さあ、前回のメルマガで予告していた通り、今回はこのイベントのレポートですよ。
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■ひで、魂のレビュー
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CROSSOVER JAPAN'05
6/4(土)国立代々木競技場第一体育館
開演 13:30
料金 \8,400
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みなさま、こんにちは。弟のひでですよ。
日本の誇る、フュージョン・アーティストの祭典として、すっかり定着した感のある「CROSSOVER JAPAN」。浩子、よーこ、ひでの高橋家チームは、今年もまた行ってまいりました。
結論から言えば、CROSSOVER JAPAN'05は大満足でございました。8時間以上の長丁場のライブイベントなのですが、退屈する瞬間が全くありませんでした。
その理由として、まず第一には、出演アーティスト達の魂がこもった渾身のパフォーマンスが展開されるからです。このCROSSOVER JAPANは、ミュージシャン達も普段の活動ではできないような編成で演奏できる、またとないチャンスとなっていますし、ミュージシャンの同窓会となっている面もありますから、ミュージシャンのパフォーマンスが、毎年毎年やたら気合の入ったものになっているのです。また、やはりでかい会場でできるというのも、ミュージシャンたちのやる気を高める原因となっているのでしょうね。
そして、第二の理由としては、今年のCROSSOVER JAPANは、観客を飽きさせない工夫が、いたるところに仕掛けられていたからでございます。
◆CROSSOVER JAPAN'05の観客を飽きさせない仕掛けとは?
今回もマスコミを利用した派手なプロモーションはなかったと思いますが、その代わり、ネットでのプロモーションが結構充実しておりました。
まず、公式サイトは、昨年までとは比べ物にならないくらいの充実っぷりです。昨年までは、出演者がFlashを使って流れているだけでしたから。今年の公式サイトには、出演者のプロフィールや、過去のイベントレポート、当日の売店のメニューまであります。すごい進歩ですね。
そう言えば、売店では全く食べ物を買わなかったですね。今年はよーちゃんが気合を入れて、特製から揚げ弁当を作ってくれましたから、お腹がいっぱいでした。おかげで、出かける前の高橋家は、小パニックでしたけど。ちなみに、浩子ちゃんは、から揚げに振る「塩」を忘れたので、わざわざ取りに帰るくらい、食べ物にはうるさいのです。
そして、今回はサイトがもうひとつできました。公式コミュニティーサイトです。
このサイトでは、出演者が影響を受けたアルバムを選ぶ「僕が選ぶCROSSOVERな一枚」やBBS、blogなどがあって、読みもののコンテンツが非常に充実しております。
このイベントは、もともと30代以上が、現代ではマニアの聞く音楽として社会に認知されている、フュージョンで盛り上がるという「濃い」イベントですから、下手に多くのメディアで一般の人に広めるプロモーションを展開するよりも、インターネットという、まだまだ一般的には「濃い」メディアを充実させるという戦略をとるのは、とても理にかなっていると思います。
中でも、blogの威力は、当日思い知ることができました。まず、blogで出演順が事前に発表されました。また、各アーティストのステージが終わると、すぐにセットリストをblogにアップするという親切さ。もちろん、携帯対応なので、会場にいながらでもチェックできるというわけです。おまけに、セットリストには、アマゾン・アフェリエイトのリンクまではってありました。会場で、すぐに今演奏した曲のCDを迷わずに買えるのです。素晴らしい仕掛けですよね。
特に、出演順が分かるというのは、この種の長いイベントでは大変ありがたいポイント。昨年までのように、トイレにいっていたらいきなりすごいセッションが始まっていて、悔しい思いをするなんてことはなくなりますから。
当日blogで細かい情報を流してくれたおかげで、長丁場のイベントで感じる苦痛が、相当緩和されたと思います。いやあ、blogって素晴らしいですね。携帯電話って素晴らしいですね。
なんで今年はこんなに親切なんだろうと思っていたら、今年は主催者にavexが関係していたんですね。やはり、大手が絡むとサービスが違うということでしょうか?ちなみに、この公園のライブDVDとライブCDが、秋にavexから発売予定です。
◆やっぱり一流はすごい!
