みなさま、こんにちは。弟のひでです。
前回の「今週のBGM」のコーナーで、私は『マツケンサンバIII』を紹介しました。実は、このCDとどっちを紹介しようか、ものすごく迷っていたのです。ですから、裏オキラクページの方で紹介しちゃいます。
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SONORITE(ソノリテ)
山下達郎
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山下達郎の7年ぶりのニューアルバムです。山下達郎は、アルバムの発売こそなかったものの、タイアップ曲や他のアーティストへの楽曲提供などで、精力的に活動していました。
このアルバムは、そういった曲をまとめてアルバムにしてしまおうという意味から作られたものなのでしょうか。今までの山下達郎のアルバムにあった、コンセプチュアルなつくりというものが、全く感じられません。
ただ、これは、決してマイナス面に作用するわけではなく、アルバムのサウンドが非常にバラエティに富むという結果をもたらしました。いつもの山下達郎ポップス
アルバムの前半は、山下達郎がたった一人で作り上げた、打ち込み曲が中心。曲によっては、山下達郎がギター以外のパートをプレイしたものもあります。
山下達郎は、もともと極上の音楽オタク。彼の理想とするサウンドは、もはや彼自身のプレイでしか再現できない領域まで来ているのかもしれません。ミュージシャンにあれこれと指示を出すよりも、自分ひとりでやってしまえ!ということで、こういうアルバムのつくりになったのだと思います。
みなさまも、ありますよね。仕事の指示を出すことが面倒くさくなって、自分ひとりですべてやってしまうことが。
そうは言っても、アルバム後半は、青山純、伊藤広規、難波弘之、土岐英史、数原晋、平原まこと(平原綾香のパパ)などの、いつものメンバーを中心とした、バンドサウンドが中心のつくりとなっています。これは、山下達郎の今までのファンに対する精一杯のサービスなのでしょうか。
また、このアルバムから山下達郎は、ハードディスクレコーディングを導入したそうです。ハードディスクレコーディングは、ブラスなどの強烈なアタック音の再現には向かないが、ストリングスの包み込むような音や、ボーカルの細かいニュアンスを再現するのが得意である、と言われています。ですから、このアルバムは、「ライド・オン・タイム」のようなノリノリの曲は少ないのですが、包み込むような山下達郎の歌が堪能できるアルバムになっています。
「SONORITE(ソノリテ)とは、音の響きを意味する。だから、サウンドには絶対の自信がある。是非、ヘッドフォンでじっくり聴いてほしい」とラジオで発言した山下達郎。彼のサウンドに対する絶対の自信が満ち溢れているこのアルバム。ぜひ、聴いてみてくださいね。
それにしても、このアルバムの帯についている「オマタツ」という言葉は、なんだかこのメルマガのNGワードの臭いがするなあ。
◆追記
ここで終わりにしようと思っていたのですが、ふと、アマゾンのカスタマーズレビューをのぞいてみたら、びっくりしました。
熱狂的な信者が多い山下達郎。その彼の7年ぶりのオリジナルアルバムということで、さぞ、好意的な評価が多いと思っていました。私は、とっても楽しめたしね。
しかし、書き込まれてる評価は、賛否両論の嵐。いや、否の方が多いですね。否定派の言い分としては、「新曲が少ない」「打ち込み曲が多い」「こんなサウンドでは、ライブのシーンが見えてこない」「ミュージシャンとの丁々発止が山下達郎の魅力なのに、それが少ない」といったところでしょうか。
極端な意見では、「このアルバムは駄作。買ってはいけない。レンタルで充分」という意見まで飛び出す始末。アマゾンのレビューなのにね。
どうやら、山下達郎を古くから追いかけていて、「Ride On Time」や「For you」辺りが大好きなファンは、山下達郎の内省的な変化に拒否反応を起こしたようです。確かに、自分の好きだったものがもう聴けないというのは、熱心なファンであればあるほど、ものすごい危機感を感じるものですが、なかなか難しいところですね。
でも、「オリンピックより長い期間待たせるわけだから、もっと新曲を増やしてほしい」という意見には、妙に納得してしまいました。
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■今週の間違い大杉
ひでがお送りする、前回お気楽175号の素の間違いを自ら告白し、白日の元にさらけ出してしまうコーナー。それが、「今週の間違い大杉」
ということで、今週もお楽しみくださいませ。
◆本日のメルマガのBGM 〜今日はこれを聞きながら書いてます〜
すいません。ダブりました。
◆すんででしまえばそれもまた愛おし。
素の間違いは「すんでで」。正しくは「すんで」
「済めば都」というのは、すべてのライターさんに当てはまる言葉ではないでしょうか。
◆突拍子もないっことだと思いますが、
素の間違いは「突拍子もないっこと」。正しくは「突拍子もないこと」。
そんなに気合入れなくても、突拍子のなさは伝わりますよね。
◆[マイドキュメント]を開いてみてくだい。
素の間違いは「開いてみてくだい」。正しくは「[開いてみてください」。
「開いてみてくだちい」と書いたら、のび太くんになってしまうところでしたね。
では、今週も。
どうも申し分けございませんでした。
さて、みなさま。お気楽176号を読んで、お気楽な気持ちになれましたか?
もしなれたのならば、私たちにとって、それが何よりの幸せでございます。
今週もきっと素の間違いはなくならないと思いますが、それもこのメルマガの味でいっ!!ということで、どうかご勘弁を。
どうか、一人でも多くのみなさまが、NGワード見つけていただけますよう祈りを込めて・・・。。
それでは、また来週!!
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てなことで、最後までお付き合いくださってありがとうございました。
今週もあなたにとって、素敵な1週間でありますように。
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