こんにちは。ひでです。
あちぃ〜〜ぃ!!
この冗談のような暑さは、一体何なのでしょうか?
世の中は夏休みですね。子供達よ、こんな暑い中、クーラーのない学校へ勉強しに行かなくていいなんて、本当によかったねぇ、なんて心の底から思ってしまいます。
しかし、学校へ行かなくてよいものの、夏休みの宿題がたくさん出て、うんざりしているお子様も結構多いことでしょう。特に、夏休みの宿題の中で最後まで残りがちなのが、読書感想文。本を読んで「面白かった」「感動した」以外の何を書けばいいちゅうねん!と頭を抱えてしまった経験をお持ちの親御さんも、たくさんいらっしゃいますよね。
そこで、今回は、読書感想文を書くコツをひで流にレクチャーしてみたいと思います。
ε=┏( ・_・)┛ε=┏( ・_・)┛ε=┏( ・_・)┛ε=┏( ・_・)┛ε=┏( ・_・)┛ε=┏( ・_・)┛
■お気楽流読書感想文のコツ
1.読書感想文は誰が読むのかを意識しよう
子供に「読書感想文ってどう書けばいいの?」と聞かれたときに、一番言ってははいけないのは、「あなたが感じた通りに、好きなことを書けばいいのよ」という言葉です。これを言われると、子供は頭を抱えて、本当に一文字も書けなくなってしまいます。
学校の作文の時間に、本当に好きなことを書いて提出したら、後で先生に呼び出されて叱られた、なんて経験をお持ちの方も多いですよね。そんなときは「先生が好きなことを書けっていったから、本当に好きなことを書いたのに・・・」と、本当にしおしおしてしまいます。
当たり前の話ですが、学校は教育機関です。学校教育は、文部科学省の方針にしたがって行われています。文部科学省や、学校の先生が考える「子供は本来こうあるべきだ」というモデルがあって、それに子供たちを近づけるようにするのが、学校教育の本質です。そのモデルにうまく近づくことができた子供が、先生から高い評価をもらえるのです。
作文も読書感想文も、学校教育の一環です。「好きなことを書け」と言われて子供が作文を書けなくなってしまうのは、本当に自分の好きなように書いてしまうと、先生に叱られることが無意識にわかっているからです。学校教育のモデルに外れた文章は、先生に評価されないことを、肌で感じているのです。
では、教育のモデルとは一体何でしょうか。それは、「成長」です。古今東西、教育の最終目的は「成長と自立」です。ですから「自分は修学旅行に行って、友達の大切さを学ぶことで成長した。」「自分はこういう体験学習をして、自分の知らなかった世界に触れることで成長した。」という内容の作文が、高評価をもらえます。
読書感想文は、学校の先生が読みます。学校の先生が喜ぶように、いわゆる「いい子」を文章の上で演じるのが、読書感想文の第一歩です。
◆ポイント
「読書感想文はどう書けばいいの?」と聞かれたら、「学校の先生が喜ぶように書くのよ。」とアドバイスしよう。
2.あらすじを書かないようにしよう
読書感想文を書くときにやってしまいがちなのは、本のあらすじをダラダラと書いてしまうこと。あらすじを書くと原稿用紙がそれなりに埋まるので、「明日提出日だから、急いで書かなくっちゃ」というときには、ついやってしまいがちです。
でも、ちょっと考えてみて下さい。読書感想文を読むのは学校の先生です。題材になるような文学の名作ならば、先生は当然ストーリーを知っているはずです。何より、きちんとしたあらすじを書くためには、ストーリーを相当深く理解していなければなりません。支離滅裂なあらすじを書いてある読書感想文は、「ああ、こいつは時間がなくて原稿用紙を埋めようとしただけだな」と、学校の先生にたちまち見抜かれてしまいます。
では、あらすじの代わりに何を書けばいいのか?
