫婦とも、「いつでもスペインに遊びにいらっしゃい」とまで言ってくださるほど、すっかり仲良くなりました。素敵な出会いです。でも、わたくしたち、みんな素直だから、本当に行っちゃいますよ! よろしくて?!
 

■4月28日(水)  −さようならフランス!!−
              〜シュノンソーからツール、そして日本へ〜

 

 楽しい時間は、本当に過ぎるのが早いものです。シュノンソーでの生活が、すっかり肌に馴染んできたころに、もう日本に帰る日がきてしまいました。お名残惜しいこと、鬼の如し。でも、またすぐ来るから、さびしくなんかはないのさ。
 
  帰りの飛行機がなんと最終便で、夜の10時だか11時だか発。なので、飛行機に乗るまで、丸一日遊び倒せるのです!!
 
  どうしようか、何をしようか考えていると(この計画性のなさも、さすがシンデレラ!って感じでござりますわね)、敬三氏が素敵なアイデアをくださいました。
 
  「電車に乗って、ツールに行きましょう。そしてご飯を食べて、町をぶらぶらするのもいいものですよ」
 
  それはすばらしいっ! ブラボーでエクセレント!だということで、満場一致でツールに向かって、大移動が始まりました。スーツケースはそのままホテルに預けておいて、遊んできたら、またホテルに戻り、車でTGVの駅まで送ってくださるというのです。一体、敬三氏とホテルの方は、どこまでお優しいのでしょう!


●ツールへGOGOだ!

 ツールとえば「ツール・ド・フランス」で有名ですね。そういえば、シュノンソーでも、自転車に乗った人を、何人かお見かけいたしました。ま、私自身、ママチャリにしかご縁がござりませんので、ああいう早そうな自転車に乗れる人は、尊敬してしまいますわ。
 
 
  旅先でローカル線に乗るのは、なんとも言えず、わくわく致します。でも、今回は敬三氏が一緒なので、怖いものなし。現地にお住まいの方と一緒だと、ホント安心ですわねぇ。
 
  シュノンソーはローカルもいいとろこだったので、電車に乗る人もぽつぽつ。とってものんびりしています。こののんびりっぷりは、弥十郎村に通じるところがあるかもしれません。

この電車に乗って、ツールへ行ったの
この電車に乗って、ツールへ行ったの
電車の中で、笑い転げることになろうとは・・・!
この時は予想だにしておりませんでした

  電車の中で、偶然、推定3歳くらいの金髪の坊やと、若いお母さんの二人連れと隣り合わせになりました。私はフランス語はさーっぱりわからないのですが、その坊主とは「アイコンタクト」ができるんです。すぐにおなか丸出しになってしまうので、「おなか冷えるぞ、坊主」と言いながら、しまってあげようとすると「いやー」と言いながら、どっかに行ってしまいます。でも、またすぐに、カマってほしくて、ニコニコしながら戻ってくるの。「なんだ坊主、遊んでほしいのか?」「フランス語、ぺらぺらだな、坊主」とか言いながら、遊んでおりました。どこの国でも、子供はかわいいわねぇ。  

でも、子供に話しかけるときって、なんで「おやじ口調」に
なっちゃうのかしら? なぞだわ〜。

 話しかけついでに、その親子の様子を見ていると、どうしても「アフレコ」がしたくなったわたしたち。隣に座ったビビアン千津子と二人で、ママ役坊主役にわかれて、台詞の言いあいっこをしていました。たとえばこんな感じ
 
  ママ「まったく、ぼうやったら、すぐにおなか出して。ほら、スボンの中に入れなさい」
  ママ「ああ、指をなめてはダメよ(ぺちっ←たたいてる)」

  坊主「まま、痛いよぅ。でも、おいしいんだもん。またなめちゃおう」
 
 
  ね。こういうことやるのって、楽しいよねぇ。すんげぇ面白かったなぁ。

 そうこうしているうちに、あんまり坊主がチョコチョコ走り回るので、お母さんが「じっとしてなさいっ!」って、「ぎゅー」と抱っこしてしまいました。もう坊主は身動きできません。
 