では、お待たせいたしました。各アーティストのパフォーマンスの模様を、お伝えいたしましょう。
私は、昨年のCROSSOVER JAPANのレポートで、『とりあえず、プロモーションとPAはどうにかしていただきたいですけれど。』と書いて筆をおきました。プロモーションの面が相当改善されたのは、述べてきたとおりです。
では、サウンドの面はどうだったかと言えば、これも相当改善されていたのですよ。さすがに、音量が上がると多少聞き苦しかったのは事実ですが、それは、PAの問題というよりも、会場の反響の問題でしょうね。なんてったって、所詮は体育館ですから。
このように去年の不満点がことごとく解消されていたCROSSOVER JAPAN。出演者たちのパフォーマンスも、非常に満足のいくものでした。
▼NANIWA EXP with special guest 村上てつや(ゴスペラーズ)
清水興(B)、青柳誠(Key&Sax)、中村建治(Key)、岩見和彦(G)、東原力哉(dr)、
村上てつや(Vo)
1.Believin' 2.Oriental Makin' Love 3.One Damn Groove 4.Summer breeze (with 村上てつや) 5.After the love has gone (with 村上てつや)
CROSSOVER JAPAN'03にも出演していた、関西のコワモテなオジサマたちのバンド、ナニワエキスプレス。今回は、同じく関西が誇るゴスペラーズのリーダー、村上てつやをゲストに迎えてのステージです。
オープニングは、代表曲「Believin'」。さすがのファンキーサウンドを醸し出してくれます。
それにしても、このバンドは、メンバーがお互いに信頼し合っている感じが音にも出ていて、見ていて非常に楽しい気分になれます。
村上てつやは4曲目から登場。アイズレー・ブラザーズと、アース・ウインド&ファイヤーの名バラードを熱唱してくれました。さすがゴスペラーズ。歌が上手い!ファルセットの伸びが、絶品でした。「昼間からファルセットなんて、出すもんじゃない」とか、「コワイおじさん達に囲まれて緊張している」なんてMCしてましたけど。
▼AB'S
芳野藤丸(G&Vo)、松下誠(G&Vo)、渡辺直樹(B&Vo)、岡本敦男(Dr)、
安藤芳彦(Key)、山田秀俊(Key)
1.Deja Vu 2.Correspondence 3.I My Me 4.Dead or Alive 5.Light the Night
松田優作主演のTVドラマ、探偵物語の主題歌「BAD CITY」が有名な、SHOGUNを率いていた芳野藤丸(石田えりの元旦那でもある)と、日本初のブラスロックバンド、スペクトラムのリズムセクション、渡辺直樹と岡本敦男が中心となって結成されたバンド。それが、AB'Sです。
このバンドの音を聴いたのは、この時が初めてだったのですが、フュージョンバンドと言うよりも、AORバンドだったのですね。すべて歌ものだったのは、正直驚きでした。
このバンドで印象に残ったのは、芳野藤丸のギターの音。よく伸びていて、すごくいい音でした。
それにしても、渡辺直樹の別人っぷりには、すごく驚きました。というか、サイトやパンフレットの写真と変わらないのは、岡本敦男だけじゃん。
▼小林香織(サブステージ) 小林香織(Sax)、村上“ポンタ”秀一(Dr)、笹路正徳(Key)、野村義男(G)、日野賢二(B)
1.Smokey 2.Solar 3.Sunset Ocean
さて、メインステージが2バンド続いたところで、いよいよサブステージでのパフォーマンス。私たちの席B5ブロックは、なんとサブステージのまん前でした。つまり、サブステージのパフォーマンスのときは、アリーナ席状態です。
小林香織は、まだ24歳。サイトに載っているCDジャケットの写真が大人っぽいので、しっとりした人をイメージしていたのですが、実物はとてもかわいらしい人でした。しかも、へそ出しルック!こっちのイメージで売った方がいいじゃん。
新人にもかかわらず、信じられないくらい豪華なメンツを従えて、Charのスモーキーのカバーから始まったパフォーマンス。彼女のサックスも実に力強い音です。
しかし、小林香織が観客の心をわし掴みにしたのは、スモーキーの後のMCのときでした。
「こんにちはー。」
ア、アニメ声だー!!何というかわいらしさ!!
