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お気楽175号 裏オキラクページ

今週もようこそおいでくださいました\(~o~)/


みなさま、こんにちは。弟のひでです。

今回は、なんとクラシックのコンサートレポートですよ。


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■ひでのお気楽レビュー

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小林五月 ピアノリサイタル
シューマン・チクルス vol.1-
2005年9月18日(日) 14:00開演
東京文化会館小ホール
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小林五月さんは、浩子せんせのお友達のピアニスト。今回は、浩子せんせの強い勧めもあって、高橋家全員で、彼女のピアノリサイタルに行ってまいりました。

彼女のプロフィールをプログラムから抜粋してみます。

小林五月

東京生まれ。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部をともに主席で卒業。ピアノを故富本陶、井上直幸、柴沼尚子、故G.シェベック、故E.ビヒト=アクセンフェルトの各氏に、室内楽を三善晃、林光、末吉保雄、岩崎淑、安田謙一郎、中川良平、店村眞積の各氏に師事。これまでに国内の主要コンクールにて上位入賞を果たす。2001年、デビュー・アルバム(シューマン:クライスレリアーナ、フモレスケ)をリリースし、「正統にして自在―眩いオーラを放つ、ピアノ界の大器」と評された。

彼女はデビュー以来、着々と評価を高めています。『ムソルグスキー:展覧会の絵』『ベートーベン:ピアノソナタ集』は、ともに「レコード芸術」の推薦盤になりました。

そして、最近のテーマは、デビューアルバムでも採り上げた、シューマン。なんでも、シューマンのピアノ作品を全曲録音するというプロジェクトが立ち上がっているようです。最新アルバムの『ダヴィッド同盟舞曲集〜シューマン  ピアノ作品集 I』は、音楽評論家の真嶋雄大氏に、次のように評されています。

『かつてシューマンが折々にに綴った心象風景の吐露は、同時に小林五月の表象と重なって、深い精神性としなやかな官能という相反する概念を内包した格別の響きを構築した。彼女のみずみずしいファンタジーに、じっくりと身を委ねたい。』

この真嶋雄大氏は、提灯記事を書かないことで有名な音楽評論家。そんな彼にこれだけ大絶賛されているということで、彼女の実力の程がわかるというものでしょう。すごいピアニストとお友達だったのね、浩子せんせ。


さて、当日のプログラムは、第1部に「アベッグ変奏曲」「クララ・ヴィークの主題による即興曲集」「アレグロ ロ短調」、第2部に「ダヴィッド同盟舞曲集」というものでした。

ただ、私はシューマンに対しては、

●作品は「トロイメライ」くらいしか知らない。
●手を傷めてピアニストを挫折し、最後は気が狂って死んだ。
●ナスターシャ・キンスキーが、妻クララを演じた映画があったような。
  (調べてみたら、『哀愁のトロイメライ』という映画でした。)

という、非常に偏った知識しかありませんでした。ですから、シューマンの作品と真剣に向かい合うのは、これが初めてといっていいでしょう。

ちょっと不安だったのは、あまり知らない作曲家の作品を採り上げる、クラシックのコンサートは、途中で眠ってしまうかもしれないということ。

「クラシック音楽はα波を出す」というのは有名な話。ですから、「上質のクラシックコンサートは、つい、うとうととしてしまうものだ」なんて冗談で正当化しなければならないくらい、クラシックのコンサートは眠ってしまうしまうことが多かったのです。なんて失礼なお客なんでしょう。私ったら。

でも、このコンサートの小林五月さんの演奏は実に素晴らしいものでした。全く眠くなりませんでした。至福の時を過ごさせていただきました。

彼女の演奏の魅力は、何といってもテンションが高いこと。演奏が熱いのです。曲に対しての愛情が、観客にもひしひしと伝わってきます。

ただし、熱いといっても、下品になることは全くありません。演奏はとっても丁寧で、エレガントなものでした。

また、出すところは出し、引くところは引くというダイナミクスの付け方が実に絶品です。思わずゾクッとしてしまった瞬間が、何回もありましたよ。

彼女の音は、攻撃的に突き刺さってくるというような感じではなく、周りを包み込むような温かさに満ち溢れていました。「あたしのピアノを聴け!」というのではなく、「いっしょにシューマンの世界へ旅立ちましょう」と、優しく語りかけてくる感じです。聴いている人も、「ええ、どこまでも着いていきましょう」という気持ちになってしまうくらい、優しい音でございました。

そして、何よりもビックリしたのは、それだけ熱い演奏をステージで展開しているにもかかわらず、ステージ上の小林五月さんは、全く汗をかいていない!実に涼しげな様子で、熱い音楽を奏でていらっしゃる。ここ数年行ったコンサートでは、「熱い演奏=ステー上では汗だらだら」というイメージができあがっていたので、ちょっとしたカルチャーショックでした。

とっても素晴らしかった、小林五月さんのコンサート。次もぜひ聴きに行きたいと思います。

ただ、できることならば、ソロではなく、他の楽器やオーケストラとの競演も聴いてみたいです。小林五月さんの音に包まれた共演者達が、どんな変化を見せてくれるのかに興味がありますから。


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■今週の間違い大杉

ひでがお送りする、前回お気楽174号の素の間違いを自ら告白し、白日の元にさらけ出してしまうコーナー。それが、「今週の間違い大杉」

ということで、今週もお楽しみくださいませ。


◆「あれ食べたいなぁ〜」「あそに行ってみたいなぁ〜」

素の間違いは「あそに」。正しくは「あそこに」。

確かに「阿蘇」には行ってみたいですけど。カルデラ見たいし。


◆手でずるずるとコピーするのと、バックアップソフトを使うの違いを、

素の間違いは「使うの違いを」。正しくは「使うのとの違いを」

「との」がいなくなりました。城下町にでも行ってしまったのでしょうか?


◆やろうやろうと思っていても、なかなか実行に移せないがバックアップです。

素の間違いは「なかなか実行に移せないが」。正しくは「なかなか実行に移せないのが」。

ここでつい間違うくらい、バックアップは実行に移せないものなんですねえ。


◆転ばぬ先のバックアップ、なとどよく言われています。

素の間違いは「なとど」。正しくは「などと」。

やっぱりバックアップはちゃんとしないと、「トド」が出てきちゃうんでしょうかねえ。


◆とうとうとうか、やっとというか、

素の間違いは「とうとうとうか」。正しくは「とうとうというか」。

ニワトリかよ。


◆ああ、「現代用語の基礎知識2007」の採用されないかしら。

素の間違いは「の採用されないかしら」。正しくは「に採用されないかしら」。

これじゃあ、採用される確率はゼロですね。


では、今週も。

どうも申し分けございませんでした。


さて、みなさま。お気楽175号を読んで、お気楽な気持ちになれましたか?

もしなれたのならば、私たちにとって、それが何よりの幸せでございます。

今週もきっと素の間違いはなくならないと思いますが、それもこのメルマガの味でいっ!!ということで、どうかご勘弁を。

どうか、一人でも多くのみなさまが、NGワード見つけていただけますよう祈りを込めて・・・。。

それでは、また来週!!


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てなことで、最後までお付き合いくださってありがとうございました。
今週もあなたにとって、素敵な1週間でありますように

 


 
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