   すると、もじもじしながら
 

「しるぶぷれぇ〜」

 
  って、涙ながらに訴えるのです。違う言葉なのかもしれませんが、私たちの耳にはそう聞こえました。これには笑いましたね。真剣な坊主には申し訳なかったけれど、見事に「笑いのツボ」に入ってしまったのです。
 
  それ以来、私とビビアンの間では、許してほしいことがあると、坊主になりきって「しるぷぷれぇ〜」って、言うようになっています(いまだ継続中なり)。
 
 
●ツール到着

 そんな「すちゃらか珍道中」を、電車の中でも繰り広げているうちに、ツールへ無事到着。シュノンソーよりも「THE 街!」という感じで、駅も立派でござりました。ここはここで、じっくり探検すると、すんごく楽しいかもしれません。
次回、要チェックかもね。

ここがツールの駅ざます
ここがツールの駅ざます
なんでまぁ、駅までこう、いちいちかっこいいんでしょうねぇ。

ツールでも、敬三氏の知り合いのレストランに連れて行っていただきました。地元の方が気軽に立ち寄れるような小ぢんまりとしたお店で、ビジネスマンがランチを取っておりました。

日本人の観光客は、あまりその店には行かないのかもしれませんね。なんだか珍しそうに、お客さんも店員さんも、ニコニコしてくれました。

フランスのビジネスマンは座っているだけでかっこいいのですが、ランチの食べ方を見てちょっとびっくり。付け合せにパスタがついていたのですが、やつらはまず、ナイフで細かく切ってから、フォークに乗せたり、さしたりして食べるのです。パスタをくるくるーってしないんですね。「へぇ〜」って思っちゃいましたよ。きっと、目ん玉、通常の1.5倍くらいに開いていたと思います。こういうちょっとしたことも、現地にいかないと気づかないことですよね。ふふん。

ランチも文句なしに美味かった!! 「ボンッ!」でござりました。

そういえば、フランスについてから、「これはいまいち」というものを、一度足りとも口に入れていないことに、今気づきました。全部、パーフェクトにおいしかった! お料理の神様、本当にありがとうですわ。

お店のご主人とも、すっかり仲良くなり、記念写真まで撮っちゃいました。すんごく人懐っこい方でしたのよ。

でも、後で敬三氏に伺ったら、アメリカの4星だか5星のホテルでキャリアを積んだ、すんごい人なんですって!! 人に歴史ありっていうか、すごい人にはやっぱりすごいお友達ができるもんだと、またまた「へぇ〜」って思った瞬間でした。

店主と記念写真
店主と記念写真
ただの気さくなおやじじゃないということころが、また楽しかったり。
それにしても私って、本当に楽しそうに写真、写るよねぇ〜。


●さようなら、ツール! ありがとう、フランス!!

そんなこんなで、楽しい時間もあっという間に流れ、そろそろお別れの時間となってしまいました。駅まで送ってくださった敬三氏と、ホテルの従業員のイケメン(名前、なんでしたっけ?)氏と、熱く手を握りながら「また絶対来る! イヤだといっても来る!!」と、がっつりと再会の約束を交わした私たち。きっとまた来るのでしょう。ええ、行きますとも。伺いますとも。

この後、電車に乗るまでに、聞く人聞く人違うことを言われて、スーツケースをがーらがら押しながら、駅のホームで民族大移動したり、空港では、スーツケースが重過ぎてチェックされないかヒヤヒヤしたり(お土産買いすぎか?)、いちいち思い出せば、そのシーンだけで、裏お気楽1回分かけるくらいのエピソード満載でござりました。でも、それは、私の「心の旅アルバム」の中に、そっとしまっておくことにいたしましすわ。

こうして、エレガントでゴージャスで、すっとこどっこいの「シンデレラツアー」は、見事幕を閉じるのでござります。

あー、ほーんとに楽しかった\(^o^)/

ありがとうパリ! ありがとうシュノンソー! ありがとうフランス!!