正直、萌え萌えでした。この瞬間に、ティー・キューブ的な小林香織の愛称は「香織たん」に決定しました。香織たん、ハァハァ。
このかわいらしさだったら、ポンタさんもよっちゃんも笹路さんも日野さんも、思わず協力しちゃうのはわかりますよ。きっと、彼女が所属するビクターの強力なプッシュがあるに違いありません。
「香織たん、萌えー!」となった人は会場にもかなりいたらしく、会場販売のCDは、品切れとなりました。私もほしかったよ。
香織たんを間近で見られたのももちろんですが、ポンタさんのプレイを間近で見られたのも高ポイントでした。やっぱりすごいわ、この人。
ちなみに浩子ちゃんは、よっちゃんのかっこよさに悶えてましたよ。「太ってもやっぱりかっこいい」だって。
▼ネイティブサン
本田竹広(Key)、峰厚介(Sax)、福村博(Tb)、宮崎'イカキン'健(G)、バカボン鈴木(B)、
村上寛(Dr)
1.SAVANNA HOT LINE 2.COOL EYES 3.ANIMAL MARKET 4.SUPER SAFARI
日本のモダンジャズ界の重鎮達が、80年代初頭に組んでいた、フュージョングループがネイティブサン。サンバビートに乗った爽やかなサウンドと、本格的なアドリブが売りのバンドです。
ソプラノサックスとトロンボーンが奏でるメロディー。普段あんまり見ない組み合わせなので、とても新鮮に感じました。
でも、このバンドの真骨頂は、やっぱりアドリブです。アドリブに入ったとたん、被っていた羊の皮を脱いだ狼!みたいな感じで、全く違った世界が展開されるのです。これはすごかった。
特に印象に残ったのは、バカボン鈴木のアドリブ。ベースをディストーションがかかったギターのように扱うパフォーマンスは、会場を大いに盛り上げてくれました。
そう言えば、リーダーの本田さんは、大病から奇跡の生還を遂げましたね。元気そうで何よりでした。
▼Non Chords 後藤次利(B)、斎藤ノブ(Per)、藤井尚之(Sax)
1.Tracing 2.禁じられた遊び 3.tide
ベース、パーカッション、サックスという世界でもあまり例を見ない編成のこのバンド。ギター、キーボードなどのコード楽器がない編成なので、ノン・コーズです。でも、後藤次利ならば、ベースでコードを弾くくらいわけないと思うのですが。
このバンドが生まれたきっかけは、昨年のCROSSOVER JAPANのサブステージのセッション。そのときに手ごたえを感じたのか、後藤次利が中心となって、正式にバンドとして活動を始めたそうです。後藤さんいわく「パーマネントなバンドを組んだのは、サディステックス以来」なんだとか。
音の方は、新感覚のファンキーミュージックという感じ。特に、3曲目tideのノリは圧巻でした。ハーモニーがないにもかかわらず、すごい音の密度です。というか、斎藤ノブと後藤次利のリズムの上に、藤井尚之のワイルドなサックスがからむと、ハーモニーが聞こえてくるような気がします。とても不思議な感覚でした。
特筆すべきは、後藤次利のスーパーベーシストっぷり。グルーヴにメロディーに、八面六臂の大活躍でした。きっとベースが思いっきり弾けて、楽しいんだろうなあ。
それにしても、斎藤ノブと後藤次利はかっこよかった。ノブさんは体を鍛えたのか、ものすごくシェイプアップしていましたし、後藤次利はなんともいえない凄みが出ていて、ものすごくシブいオジサマでした。藤井尚之もそれなりにかっこよかったですが、シブいオジサマたちの前では霞みがちだったかなあ。
このバンドのかっこよさにしびれた私。会場でCDを買いました。8月のライブも、高橋姉弟で参戦する予定です。
▼KILLING TIME(サブステージ)
板倉文(G)、清水一登(Key)、Ma*To(Key)、斉藤ネコ(Vln)、メッケン(B)、
WHACHO(Per)、青山純(Dr)
1.BOB
