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お気楽149号 裏オキラクページ

今週もようこそおいでくださいました\(~o~)/


みなさま、こんにちは。弟のひでです。
今週は、こちらのご紹介でございます。


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■ひでのお気楽漫画?倶楽部 第8回

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●animation BECK original soundtrack “KEITH”
●animation BECK original soundtrack “BECK”
DefSTAR RECORDS 定価2800円(税込み)
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KEITH  BECK

今週も漫画の紹介じゃないんですけどね。

前回のお気楽メルマガで、浩子先生が暴露していましたが、私たちは原稿を書き溜めたりたりせずに、常にライブで書くのがお約束です。最近は、水曜深夜に書くことが多いのですが、原稿に思わぬ苦戦を強いられたりすると(私の場合は「パソコン用語」の一句が浮かばない場合がほとんどですが)、眠くてたまらなくなり、もっと早く書いておくんだったと後悔してしまうこともあります。

しかし、眠気に耐えて原稿を書き上げた瞬間というのは、「ふぅ、燃え尽きたぜ」というような、なんともものすごい爽快感が得られます。ひょっとしたら、私はこの爽快感を毎週得たいがために、深夜に原稿を書いているのかもしれません。


ボクって、ひょっとしたらマゾ?


原稿を書き上げた後は、脳みそのテンションがものすごく上がっていますから、すぐには眠ることができません。そこで、テレビをしばらくボーっと見たりしてしまいます。最近は、深夜にアニメがたくさん放映されていますが、お気楽執筆のあとの私のひそかな楽しみが、テレビ東京系で放映されている『BECK』でした。

『BECK』は、月刊少年マガジンに連載されている、ハロルド作石原作のコミックをアニメ化したものです。簡単にストーリーをご紹介。

主人公の田中幸雄(通称コユキ)は、本当にフツーの中学生。彼がふとしたことで出会った帰国子女の少年、南竜介は、年齢に似合わない大人びた雰囲気を身に付けていて、しかも、世界的なバンドである「ダイイング・ブリード」のギタリストと、昔バンドを組んでいたことがある。竜介との出会いがきっかけで、沖縄出身のアイドル「国吉ちえみ」の音楽が最高と信じていたコユキが、洋楽に目覚め、ギターを練習するようになっていく。「興味があることを3つ挙げよ」という質問に「ギター、ギター、ギター」と答えるくらいのめりこむコユキ。あるとき、ふとしたことから竜介の妹の真帆は、コユキがものすごいボーカルの才能を持っていることに気付く。そこからコユキのバンド人生が加速していくのだが。


◆『BECK』のサイトはこちらです。
http://beck.ne.jp/top.html


簡単に言えば、「ロックバンドのサクセスストーリー」です。ただ、この作品は雰囲気の作り方が尋常じゃないくらいうまい。「ロックバンド」という言葉を聞いて誰もが思い浮かべるであろう、「ダウナーな雰囲気の中に、夢を追いかける“熱い”思いが渦巻いている」という、何とも言えない雰囲気が、見事に描写されています。

昔ロックにはまった大人は「ああ、こんな感じだったよねえ」と、青春を思い出し、現在バンドを組んでいる若者は「ああ、俺もがんばるぞ」という気持ちになってしまうこの作品。音楽好きの方は是非見ておいたほうがいいですよ。あと2回で放送は終わりますけれども。


さて、『BECK』でもう一つの主役といえるのが、音楽。アニメスタッフがとった戦略は、「現在元気なインディーズのバンドの、オリジナルの曲を使っていく」という方法でした。音楽の監修は、BEAT CRUSADERSのヒダカトオル。歌も声優が担当するのではなく、コユキの歌声に、HUSKING BEEの平林一哉。千葉の歌声に、YKZのTatsuzo。真帆の歌声にSowelu(!)。というように、かなり気合の入ったキャスティング。また、主役のバンドBECKの演奏は、TYPHOON24が担当しています。

