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お気楽123号 裏オキラクページ

今週もようこそおいでくださいました\(~o~)/


今週も「裏」の世界へようこそおいでくださいました\(~o~)/

ごきげんよう。浩子でござります。お久しぶりでござります。

すっかり秋ねぇ・・・と思ったら、思いっきり夏に逆戻り。「あちぃねぇ」と汗など流しつつ、この裏お気楽を書いております。

聞いたところによると、50年後には、この「夏日」ってやつが、今の2倍続くそうでござりますね。50年後といえば、浩子90歳! 立派に「現役真っ最中」なので、今から暑さに慣れておくのも大事なのかも・・・と、思ってしまいました。

さーて、今週のサザエさんは・・・?! じゃなくて、今週の「裏お気楽」は、ちょびっと時間がたってしまいましたが、浩子、生まれてはじめての「風の盆体験」をレポートしてみたいと存じます。それでは、元気よく行ってみよー!
浩子、覚えているか? こうご期待。


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■お気楽・浩子の「おきらくるーず」第2弾(第1弾はフランスね)


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生まれてはじめての 『おわら 風の盆』体験
日本の文化はすばらいしっ!の巻
 

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はい。改めまして。ごきげんよう。お気楽一家代表、浩子でござります。

いつだったか、「表」のお気楽(ああ、120号でしたわ)の編集後記に、


   「えっと、今週末、これまたご縁があって、金沢に「風の盆」を
  見に行ってきます。

  

と、書いてしまったわたくし。

配信後すぐに「風の盆は金沢ではなく、富山」と、読者さまからの、温かいご指摘がござりました。しかも何通も。

おっしゃるとおりでござります。おわら風の盆は、富山県八尾町で行われるのでござります。八尾に住む方々が、大事に守ってきた「町のいのち」ともいえる文化を、こうもきっぱりと勘違いしたわたくし。無知の恐ろしさを、心底思い知りました。お恥ずかしい限りでござります。

私が「数字に弱い」ことは、皆さまもうすっかりご存知だと思います。単位の間違えっぷりは「おい、テクニカルライターなのかよっ!」と、自分でも突込みを入れたくなるほどの、すっとこどっこいでござります。

そして、浩子は数字負けないくらい、地理にも弱いっ! 
おまけに、地図は読めないし、すげー方向音痴です!!
 

日本の白地図に、「さぁ、県名を書き込んでみよう」という問題が出たら、低得点間違いなしだわね。

・・・・なんだか、自分で書いてて、情けなくなってきちゃったよ・・・(-_-;)
もしや、人として、すごく劣っているの・・・か・・?


んなことはないもん!(少ししか)


はい。気を取り直して、先に進みましょう。

 

■いざ、富山へっ!


 今回ご一緒した「おわら風の盆・美女軍団」は、
 
 
  隊長・・・・「亞ねぇさん」こと、竹村 亞希子さま
   占い界のびゅーてぃー。「占いの玉手箱」の代表でござります。
   姉妹サイトの楽天日記でもスパーク中。風の盆レポートもござりましてよ
   http://plaza.rakuten.co.jp/anotamatebako/

 福隊長・・・サブではなく、まさに「福」 びゅーてほーKIMIKOさま
   私のびゅーてーアドバイザーであり、ウォーキングの師匠で
   ござります。
   http://www.office-beautiful.com/
  
  隊員・・・・えにすと さのさま
      美的A なおちゃん
      美的B のぞみん
        お気楽 ひろこ

 の、合計6名でござります。
 
  亞ねぇさまは、何度も風の盆体験をなさっているツワモノ中のツワモノ。彼女についていけば、VIP対応で、風の盆が見られる! ってんで、以下5人の美女たちは「ねぇさんについて行きます」状態で、わらわらと富山に集合したのでした。

 飛行機でわずか1時間くらいで、富山に着くんですね。意外と近くてびっくり。あんまり飛行機とは縁のない生活をしている私にとっては「飛行機に乗るだけ」でかなりの一大イベント。表面は冷静を装っておりますが、心の中では「きゃぁ飛んだ(*/∇\*)」「きゃぁ、着陸よーO(≧∇≦)O」って、それはそれは大騒ぎなのでござります。だって、楽しいんですもの。