このバンドに関しては、何も知らなかった私。斎藤ネコや青山純の名前は、いろんなところで見かけるものの、どんな音を出すバンドなのか、全く想像できませんでした。
飛び出してきた音は、プログレというかアバンギャルドというか現代音楽というかって感じ。複雑な変拍子、目くるめく転調。そんな、アマチュアだったら譜面を見ただけで逃げ出しそうな難解な曲を、一糸乱れぬアンサンブルで披露してくれました。いやあ、ものすごかった。
残念なことに、リーダーの板倉さんが病気のため欠席だったみたいです。ロビーに張り紙がしてありました。
▼シャカタク
ビル・シャープ(Key)、ロジャー・オデル(Dr)、ジリアン・アンダーソン(Vo&Per&Fl)、
アラン・ワーマルド(G)、ジョージ・アンダーソン(B)、ジャッキー・ヒックス(Cho&Sax&Fl)
1.Invitations 2.Easier Said Than Done 3.Beautiful Day 4.Night Birds
5.Down On The Street
CROSSOVER JAPANも、国際的なイベントになったのでしょうか。外国のフュージョンバンドの代名詞ともなっているシャカタクの登場です。ジャパンなのにイギリスのグループが出てくるとは、どういうことだ。というツッコミもあるみたいですが。
会場には、このバンドを目当てに来ている方たちも多かったようで、登場のときにひときわ大きな歓声が上がりました。
やっぱり盛り上がったのは、ナイト・バーズですね。この曲はやはり名曲です。
そして、このバンドのサウンドはとても素晴らしかったです。ヴォリュームも大きすぎず小さすぎず、メンバーがどんなことをやっているかということもよくわかり、なおかつまとまって音が聞こえてくるという、絶妙なサウンドでした。やっぱり、25年もやっていると違うもんなんですね。
▼竹田和夫 クリエイション2005
竹田和夫(Vo&G)、樋口晶之(Dr)、ブルー・バロン(G)、ミック三国(Key)、栃原優二(B)
1.Billie's Brounge 2.A Night In Tunisia 3.Gee Baby 4.Leo
5.Lester Leaps In 6.Lonely Heart 7.Spinning Toe Hold
クリエイションは、直球のロックバンドといったイメージがあったのですが、オープニングはブルースだわ、チュニジアの夜やレスター・リープス・インなどのスタンダードは飛び出すわ、とっても渋いステージでした。
どうも最近は、ロックを極めた人は原点回帰したくなる傾向が強いようですね。ブルースに回帰しているエリック・クラプトンしかり、スタンダードのカバーアルバムを2枚出したロッド・スチュアートしかり。竹田和夫も、その風潮に乗りたくなったのでしょうか。
ステージの雰囲気がガラッと変わるのは、名バラード、ロンリー・ハートが飛び出したとき。胸が打たれる熱唱でした。この曲、ドラマの主題歌だったことはわかるのですが、何のドラマだったのかはさっぱり思い出せません。誰か教えて。
そして最後は、クリエイションといったらやっぱりこの曲、スピニング・トゥ・ホールド。ドリー・ファンク・Jrとテリー・ファンクの兄弟タッグチーム、ザ・ファンクスの入場テーマ曲ですね。いやあ、とても懐かしかった。
でも、竹田和夫ははけるときに、「世界が平和でありますように。ピース!」と挨拶をしました。うーん、実に70年代。やっぱりこの人、真のロックンローラーだわ。
▼T-SQUARE with special guest マリーン
安藤まさひろ(G)、伊東たけし(Sax&EWI)、河野啓三(Key)、坂東慧(Dr)、田中晋吾(B)、
マリーン(Vo)
1.KNIGHT'S SONG 2.Let Your Love Flow 3.宝島 4.Drums & Bass Solo
5.Future Maze 6.It's Magic(with マリーン) 7.Truth