今までのアニメ作品でも、ロックバンドを題材にした作品はたくさんありましたが、大抵ライブのシーンで興ざめしたものです。理由は、スタジオミュージシャンが演奏しているからです。「荒削りだが、何か光るものがあるバンド」という設定なのに、出てくる音が上手すぎ!という作品はいっぱいありました。当然、バンドとしての音のうねりも足りません。その点、この作品では、演奏を本物のインディーズバンドが担当していることで、このような音楽面での矛盾は感じられなかったのは、素晴らしいことだと思います。

また、面白いのは、BECKの曲が、日本語詞のものはラップで、英語詞のものはメロディックに表現されているということ。昔のロックは、いかに日本語をメロディに乗せるかで苦心していましたが、それは現在のロックでも変わらないということでしょうか。というか、今のロックは、日本語はメロディに乗らないというようになったんでしょうかね。


そして、『BECK』のサウンドトラックがいよいよ発売されました。なんと、“KEITH”と“BECK”の2つのバージョンで。結構売れているみたいですよ。


“KEITH”と“BECK”には、同じ曲も収録されています。違いは、“KEITH”はアーティストのオリジナルバージョンで、“BECK”はアニメで使用された音源そのままというもの。CDショップでは、インディーズの人気バンドのコンピレーション盤としての面が強い“KEITH”しか置いてないことも多いです。また、“BECK”はジャケットの裏に『本作品はアニメーション「ベック」の中で実際に使用された音源を使用した作品です。演奏に演出が加わっていますのでご了承ください。」との注意書きがあったり、アーティストのクレジットが『田中幸雄(コユキ)&南真帆』となっていたり、はたまた、アニメのサントラの棚にしか置いてないので、手にとるのに勇気が必要だったりするようです。しかし、私がぐっときたのは、断然“BECK”でした。

私は確かにインディーズのバンドにそんなに詳しくないというのもありますが、作中で下手なバンドの曲に設定されたものは、ちゃんと下手に演奏してあったり、文化祭での演奏曲「妖怪人間ベム」もきちんと作ってあったりと、日本のインディーズバンドの底力が感じられるのは、“BECK”です。アニメの『BECK』を一回でも見たことのある人ならば、きっと“BECK”の方が気に入ると思います。

できれば両方聴いて、微妙な違いを楽しむのがいいと思いますが、現在のインディーズシーンをチェックしたい方は“KEITH”を、『BECK』という作品にひたりたい方は“BECK”がお勧めですね。ああ、“BECK”の「SPICE OF LIFE」のベースラインが、今でも頭の中でぐるぐると回っておりますよ。

でも、一番良かったのが、国吉ちえみの「元気を出して」だったと言ったら、『BECK』のファンの方に殴られるでしょうか?


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■今週の間違い大杉

弟のひでがお送りする、前回お気楽148号の素の間違いを、はっきりと皆様にお見せするのがこのコーナーでございます。

では、今週もどうぞお楽しみくださいませ。





と、いつもの言葉で始まりましたが、





今週は、なんと「素の間違い」がありません!!





もう一回いいですか。
 


「素の間違い」がありません。

イエーイ!!!!!


ですから、今週は、謝りません。


これで終わってもいいのですが、次回は150号の記念号なので、ここで次回予告などを。

次回は、150号。そこで、この裏オキラクページでは「第2回NGワード大賞」を開催いたします。

これは、「NGワードの正解が多い読者の方を、勝手に表彰してしまおう」というものでございます。期間は、お気楽100号から149号まで。


次回の裏オキラクの主役は、あなた!!かもしれません。


ということで、みなさま、お気楽149号もお楽しみいただけたでしょうか。

今週は、素の間違いがいたるところに転がっているとは思いますが、そんなものなんかに負けないで、NGワードをバリバリと探してくださいませ。

ということで今週も、あなたのNGワードへのご応募、心からお待ち申し上げておりますね。


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最後まで読んでいただいてありがとうござります。
今週もステキな1週間をお過ごしくださいませ。

 


 
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