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お気楽127号 裏オキラクページ

今週もようこそおいでくださいました\(~o~)/


みなさまこんにちは。弟のひでです。

今週は、インターネットに関してちょっと考えてみました。


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■ひでの今週考えたこと。


1991年に、「商用インターネット協会」が設立されたことにより、企業や個人の参加が容易になったことで爆発的に普及したインターネット。インターネットのおかげで、私たちは簡単に情報が入手でき、誰でも簡単に情報を発信することが可能となりました。

最近よく聞かれる「ユビキタス」という言葉も、インターネットの普及が前提になっています。情報の双方向性が社会を変革することになるだろうというのが、ユビキタスの基本的な考え方です。

そして、最近ではBlogやアフェリエイトが有名になってきたので、インターネットを取り巻く状況は、ますますいい方向に向かうだろうと思う人も、たくさんいるのではないでしょうか。

もちろん私もインターネットは便利だと思いますが、いろんな問題点もあるよなぁということを、最近強く思っています。

では、どういうところが問題なのかを見ていきましょう。


◆インターネットに気をつけろ


「ネットで話題になっている○○」というと、なんだかものすごいもののような気がします。しかし、企業に対して効くのは、ネットでの意見よりもアンケートはがきの方なのです。

雑誌「電撃大王」の編集者の石黒直樹氏は、「ネットでの評判が、企業を動かすのか?」ということに対して、次にのようなことを述べています。

『ホームページやBLOGで自分の意見を発信することで、何かを変えられる……そんな幻想はこと商売絡みの事柄に関しては無意味に等しい。実際に商品を買ったり、アンケートハガキを出すといった、アナログな直接アピールこそが未だに一番効果的なんですよ。

詳しくは、↓を。

★歯車党日記 9月29日
http://haguruma.2log.net/archives/blog99.html

★歯車党日記 10月1日
http://haguruma.2log.net/archives/blog101.html

★歯車党日記 10月16日
http://haguruma.2log.net/archives/blog103.html


石黒氏が問題にしているのは、「ネットの信頼性」ということ。ネットというのはどうしても極端な物言いが重要視されるメディアです。それが、果たして正しい意見を表すのかという不安は、ネット普及当初から言われていることです。最近でも、ライブドアの新球団名のアンケートが見事に悪ふざけで埋められたと事件を考えてみても、ネットの信頼性に疑問を抱くのは仕方のないことだと思います。

また、人間はどうしても誉め言葉よりも悪口の方が印象に残りやすいです。言う方も、悪口の方が楽ですしね。

ネットでの評判が世間の評判だ。または、ネットでの評価が世間の真の評価であるという幻想は、捨て去るべきものだと私は思います。その点で、石黒氏の主張は正しいと思います。


また、小谷野敦氏は、最新の著書「素晴らしき愚民社会」で、2ちゃんねるに代表される匿名掲示板に群がる人々を、ばっさりと切り捨てています。

2ちゃんねるで匿名で他人を面白おかしく批判するのは、江戸の町人文化の戯作、洒落本、滑稽本と基本精神がよく似ています。これらに共通するのは、「うがち」や「ちゃかし」であって、体制に対する「風刺」とされているが、それは「風刺」や「批判」には値しないのです。

江戸の町人文化において、経済的な中心層は「商人」と呼ばれる人たちですが、彼らは経済的には武士を凌駕する力を持ちながらも、自らを公共的な存在とみなす力を欠いていたために、ついに社会を変革する力を持ちませんでした。

2ちゃんねるで匿名だからこそ他人を批判できると主張するのは、戦う意欲のない近世の町人が、「狂歌」や「川柳」で世間を風刺したつもりになっているのと同じ。だから、2ちゃんねるで「退治」できるのは、日木流奈や田口ランディなどの、誰が見ても「トンデモ」な人たち程度なのです。

2ちゃんねるはとても盛り上がっているように見えますが、それは匿名だからこそ。意見を出して、批判されればすぐに回線を切って逃げることができます。これでは世間を動かす意見として、とても認められるものにはなりませんよね。

確かに、活字メディアを初めとするマスメディアには、様々なタブーがあって、機能不全に陥っているとしか思えない状況になっています。たとえば、商品を購入しようと思ったら、活字メディアの情報よりも、アマゾンのレビューの方がよっぽど私たちの胸にぐっときますよね。

しかし、繰り返しますが、インターネットは元々極端なもの言いが一人歩きしやすいメディア。そのことは、常に頭の中に入れておかなければならないことだと思います。

インターネットのおかげで、私たちは情報を発信することが確かに簡単になりました。その代わりに、批判されたら回線を切るなりサイトを閉鎖するなりして、逃げることも簡単になったのですね。インターネットにはまっている子供に対しては、コミュニケーション能力が育たないのではないか、というのがよく心配されることですが、それはインターネットのこういう性質を考えてみれば、なるほど納得です。反対意見を恐れていては、まともに議論できる能力なんて育つわけはないですからね。

他にも、Blogやアフェリエイトやメルマガについても考えたことはあったのですが、それは次回に。


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■今週の間違い大杉

ひでがお送りする、前回お気楽126号の素の間違いを、はっきりと皆様にお見せするのがこのコーナーでございます。

では、どうぞお楽しみくださいませ。


◆ご本人と握手できるっていうので、このCDを買ってみったってわけ。

素の間違いは「買ってみった」。正しくは「買ってみた」

握手できるというので、つい力が入っちゃったのでしょう。


◆正しく説明できているかどうかは自信身がござりませんが、

素の間違いは「自信身がござりませんが」。正しくは「自信がござりませんが」。

相当自分に自信がないような間違い方だなあ。


◆私のパソコンに保存されるクッキーのデータはテキストファイルです。

素の間違いは「私の」。正しくは「私たちの」。

あんたのパソコンのクッキーのデータはテキストファイルだけれども、じゃあ、僕のパソコンは・・・。と思った方もいるのでは?


◆怖がらずに「はい」をクリックしましょう。あっさり開かれます。

素の間違いは「開かれます」。正しくは「開きます」。

受身になっているのがヘンですね。


◆すべてが消まで、ずいぶんと時間がかかってびっくりしました。

素の間違いは「消まで」。正しくは「消えるまで」。

そりゃあびっくりしますとも。必要な文字まで消えているんですから。


◆ミュージシャンやレコード会社はこれで食べて言ってるわけだし、

素の間違いは「食べて言っている」。正しくは「食べていっている」。

これはよくやる間違いですね。特にキーボードだと。


今週は以上でございます。

では、今週も。

どうも申し訳ございませんでした。

さて、みなさま。お気楽127号はお楽しみいただけましたか?

今週も、きっと素の間違いはなくならないと思いますが、それも楽しみの一つと生暖かい目で見ていただきながら、NGワード見つけていただきたいと思います。
みなさまのご応募、心よりお待ち申し上げております。


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最後までお付き合いくださってありがとうございました。
今週もあなたにとって、素敵な1週間でありますように。

 


 
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