CROSSOVER JAPAN'03には、ザ・スクエアとして登場した彼ら。今回はバンドの現在形を伝えるべく、T-スクエアとして登場です。
昨年までは、安藤まさひろと伊藤たけしの2人のユニットとして活動していたT-スクエアは、今年になって若手3人を加えて、再び5人のバンドとして活動をしています。
正直、ユニット時代の作品があまり心に残るものではなかったので、このバンドへの期待値は相当低かったのですが、それはとんでもなく甘い考えでした。
オープニングは、PS2ゲームのグランツーリスモのテーマ曲、ナイツ・ソング。元の曲はギターだけがメロディーを取る曲なのですが、EWIもメロディーに入ると、もう大迫力。まるで、ハードロックのようなサウンドに、私はすっかりノックアウトされましたよ。
特に大活躍だったのは、ドラムの坂東慧。まだ21歳という若さながら、大迫力のドラムサウンドを醸し出してくれました。写真では、よくいる線の細そうな若者なので、そのギャップも手伝ってか、会場を釘付けにしていました。
そして、スペシャルゲストのマリーンが登場。スクエアとの競演曲で、彼女自身の代表曲でもある、マジックを披露してくれました。ものすごくパワフルでソウルフルなボーカルで、彼女もまた会場を釘付けにしていました。そのテンションのまま、最後はF1中継のテーマ曲としてすっかりおなじみのトゥルースで、CROSSOVER JAPANを疾走していきました。
これまでのステージでは、熟練職人のオジサマたちが華麗なテクニックを大迫力で披露してくれましたが、T-スクエアのステージでは、元気な若手に刺激を受けて、がんばっちゃうオジサマたちの姿が見られたのが新鮮でした。
そんなT-スクエアの姿にすっかりやられた私は、久々にスクエアの新作CDを買って帰りました。
▼DEPAPEPE(サブステージ) 徳岡慶也(G)、三浦拓也(G)
1.Sky!Sky!Sky! 2.MTMM 3.いい日だったね。 4.激情メランコリック 5.START
神戸出身の、新人アコースティック・ギターデュオ。それが、デパペペです。
元気一杯のステージを披露してくれたのですが、なんかお笑いの人みたいに「デパペぺでーす!!」を連発していたのに、非常に好感を持ちました。
曲も爽やかで、サウンドの方も結構聞かせます。何よりも、本人達が楽しそうに演奏しているのが、実に印象的でした。
次の日に越谷のTUTAYAに行ってみたら、なんとこの人たちの曲がかかっていました。あ、これ昨日聞いたよなんて、ちょっとうれしくなりました。デパペペのアルバムも、売り上げランキングのコーナーに並べられていたので、結構売れているみたいですね。
デパペペをTVでたくさん見かけるようになる日も、近いのかもしれません。
▼井上堯之 with friends 井上堯之(G&Vo)、ミッキー吉野(Key)、渡辺健(B)、樋口晶之(Dr)、長谷川雅大(G)、藤井尚之(Sax)、ムッシュかまやつ(Vo&G)
1.DAYS OF BLUES 2.DIAMOND DROP 3.I STAND ALONE(ひとり)
4.傷だらけの友情 5.ゴロワーズを吸ったことがあるかい(with ムッシュかまやつ)
6.バンバンバン(with ムッシュかまやつ) 7.傷だらけの天使(with 藤井尚之)
8.太陽にほえろ!メインテーマ(with 藤井尚之)
注目の若手の活躍を堪能した後は、いよいよ大御所の登場。本日の目玉の一つ、井上堯之 with friendsです。
井上堯之はもう70近いのかな?それにしては、あまりにも元気なギター、あまりにも元気なボーカルでした。それをサポートする、ミッキー吉野を初めとする、これまた元気なオジサマたち。そうそう、ミッキー吉野が吉野がものすごく痩せていたのはビックリ。ミッキー吉野といい斎藤ノブといい、ミュージュシャンの世界では、シェイプアップが流行っているのでしょうか?
