みなさま、こんにちは。弟のひでです。
今回は、2月10日に行われた「浩子の部屋 第三話」のレポートをお送りいたします。
それにしても、参加費15000円という、一流洋楽アーティストの来日公演よりも高い価格設定にもかかわらず、たくさんの方におこしいただきました。本当にありがたいことだと思っています。
セミナーの方は、参加費よりも価値のある、非常に有意義なものでございました。
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■ひでのお気楽レポート
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成功者が集まる浩子の部屋 第三話
【プライドを維持し、感謝を広げる】
「 石原明、成功を育てる本物の心構え 」
2005年2月10日(木) 午後7:00〜午後 9:00
渋谷 セルリアンタワー 東急ホテル 39階
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◆石原明氏と浩子の関わり
浩子の著書「『メルマガ』成功のルール」にもご登場いただいた石原明氏。著書「営業マンは断ることを覚えなさい」で、これまでの営業の価値観を覆した、敏腕経営コンサルタントでございます。同タイトルのメルマガは、現在43000人以上の読者数を持つ怪物メルマガ。すごいですねえ。
石原明氏は、高橋浩子、そしてティー・キューブ的にも大恩人でございます。彼の「これからはメルマガだよ。メルマガは絶対にやった方がいい!」というアドバイスがなければ、私達は「日本一“お気楽”なパソコンマガジン」を発行することは絶対にありませんでした。お気楽を発行しなければ、高橋浩子はメルマガ三部作を著すこともなかったですし、メルマガ三部作を読んで、メルマガを発行しようと考える人もいなかったわけです。そう考えていくと、石原明氏は、現在のメルマガ活性化の影の仕掛け人と言ってもいいでしょう。
ちなみに、ティー・キューブのサイトのコンセプトを提案してくれたのも石原明氏です。顔の出ることの少なかったテクニカルライターという職業で、名前を売って成功するために「お気楽」というコンセプトを与えてくれたのです。しかし、石原氏は出来上がったティー・キューブのサイトを見て、「まさかここまでやるとは思わなかった・・・」と愕然としたそうですが。
そんな石原氏も、お気楽メルマガが配信されると、落ち込んでしまうそうです。なぜなら、文章が上手いから。ちょっと勝てないよなぁという気持ちになってしまうのだとか。石原氏は、今後の浩子は、メルマガのプロデュースなどのテクニカルライター稼業に留まらず、エッセイ街道に進出するのではないかと予想しています。そして、そのエッセイがバカ売れして、テレビに出るようになるのではないかとまでおっしゃってくださいました。弟の私としても、是非そうなっていただきたいものです。目指せ、中村うさぎ?
◆石原朗とは?そして、経営コンサルタントとは?
セミナーは、石原明氏はどんな人かを解剖することから始まりました。石原明氏は、自分をこうとらえています。
・こわがり
・人見知り
・でも、負けず嫌い
・同じことをやるとあきる
凄腕の営業マンの経歴を持ち、凄腕の経営コンサルタントである石原氏が「こわがり」で「人見知り」なのはちょっと意外な気がします。
彼のビジネスの原動力は、「負けず嫌い」なところ。興味を持ったことに関しては、徹底的にこだわって、どこまで自分がいけるのかという限界をつい試してみたくなってしまうのだそうです。
また、物事を極めたり、同じことをずっと続けているとあきてしまって、一切見向きもしなくなってしまうのだとか。最近は世の中のサイクルがどんどんと早くなっているので、石原氏の「興味を持つ→負けず嫌い→あきる」のサイクルもどんどん加速していってしまっているそうです。