そんなこんなで、無事に富山入りした私たち。今日が風の盆、最終日なので、フツーなら「さぁ!見に行くぞー!」と、見る気まんまんで行くところなのですが、さすが「ツウ」のやることは違います。

「今、行ったら、観光客だらけで大変。それに、風の盆は、夜も更けてから見るのが美しいのよ」とおっしゃる亞ねぇさん。
  
富山から八尾へは電車で移動するのですが、みんなが降りる駅のひとつ手前で降り、「まずは美味しいものを食べなくちゃ!」と、富山の幸を堪能することにしたのです。

えーっと、お店の名前はすっかり忘れてしまいましたが(ごめんなさい)、出てくるものすべてがふわぁふぇくとに美味しゅうござりましたの!!

刺身最高!

さっすが富山。お魚が文句なしにうまいっ! 刺身最高! 左手前の小さな器に入っているのは、「富山湾の宝石」と言われる白エビのお刺身でござります。お初にお目にかかりましたが、まさに絶品。エビ好き浩子としては、たまりませんでした。
  
 
お腹も心もすっかり満足した私たち。「これでもう、温泉入って寝てもいいや」と、うっかり思ってしまうくらいの満足度でござりましたが、はるばる富山まで来たのは、風の盆を見るためてござります。本来の目的を忘れては、何にもなりませぬ。

ということで、私たち一行は、八尾の町目指して、移動したのでした。
いよいよ「風の盆」です。

 

■八尾の空気


車を降りたすぐ近くに、川が流れておりました。風が気持ちいい。もうあたりはすっかり暗くて、川の様子はわかりませんでしたが、においで「きれい」だということは感じます。空気が澄んでいるんですもの。弥十郎村も空気が東京に比べると空気がきれいだと思っておりましたが、八尾は比べ物にならないくらい、マイナスイオンであふれておりました。いるだけで癒されそうです。

河原で、風の盆を案内してくださるF先生と合流。先生は亞ねぇさんと古くからのお知り合いで、町の名士でいらっしゃる方。とても気さくな方だったのですが、一緒にいると「あら、先生」「まー、今夜は美女ばかり引き連れてぇ」と、あちらこちらから声がかかりるので、「すげぇ、本当に名士だ」と、時間がたつごとに、その名士っぷりを理解した私たちでした。


そんな立派な方に案内していただいて、私たちは幸せものだねぇ(^o^)/


八尾は坂の多い小さな町。話によると、かつては町のいたるところに小川というか用水路があったそうですが、今はコンクリートのふたがしてあって、水の流れを見ることができません。

でも、どこからともなく、水のせせらぎの音が聞こえてきます。そして、町中にぼんやりとともされた灯篭の明かりとマッチして、なんともいえない独特の空気感をかもし出しているのです。ここは果たして「平成の現代の日本なのか?」と本気で疑いたくなるほど、八尾は時間が止まっているように見えました。

ぼんやり灯る灯篭が幻想的

暗くてよくわからないかもしれないけど、ぼんやり灯る灯篭が、町のあちこちに見えるのです。「幻想的」という言葉が、とてもよく似合います。


そして何より私がビックリしたのが、「町が静か」だということ。私が知っているお祭りというのは、お太鼓の音にぴーひゃらぴー♪という笛の音、そしてあちこちで流れる景気のいい音楽や、テキヤさんの威勢のいい呼び声、そしてお祭りを楽しんでいる人たちの、これまたテンションの高い声、声、声。

そういうのが、一切聞こえないのです。

それでも、ものすごくたくさん見物客が来ていて、それなりに話もしているのだけれど、ちっともうるさく感じないのですね。町に音が吸い込まれてしまうのでしょうか。

ひとつ気付いた事は、電子音やら金属音やら機械音がないんですよね。普段聞きなれた音が聞こえないと、人ってこんなにも静寂を感じるものなんですね。なんかすごいなぁ・・・。


ま、私たちは相変わらず、大声でおしゃべりしてましたけど。
そして、しゃべってたから、周りの音が気にならなかっただけなのかもしれませんけどね。くすっ。

 

■これが「風の盆」かぁ・・・


さぁ、いよいよ踊りが始まります! 公民館みたいなところの前に、ちょっとした広場があって、そこがステージとなるのです。たくさんの人が集まって、ステージをぐるりと取り囲みます。