前半で印象に残るのは、アイ・スタンド・アローンですな。これは、ドラマ「傷だらけの天使」で水谷豊が死んじゃうときにかかっていた曲ですね。ショーケンの顔と、水谷豊の顔が思わず浮かんできちゃいました。そういえば、ショーケンは今、大変なことになっていますなあ。
中盤で満を持して登場したのは、ムッシュかまやつ。なんと、タバコを吸いながらの登場です。この人も70近いのに、ものすごいロックンローラーっぷりです。
ムッシュといったらやっぱりこの曲、バンバンバンで会場は大盛り上がりでした。まさかこの曲を生で聴ける日が来るとは思いませんでしたよ。でも、どうせここまでやってくれるのだったら、ギャートルズのエンディングだった、やつらの足音のバラードも聴きたかったですが。
そして、後半戦は再び藤井尚之が登場です。もちろん、傷だらけの天使と太陽にほえろ!をプレイするために。これらの曲がもつワイルドには、藤井尚之のワイルドなサックスがよくマッチングしていて、会場は大盛り上がりでした。
藤井尚之は、今年40歳。この世代のサックス吹きは、絶対に、傷だらけの天使と太陽にほえろ!を耳コピしているはずですよね。世代的に直撃のはずですから。きっと、藤井尚之も感無量でプレイしたに違いありません。
▼高中正義 CROSSOVER JAM with special guest 野呂一生 高中正義(G)、野呂一生(G)、斎藤ノブ(Per)、伊藤広規(B)、重実徹(Key)、難波弘之(Key)、宮崎まさひろ(Dr)
1.READY TO FLY 2.GUITAR WONDER 3.Come back to me 4.Heaven 5.Senor
6.ロックオペラ・ドラゴンクエスト組曲 7.アサヤケのブルーラグーン
CROSSOVER JAPANで唯一皆勤賞のアーティスト、高中正義。今回は'03に引き続き、トリで登場です。ちなみに、ミュージシャンでCROSSOVER JAPANに皆勤なのは後2人、斎藤ノブと後藤次利だったりします。見事にサディステックス関係者ばかりですね。
今回は、カシオペアのリーダー、野呂一生を迎えてのステージ。スクエアのときのマリーンみたいに、1曲くらいなのかなと思っていたら、なんと、最初っからステージにいるではありませんか。いきなり2人のデュオで、レディ・トゥ・フライを弾き始めます。
最初は、高中正義がメロディー、野呂一生がコードを弾いていて、徐々に盛り上がっていきます。バンドが入ってビートを刻みだすと、もう会場は興奮のるつぼに。頭振り乱して踊り狂っているねーちゃんもいましたよ。まるでミッチーのコンサートのように。
高中正義が存在感のあるギターサウンドを出すと、野呂一生はテクニックで応酬みたいな感じで、お互いに一歩も譲らないギタープレイ。そして、2人がユニゾンでメロディーを弾いたときの大迫力って言ったら、あんた、もう!って感じです。聴いていて、腰が抜けました。
今年は、アルバム、ギター・ワンダーからの曲を中心に披露。そして、「夕日が似合う曲をお送りします」というMCの後に繰り出されたのは、なぜか「ドラゴンクエスト」のメロディ。これには度肝を抜かれましたな。
しかも、高中正義と野呂一生は、曲中でコントまで披露。高中さん、あんたオチャメすぎるよ。野呂さん、高中さんに付き合ってあげるなんて、あんたいい人だなあ。
会場を笑いに包んだ後は、カシオペアの代表曲アサヤケのカッティング。おっ、アサヤケか?と思っていたら、聞こえてきたメロディーは、なんと、高中正義の代表曲ブルーラグーンでした。これも意表をつかれましたよ。
高中正義は、昨年も同様サーフボード型ギターで、実に楽しそうにプレイをしています。曲は、アサヤケとブルーラグーンを行ったり来たり。アサヤケのメロディを高中正義が、ブルーラグーンのメロディを野呂一生が弾く瞬間もあって、もう、たまらーーん!という感じで盛り上がりました。最後は、サーフボード型ギターにいつの間にかくっついていた、ダッチワイフみたいなギャルの人形と、ビーチボールで野呂一生を攻撃しつつ、お祭り騒ぎで、CROSSOVER JAPAN'05、約9時間に渡るイベントは、終演を迎えました。
