みなさま、こんにちは。弟のひでです。
今週は、本のご紹介です。
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■ひでのお気楽レビュー
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下流社会〜下流社会 新たな階層集団の出現
三浦 展 (著):光文社新書 780円+税
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この本、何だか売れているみたいですね。確かにこの「下流社会」というタイトルは、ちょっと引っかかりを感じさせます。本のタイトルって、重要ですよねえ。
先日、何気なく新聞の求人広告を見ていたら、マガジンハウスの応募書類に「下流社会について論ぜよ」みたいな課題がありました。この本は、出版業界にもそれなりの影響を与えたのでしょうか。
さて、この本で述べている「下流」とは果たしてどういうことなのでしょうか。以下の12項目のうち、半分以上該当すれば、「下流」なのだそうです。
1. 年収が年齢の10倍未満だ
2. その日その日を気楽にいきたいと思う
3. 自分らしく生きるのが良いと思う
4. 好きなことだけしていきたい
5. 面倒くさがり、だらしない、出不精
6. 一人でいるのが好きだ
7. 地味で目立たない性格だ
8. ファッションは自分流である
9. 食べることが面倒くさいと思うことがある
10. お菓子やファーストフードをよく食べる
11. 一日中家でテレビゲームやインターネットをして過ごすことがよくある
12. 未婚である(男性で33歳以上、女性で30歳以上の方) |
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つまり、下流というのは、コミュニケーション能力、生活能力、生活能力、働く意欲、学ぶ意欲、消費意欲などの人生への意欲が低く、その結果所得が上がらず、未婚である確率が高いということなのだそうです。
社会学者である著者は、このように定義づけをした上で、様々なデータ、取材をもとに「下流社会に生きる人たち」を検証していきます。
ただ、切り口は「SPA!」や「AERA」的。学問的に、論理的に検証すると言うよりも、「世の中こうなっているんだよ」という現実を、読み物的に面白おかしく読者に提示しています。
社会学者という著者の肩書きと新書という出版形態が、このようなスタイルを分析の甘さとしてとらえる人が多いのでしょうか。amazonのレビューでは、結構酷評されています。
しかし、この本は私は好きです。確かに、分析が甘いとか、解決策があまりにも陳腐と言われればそれまでなのですが、こういうことは、社会に提示することが、意義深いことだと思います。誰もがうすうす思っていたことを、はっきりと言葉にして、定義づけるのは素晴らしいことです。
現実を見まわしてみても、所得格差は広がっています。稼げる人はよりたくさん稼いでいますし、フツーの人はちょっと所得が低くなっていっています。これは、いわゆる「勝ち組・負け組」という言葉に象徴されています。ただ、最近の特徴として、1950年代後半から長い間日本人の価値観として根付いていた、フツーの人がどんどん減っていっているというのは、皆さんも思っていらっしゃるのではないでしょうか。いわゆる、二極分化。これは、所得だけではなく、経営や教育の分野でも当てはまることだと思います。
そういった中で、これからの社会をどのように生きていくのか。または、どのように下流社会の人たちにモノを売っていくのか。教育をしていくのか。いろいろ考えさせてくれる本だと思います。
ちなみに、私は↑の「下流チェック」は9個該当しました。結構下流なんですねえ。
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■今週の間違い大杉
ひでがお送りする、前回お気楽185号の素の間違いを自ら告白し、白日の元にさらけ出してしまうコーナー。それが、「今週の間違い大杉」
では、今週もお楽しみくださいませ。
◆ああ、私ってなんて単純なのかしら…。でも、大事なことでわよね。
「でわよね」→「ですわよね」
「す」がない。これぞ本当の「素」の間違い。
◆わかる人だけにわかってもらえらば、それでしあわせなんだろうなぁ…。
「もらえらば」→「もらえれば」
惜しい!
◆それだっ私のような凡人にもできそうですもの。
「それだっ」→「それだったら」
こういう間違いをする人は「凡人」でしょうか?
◆わざわざ「さん」を点けることもないのですが、
「点ける」→「付ける」
◆「作法」なんて行ってしまうと、難しいかも…
「行ってしまうと」→「言ってしまうと」
◆時間と気持ちに余裕がああったら、一度覗いてみてください。
「ああったら」→「あったら」
なにもそんなに強調しなくてもいいじゃん。
◆おもしろ〜い一句、作ってくさいね。
「くさいね」→「くださいね」
チャーリー浜があらわれた。
では今週も。
どうも申し訳ございませんでした。
さて、みなさま。お気楽186号を読んで、お気楽な気持ちになれましたか?
もしなれたのならば、私たちにとって、それが何よりの幸せでございます。
今週もきっと素の間違いはなくならないと思いますが、それもこのメルマガの味でいっ!!ということで、どうかご勘弁を。
どうか、一人でも多くのみなさまが、NGワード見つけていただけますよう祈りを込めて・・・。。
それでは、また来週!!
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てなことで、最後までお付き合いくださってありがとうございました。
今週もあなたにとって、素敵な1週間でありますように。
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