学校教育の作文に求められるのはただひとつ。あなたの体験です。
「この本を読んで、こういう体験をしたことを思い出した。」「この本を読んで、こういう話を思い出した。」ということを、学校の先生は知りたいのです。(もちろん捏造でも構いません。)物語を読んでどう思ったかは詳しく書けなくても、自分の印象に残っているエピソードなら、自分の気持ちや意見も詳しく書けそうですよね。
ですから、「本を読んでひらめいた関係ない話を書く」のが上手な読書感想文のコツです。読書感想文は、あなたが本を読んでどんな気持ちになったかということがキモなのですから。
もちろん、学校の先生が喜ぶようにという但し書きはつきますけどね。
◆ポイント
あらすじの代わりに「本と関係ない話」を書こう。
3.登場人物の気持ちや作品のテーマなんかは、考えないようにしよう
学校の国語教育は、「物語の人物の気持ちを考え、そこから作品のテーマを考えよう」というのが目標です。子供達は小学生のうちから「メロスはこのときどんな気持ちだったか」という問題を数多く解かされているせいで、読書感想文でも「このときメロスはこういう気持ちだったと思いました。」なんてことを書きがちです。こういう感想文は、読んでいてちっとも面白くないものです。
作品のテーマも同様です。本当に時間がない時に、巻末の作品解説だけを読んで、そこから作品のテーマらしき部分を丸写しにして、お茶を濁した経験のある方も多いと思いますが、あらすじ同様、そんなことをしても一発で見抜かれます。
そもそも読書感想文では、「この話の正しいテーマはこれだ」なんてことは求めていません。それよりも、あなたが本を読んでどんなことを思い出したのか、どんな気持ちになったのか、そして、それをどう表現してくれるのか。といったことが、本当に読みたいところなのです。
ですから、『走れメロス』を読んだならば、「メロスはこのときこういう気持ちだったが、自分だったらどうするか」を書くべきです。
もし、『バトルロワイヤル』を題材に書くならば、「クラスメート殺しあう状況になったら、果たして自分はどうするだろうか」を語ってください。
『世界の中心で愛を叫ぶ』を題材に書くならば、「青春時代の初恋は、オトナになってもそんなにも引きずるものなのだろうか」ということについて、あなたなりの考えを書くと、きっと面白いものが書けるでしょう。
人物の気持ちよりも、「自分だったらどうするか」ということを考えれば、原稿用紙はあっという間に埋まってしまうでしょう。
◆ポイント
登場人物のことよりも、「自分だったらこうする」ということを書こう
4.結局、読書感想文って・・・
ここまで読んでいただいて、もうお分かりになった方もいらっしゃるでしょう。そうです。読書感想文は、本の感想を書くべきものではないのです。
読書感想文は、
●登場人物と現在の自分を比較してみる
●登場人物の置かれた状況と、現在の自分の生活を比較してみる
●その上で、自分がこれからどうしようかを書く
というものなのです。
「これから自分がどうしようか」の部分が「成長と自立」を感じられるものならば、高い評価がもらえることでしょう。
さらに、こう考えた方もいるはずです。
「ぶっちゃけ、本なんか読まなくてもいいのではないか?」
その通りです。最初の数ページや、カバー裏のあらすじ、イメージ豊かなお子様ならば本のタイトルを見るだけでも、読書感想文は書けるはずです。なんてったって、自分のことだけを書けばいいのですから。
どうです。読書感想文って、とってもお気楽なものでございますよね。いやな宿題はチャッチャと片付けて、有意義な夏休みを過ごしてみてくださいね。
ε=┏( ・_・)┛ε=┏( ・_・)┛ε=┏( ・_・)┛ε=┏( ・_・)┛ε=┏( ・_・)┛ε=┏( ・_・)┛
■今週の間違い大杉
今週も、前回のお気楽113号に隠されていた素の間違いを、弟のひでが暴露してしまいます。
今週は結構少なめでございました。いやー、実にいいことだ。
それでは、今週もお楽しみ下さい。
>でも、今回BMGの当番は私。
素の間違いは「BMG」。正しくは「BGM」でございます。
仕事場の引越しで、相当テンパっていた浩子先生。思わず、昔のNGワードを持ち出してしまいましたね。いやー、引越しは実に大変でした。なんといっても、とっても暑かったですしね。
>ある程度、頭の中でシュミレーションするから、いろいろとできるわけで
素の間違いは「シュミレーション」。正しくは「シミュレーション」でございます。
英語のスペルは「simulation」ですから、「シミュ」と発音するのが正しいのですが、日本人には、「みゅ」の発音はもともとなじみが無いものですから、「シュミレーション」と発音してしまうことが結構多いんでしょうね。おそらくこの言葉を始めて聞いたときに、の80%以上の人が、「シュミレーション 」と脳みそに刻み付けてしまうことだと思います。私もそうでしたし。
>●[Ctrl]+「N」で、新いウインドウを開けるぞ
素の間違いは「新い」。正しくは「新しい」でございます。
仕事場を引っ越して、心機一転「しぬき」でがんばるぞー!という決意を、なにも素の間違いで表現しなくてもいいとは思うのですが・・・。
今週は以上でございます。
それでは、いつものように謝ってしまいます。
どうも申し訳ございませんでした。
みなさま、お気楽113号もお楽しみいただけたでしょうか。
今週もこのような素の間違いがいたるところに転がっているとは思いますが、こんなものなんかに負けないで、NGワードをバリバリと探してくださいませ。
ということで今週も、あなたのNGワードへのご応募、心からお待ち申し上げておりますね
ε=┏( ・_・)┛ε=┏( ・_・)┛ε=┏( ・_・)┛ε=┏( ・_・)┛ε=┏( ・_・)┛ε=┏( ・_・)┛
最後までお付き合いくださってありがとう(^O^)/
今週もあなたにとって、素敵な1週間でありますように。らぶ。
|