◆総評
今回のCROSSOVER JAPAN'05は実によかったと思います。今回のプログラムで特徴的だったのは、CROSSOVER JAPANでしか見られないパフォーマンスが増えていたということ。こういうスペシャルな企画が続くようなると、CROSSOVER JAPANもますます楽しいイベントになるでしょう。
CROSSOVER JAPANに行って毎年思うのは、「継続は力なり」という言葉です。アーティストが長く活動を続けていれば、このようなスペシャルなイベントに出る機会にも恵まれて、新しいファンを獲得する機会にも恵まれるというものです。
それは、ファン側の視点に立っても同じこと。CROSSOVER JAPANも長く続ければ、今まで聞いたことのない音楽を聴く機会にも恵まれ、心がどんどん豊かになっていくでしょう。ということで、CROSSOVER JAPANはできるだけ長ーく続けてくださいね、主催者の皆様。
◆追記
ジャズ・フュージョンのポータルサイトCyberFusionで、CROSSOVER JAPAN'05の写真がいち早く見られますよ。香織たんの写真や、高中正義のサーフボード型ギターを確認したい方は、ぜひチェックを。
チェックしてビックリしたのは、サブステージの方で出演者が1組増えていること。うわー、「Rin'」ってダレデスカー?私たち、ミテナイヨー!!
ひょっとしたら、開演前のオープニング・アクトだったのでしょうか?ごめんなさい、Rin’さん。私たちは開演ギリギリまで、代々木公園で弁当食っていたよ・・・。
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■今週の間違い大杉
ひでがお送りする、前回お気楽159号の素の間違いを自ら告白し、白日の元にさらけ出してしまうコーナー。それが、「今週の間違い大杉」
では、今週もお楽しみくださいませ。
◆さすがに7時間を越えたイベントなので、
素の間違いは「越えた」。正しくは「超えた」。
ついこういう間違いをやってしまいますね。「越谷」在住なもので。
◆目に見えるものも、見えないけれと感じるものも、
素の間違いは「見えないけれと」。正しくは「見えないけれど」。
「見えないけれ」と感じる?いつの間にか、山形弁?
◆「着飾る」「磨く」って、なんてあんなに楽しいのでしょう。
素の間違いは「なんてあんなに」。正しくは「なんであんなに」。
濁点が一箇所抜けるだけで、疑問文だか感嘆文だか理解に苦しむ悪文に。
◆「匂い」と「色」というのも、大事な要素なのではないなぁと、最近よく思うのです。
素の間違いは「大事な要素なのではないなぁと」。正しくは「大事な要素なのではないかなぁと」。
文字が一箇所抜けるだけで、意味が正反対のことを述べる文に。
◆Windowsxpでカテゴリ表示になっている場合は
素の間違いは「Windowsxp」。正しくは「WindowsXP」。
いや、細かいんですけどね。一応。
◆Googleではなんと137,000件もヒットしちゃいまいした
素の間違いは「ヒットしちゃいまいした」。正しくは「ヒットしちゃいました」。
なんでパニくってんの?
では今週も。
どうも申し訳ございませんでした。
さて、みなさま。お気楽160号を読んで、お気楽な気持ちになれましたか?
もしなれたのならば、私たちにとって、それが何よりの幸せでございます。
今週もきっと素の間違いはなくならないと思いますが、それもこのメルマガの味でいっ!!ということで、どうかご勘弁を。
どうか、一人でも多くのみなさまが、NGワード見つけていただけますよう祈りを込めて・・・。。
それでは、また来週!!
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てなことで、最後までお付き合いくださってありがとうございました。
今週もあなたにとって、素敵な1週間でありますように。
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