そんな石原氏だからこそ、常に世の中にアンテナを張り巡らせて、時代に即した経営メソッドを構築することができるのだと思います。現在では中小企業に留まらず、大企業の経営もコンサルティングしている石原氏。ただ、「こわがり」で「人見知り」な彼が、大企業の経営に関わることに不安はないのかという疑問も出てくるわけですが、石原氏は、
・きちんとした経営法則があれば、企業の規模はまったく関係がない。
と言い切りました。さすがですね。でも石原氏も人の子ですから、行きたくない会社と言うのがやっぱりあるみたいです。それは、経営を相談する準備ができていない会社、そして、アドバイスしたあとの動きが遅い会社だそうです。
◆時間の使い方
経営コンサルタントとして、忙しい日々を送っている石原氏。さぞ時間をうまくやりくりしているのだろうと思われがちです。しかしなんと、彼は最近全く自分ではスケジュール管理をしていないのだとか。
それでは、誰が石原氏のスケジュールを管理しているのか。それは、石原氏の秘書の方です。
石原氏は秘書をもつメリットとして、次のようなことをおっしゃいました。
・仕事を抱えすぎると、自分で時間のやりくりをするだけで莫大なエネルギーを使う。だから、ある点を越えたら、スケジュール管理は他人に任せるべき。
・せっかく自分で上手にスケジュール管理ができても、仕事が忙しいとどうしてもダブルブッキングなどのミスが出る。秘書に任せると、そういうミスが減る。
・秘書を抱えて仕事をすると、それっぽい会社に見えるので、仕事がスムーズに流れる。また、中小企業の社長は、秘書を持ちたくて持ちたくてしょうがない人が多いので、非常にうらやましがられて気分がいい。
会社員時代に、秘書がつくポストで仕事をしていただけあって、秘書を持つメリットがある程度わかっていた石原氏。ですから、経営コンサルタントとして独立する時も、最初から秘書はつけよう!と固く決心していたのだとか。実に戦略的ですなあ。
ただし、最初の秘書は自分より年上の女性がいいとアドバイス。なぜなら、若いピチピチギャルを秘書にすると、一日の最初の仕事が秘書のご機嫌伺いから始まってしまって、非常に疲れるからだそうです。会社員時代の石原氏は、まさにそういう状態だったのだとか。
話は、石原氏が今度設立する予定の新会社の話題に移ります。その会社は「仕事の基礎力を上げる」ことをテーマとしています。では、「仕事の基礎力」とは何でしょうか?例えば、キーボードのブラインドタッチ。石原氏によれば、仕事ができる会社は、社員全員がブラインドタッチができるのですが、仕事ができない会社は、社員30人に対して2人くらいの割合でしか、ブラインドタッチができないそうです。ブラインドタッチができるとできないとでは、パソコンへのストレスが5倍違うそうです。ですから、ブラインドタッチができると、1日に5倍仕事に向かえることになります。これを1年間合計すれば、仕事をこなせる量がものすごく増えるのです。
もう一つ注目しているのが、速読。三日間ほど先生について、集中特訓で習ったのだそうです。そこで思ったことは、
・ものを教える人は、もったいぶって教えるようになる
ということ。自分が苦労して身に付けたことを「すごいことだ」と言いすぎる講師がものすごく多いということを実感したそうです。自分が苦労して身に付けたので、「すごい」と主張したくなる気持ちはわかるのですが、そうすると、教える方も教わる方も身構えてしまいます。心と体がニュートラルでないとものごとは身につきませんから、せっかく習っても、身につかないで終わるという悪循環に陥ってしまうのだということに気づいたそうです。
では、なぜ石原氏はそういうビジネスを思いついたのでしょうか。それは、顧問先の仕事の基礎力を上げれば、自分の時間が増えるからなのだそうです。そういう境地に至ったのは、石原氏の行動原理が深く関係しています。石原氏は「何でも自分でやる」のが行動原理です。他人に頼むと人間関係が面倒くさくなるし、他人に仕事を任せようものなら、まだできないとイライラしたり、またその仕事が上がってこないと、自分の仕事が進まない状態にも陥ったりしがちです。結局、自分の速度が作れないので、なんでも自分でやってしまうのだとか。
本当にその通りですな。
◆今日の経営とは?