名士と一緒だけあって、私は公民館の入り口のすぐ横、胡弓を弾く方のすぐ後ろに立って、見ることができました。なんというベストポジ! おかげでよく見えたこと。みえたこと。がっつりと堪能いたしました。

風の盆は、胡弓、三味線、そして唄が奏でる静やかな旋律に乗って、静かーに踊ります。踊り手はみんな笠を深くかぶっているので、顔はまったく見えません。だからこそ、男も女も、とてつもなく色っぽさを感じました。

最初は、男衆ばかりの「男踊り」で始まり、彼らが引っ込むと同時に、女衆が出てきて「女踊り」を舞います。いやー美しかったわ。指先や襟足が色っぽい。
って、見ているところが、おやぢだよ、私ったら。

そして、最後に、男女が一緒になって踊るのです。男踊り、女踊りをただひたすらに繰り替えしているだけなのですが、その舞は、見事なデュエット! 華麗なるコラボレーション!! 

はじめて目にする光景に、言葉がでませんでしたねぇ。
踊りが終わっても、「こっち側」に帰ってくるのに、少し時間がかかってしまいました。

「バックステージパス」
まさに「バックステージパス」をもらったようなポジションで、
風の盆を堪能!胡弓の音を、こんなに間近で聞いたのは、
生まれて初めて。内臓までしっかり聞けたよ。

こちらが女踊り
私のデジカメは暗さに弱かった(-_-;)
雰囲気だけお楽しみください。こちらが女踊り。

男女が織り成すコラボレーション!
そして、男女が織り成すコラボレーション!

 

■見終わって・・・


きれいだねぇ、すごかったねぇという、ストレートな感想ももちろんありましたが、私が一番思ったのは、「やるな、日本!」ってことでした。

こういう文化が今もなお受け継がれていること。そして、老若男女が入り混じって、「風の盆」という時と空間を共有する。これってすんばらしいことだと思いました。そこに住むほとんどの人が、同じ唄を唄い、同じ踊りを踊れるんですもの。

そして、「ハレとケ」というのでしょうか。普段は酒屋のおやじさんだったり、スーパーのレジのおねぇさんだったりする人が、「風の盆」では、あんなにも美しい踊り手になり、唄い手になり、演奏者になる。そういう「脱・日常」の世界に少ーしだけ触れることができて、なんだか感動しちゃいました。

いいねぇ、こういうの。

観光客が帰った後、八尾の人々は、自分のために踊るのですが、それだって、家族でひとつのことをするわけですよね。お母さんの踊りを見ながら、子供が踊る。お父さんの三味線で、お母さんが踊る・・・。あるいは、彼と踊る、彼女と踊る。照れくさいだろうけど、なんか、いいなぁ・・・って、思いました。

そういう風習が、うちらにはないからね。

素晴らしいものを見せていただいて、ありがとう!
何にも知らないおのぼりさんの私も、十分楽しめたし、感動しました。

私たちは、午前2時頃までいたのでしょうか。町のあちこちで、まだ踊りは続いています。最終日なので、朝まで踊り続けるのだそうです。それもすごい世界だな。

翌日の様子はどうなのか?と、とっても興味がわきましたが、ずーっと歩きっぱなし、立ちっぱなしだったので、さすがに疲れました。ホテルに帰って、爆睡。
いやー、よく寝ました。

 

■富山・二日目


明けて二日目。ゆうべ遅かったというのに、誰一人としてぐったりしている者はなく、みんな元気いっぱいで10時にフロントに集合しました。
 
遅くにラーメンとホルモン焼きをF先生にご馳走になったので(うまかったなぁ!)、朝食は抜き。お昼に備えました。でも、消化はばっちり。きっとマイナスイオンたっぷりだからに違いありません。お酒も飲んだのに、ちーとも二日酔いじゃないし。すごいなぁ。マイナスイオン。
 
お昼まで時間があったので、近くのANAホテルのラウンジで、お茶を致しました。モーニングティータイムでござります。ほら、わたくしたち、体質がベルサイユでござりますから、優雅な時間がないと、ダメなのでござりますよ。おーほっほっほっほぉ。
 
コーヒーを飲みながら、あーでもない、こーでもないとおしゃべりをしておりましたら、ホテルのエントランスで、結婚式が始まりました。なんという偶然でしょう。
 
ホテルの結婚式はなんども見たことがありますが、エントランスでのお式を見たことは、生まれて初めて。どこのどなたかは、まったく存じ上げませんが、これも何かのご縁でござりましょう。どうぞ、お幸せに。
 
美女軍団の若き乙女たち(私も含む)は、「誓いの儀式」の時には立ち上がって見てしまいましたわ。中でもうら若きぴちぴちぎゃるの尚ちゃんののぞみんは、感動してうるうる。あなたたち、なんてかわいいのっ!!
 