そして、ありがとう敬三氏!!
いくら感謝しても足りないくらい感謝しまくっておりましてよ。

飛行機の窓から見た朝焼けが、妙に美しく、今も鮮明に目の前に浮かんで参ります。いい旅だったなぁ〜。またすぐ行くから、良い子で待っててね、フランス!今度はベルサイユだ!!

夜明け
夜明け

なんて美しいのでしょう!!まるでフランスからは「ありがとう」、日本からは
「おかえり」と、両方から祝福されているかのようでござりましょう。


〜追伸〜
それにしても、最終日、ツールを発つ少し前に、ちょこっと小雨に降られただけで、あとはパーフェクトに晴天!続きでござりました。お料理の神様もありがとうだったけど、お天気の神様もありがとうだ。

 

   ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

てなわけで、5回に渡ってお送りした、壮絶なる「浩子のおフランス紀行」は、これにて完結でござります。書いている本人も、「いったいいつ終わるんだ?」と、すこーしドキドキしたりいたしましたが、いつかは完成するものだねぇ。よかったよかった。長期にわたり、お読みいただきまして、本当にありがとうござりました\(^o^)/ 私も、ここまで書ければ、満足でござりますわ。

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■今週の間違い大杉

前回お気楽108号の素の間違いを、弟のひでが自ら暴露し、謝罪させていただこうというのが、このコーナーでございます。

先週に引き続き、まったりモード継続中でございます。でも、くすっと笑える部分は前回よりも増えたでしょうか。

108号という煩悩溢れまくりの数字なのに、素の間違いが少ないのは、果たして吉兆か凶兆か?

それでは、今週もお楽しみください。

>でも、出逢いといのは、本当に不思議なものですね。

素の間違いは「出逢いといのは」。正しくは「出逢いというのは」でございます。

本当だ、実に不思議ですね「出逢いとい」って。結局、「出逢いとい」って何ですか?

>「浩子のすっとこ・おフランス紀行」第四話、がっつり語りおしております!

素の間違いは「語りおして」。正しくは「語りたおして」でございます。

我々の語り口調は、次から次へと言葉を「プッシュ!プッシュ!!」というように、全盛期の小錦のごとく「おしまくる」わけございます。ですから別に「語りおして」でもちっとも問題のないような気もしますけれども。

>「コー・ムーエンフィルター」を通すると、

素の間違いは「通すると」。正しくは「通すと」でございます。

「る」が多いです。それ以外にコメントできません。

>「ふんふん、言いこというじゃない」って思いながら、裏にひっくりかえすと、

素の間違いは「言いこというじゃない」。正しくは「いいこと言うじゃない」でございます。

裏にひっくりかえしたことを描写するために、語順もひっくり返って閉まったって感じでしょうか。わたしゃこの間違いを見つけたとき、椅子からひっくりかえりましたが。マジです。

>洗濯物の乾かないし・・・。

素の間違いは「洗濯物の」。正しくは「洗濯物も」でございます。

単純に「の」を「も」にしてしまっただけです。そういえば、今回の近鉄・オリックスの合併騒動について、「のも」選手は実に複雑そうな表情をしておりましたなぁ。

今週は以上でございます。

それでは、いつものように謝ってしまいます。

どうも申し訳ございませんでした。

みなさま、お気楽109号もお楽しみいただけたでしょうか。

今週もこのような素の間違いがいたるところに転がっているとは思いますが、こんなものなんかに負けないで、NGワードをバリバリと探してくださいませ。

ということで今週も、あなたのNGワードへのご応募、心からお待ち申し上げておりますね

ε=┏( ・_・)┛ε=┏( ・_・)┛ε=┏( ・_・)┛ε=┏( ・_・)┛ε=┏( ・_・)┛ε=┏( ・_・)┛

てなことで。今回は裏の世界も長ごうござりましたのう。
最後までお付き合いくださってありががとう。
今週もあなたにとって、素敵な1週間でありますように。らぶ。


 
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