セミナーの終盤は、石原明氏が考える今日の企業経営とは?という話になりました。結論から先に書けば、
と言い切っておりました。
お客が求めているものをアンケートをとる時代はすでに終わりました。例えば、「新商品の色は何がいいか?」というアンケートをお客にとってみると、「黒がいい」というのは最近でも変わらない傾向ですが、実際に売り出してみると、黒が一番売れなかったなんてことは、本当に良くあること。ですから、現在の経営で重要になっているのは、お客が何を買って、どういう使い方をしたかという「行動と事実」です。
日本の商売のやり方も時代とともに変化しています。戦後すぐは「食うための商売」でしたが、現在求められているのは「日本に役に立つ商売」です。そして、パソコンの普及で、個人が簡単にデータ分析ができるようになってきてから経営のやり方も変わってきたのです。
これまでは、「混沌とした時代の中で、何かに気づいた人が勝ち」というのが、ビジネスの成功法則でした。それが、高度成長期くらいには「お客に聞いて、気づいた人の勝ち」という風に変わって、現在は「データを分析して、生かせた人の勝ち」という風になったのです。ですから、これからは工学部出身の社長がものすごく増えるのではないかと、石原氏は予想しています。データの分析を、専門的に勉強してきた人たちですから。
当然、データを分析するためには情報の収集が不可欠。では、石原氏は、どうやって情報を収集しているのでしょうか。石原氏は、
という方法で、情報を収集しています。もちろん、世の中にアンテナを張り巡らせるのも重要ですが、自分の付け焼刃の知識よりも、その分野の専門の人に話を聞いたほうが、遥かにためになることが多かったのだとか。では、そういう人と友人となるにはどうすればいいか?という疑問も出てきますが、それは、ビジネスのやり方に大いに関係があります。「本業がある程度軌道に乗ったら、他の分野に手を出さないと、交友関係が広がらない」と石原氏は言います。なんでも行動することが大事なのです。
情報が収集できたら、次は分析です。分析はもちろん自分がデータを見て、行っていくわけですが、そこで問題となるのが「ものの見方」です。石原氏は、
ということを忘れてはならないと言います。例えば、コップ半分に水が入っている時に、「まだ半分ある」と考えるか「もう半分しかない」と考えるかで、受け取り方はかなり違うもの。どちらで解釈するかは、自分の精神状態や、世の中の動き次第でかなり変わってきてしまいますよね。そのときの自分の感性で、データの分析が上手くいかない場合も出てくるでしょう。事実でものを見られなくなってしまうのです。
では、感性ではなく、事実でものを見るにはどうすればいいのでしょうか?石原氏は、
と言います。その方法としては、「自分より正確にものを見られる人を集める」「行動を起こす前に、タイムラグを置く」「自分の業界だけでなく、他の業界の情報も見てみる」などの方法があるそうです。
なんだか、データ分析と言われると、自分ひとりでやらなきゃならないと思いがちですが、やはりビジネスの基本は人とのつながりなんですね。
などととりとめもなく印象に残った話をいくつか挙げてみました。もちろん、この場では全て再現するのは不可能です。その上、今回は過去2回に比べて、非常にライブ感覚あふれるセミナーだったので、話があっちこっちに転がりまくっておりました。当日のライブ感覚を感じてみたい、なおかつ、ビジネスで成功してみたいという方。DVDも後日発売されますので、そちらをお楽しみいただけたらと思います。
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渋谷の夜景です。こんなところでセミナーができるなんて。 |
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当日のお客様方。ありがとうございます。 |
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セミナー序盤戦。最初から語る! |
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セミナー中盤戦。語りにも熱が入る。 |
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セミナー終盤戦。ますますヒートアップ! |
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てなことで、最後までお付き合いくださってありがとうございました。
今週もあなたにとって、素敵な1週間でありますように。らぶ。
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