 
 
今日のお昼も、この旅の目玉のひとつ。亞ねぇさんがすべて段取りしてくださったおかげで、スムーズにすべてが進みました。ねぇさん、ありがとう!
 
亞ねぇさんがチョイスしてくださったのは、「銀鱗」というお店。またまた美味しい富山の幸を堪能致しました。昨日の夕食も相当美味しかったけど、はっきりいって、こっちの勝ち! 「なんじゃこりゃぁぁぁ(@_@;)」というくらい、なんでもおいしゅうござりました。

特にぷりぷりえびと、マグロには驚きました。あれぞ「驚愕の美味さ」だね。
私は「マグロ遺伝子」が少ないらしく、マグロだ、トロだ、って、あんまり大騒ぎしないほうなのですが、このマグロは、腰が抜けそうになりました。うめぇ。うますぎる。

えびは・・・言葉がござりません。私が静かになるくらい、おいしゅうござりました。

そして、銀シャリの美味しいこと、美味しいこと!

「新米は、もっともっと美味しいんだけどね」と、仲居のよーこさんが富山なまりで教えてくれました。ここら辺の人は、どんなにうまい米を食べているんだ?日常・・・。計り知れない「食・デバイド」を感じた私でした。

銀燐さんは、ホントに細やかな心配りをしてくだいました。私たちが「夕べ風の盆を見た!」と、大騒ぎしたら、わざわざCDデッキを持ってきて、ずっと「風の盆」の唄を流してくれました。それだけではござりません。仲居さんがお二人で、その場で踊ってくれたのです!! こんなに間近で見られるなんてぇぇ。

富山の人に流れる「風の盆の血」の濃さをみたというか、なんというか。
KIMIKOさんは、感激のあまり、涙を流しておりました。でも、誰でもじ〜んとしちゃうよね。

このあたりのことは、亞ねぇさんの楽天日記に、がっつりと詳しく書いてあります。私は食べるのに専念して、一枚も写真を撮らなかったので、こちらなら、ビジュアルつきで、お楽しみいただけますわ。

http://plaza.rakuten.co.jp/anotamatebako/diary/200409060000/


そして、KIMIKOさんの04.09.05の日記にも、風の盆のことが書いてあります。
最後の「オチ」は必見よ!

http://www.office-beautiful.com/profile/diary/data1/040905-001744.html

 

いやー、楽しかった。美味しかった。

その後、KIMIKOさん&さのさんチームは、お仕事のために東京へお帰りになったのですが、残った4人は、新潟まで足を伸ばして、大湯温泉というところに行きました。なぜ、新潟なのか? それは、尚ちゃんのおばあちゃんちだからだったんですが、予想を遙かかなたに裏切って、想像以上の以上に、これがまたすんばらしい温泉でござりました。

いろいろと温泉に行ったことはありますが、いきなり上位ランクインでござります。ツワモノの亞ねぇさんも、たいそうお気に召してらっしゃいましたらから、これは本物でござりますわよ。いきなり「また来たい!」と思ってしまいました。

八尾で今まで知らなかった世界を垣間見、富山の人々の優しさに触れ、新潟に行っても自然に癒され、温泉に癒され、尚ちゃんのおばあちゃんたちの心に癒され、浩子は大変幸せな2日間を過ごすことができました。もう「いい人モード全開バリバリ」でござります。


人でも自然でも、何かに優しくされると、自分も優しくなれる気がするものですね。ね。


以上。浩子のおきらくるーず、魂のレポートでした。お楽しみいただけましたでしょうか?

(覚えてて、よかったよ)


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それでは、みなさま。今週もステキな日々をお過ごしくださいませ。
裏の世界からも、「らぶ」をお届けいたしますわ。らぶ(はーと)

 


 
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