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お気楽193号 裏オキラクページ

今週もようこそおいでくださいました\(~o~)/


こんにちは。弟のひででございます。

今週は、おお、こんなCDが発売されるとは!と、思わず小躍りしてしまったCDをご紹介します。


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■ひでのお気楽レビュー

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NON VINTAGE 〜林立夫セレクション

NON VINTAGE ~林立夫セレクション

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林立夫というドラマーをご存知でしょうか?

その名が人々に知られるようになったのは、1970年代に、鈴木茂細野晴臣松任谷正隆とともに、「キャラメル・ママ」を結成したあたりでしょうか。その後この集団は、「ティン・パン・アレイ」というプロデュース集団に発展します。日本のポップス史を語る上では、外せない人の一人でしょう。

決してテクニックをひけらかすタイプのドラマーではありませんが、柔軟なプレイと美しい音色が、多くのアーティストとリスナーを虜にしてきました。

私が彼の生のプレイを見たのは、「クロスオーバー・ジャパン'03」のパラシュート再結成の時だけなのですが、その音色の美しさに一発でノックアウトされ、たちまちファンとなりました。

1980年代には、「パラシュート」を結成。パラシュートが活動休止した後は、「ARAGON」というバンドで活動しますが、1985年辺りから一切の音楽活動を停止してしまいます。

1985年辺りは、打ち込みによるリズムが氾濫し始めたころ。ARAGONという、今まで誰も聞いたことのない音楽を作り出す集団を作って、自分の新たな表現を模索し始めていた彼にとっては、このような状況を「自分の音が、日本の音楽のどこにも必要とされていない」と思わせてしまったのだと、このCDのブックレットで語っています。実際に、活動休止前の最後の仕事は、ある曲の打ち込みのリズムを生ドラムに差し替える仕事だったそうです。しかし、この曲が実際に発売されたとき、リズムは元の打ち込みに戻っていたのでした。ああ、なんてもったいないことを。

音楽活動休止中の彼の動向については、あまり多くは語られていないのですが、一説によると、あの「ア○ウェイ」ビジネスに手を出していたんだとか。それも、かなりのランクまで上り詰めていたらしいです。昔のバンド仲間や、知り合いのミュージシャン達にもア○ウェイの鍋や洗剤を売りにいっていたんでしょうかね?

林立夫の復活は、1996年に松任谷由実が中野サンプラザで行った、「荒井由実コンサート」です。そう、石川ひとみの「まちぶせ」を逆カバーしていたころですね。このコンサートで、活動休止前と変わらない、いや、それ以上の素晴らしいプレイは、日本のミュージシャン達を震撼させました。

今では中堅のセッションドラマーで、テクニシャンとしても知られる沼澤尚は、そのプレイの素晴らしさに「音楽の天才って、本当にいるんだと思った」と語っています。

そして再び、精力的に活動し始めた林立夫。現在までに彼が参加したレコーディングは、およそ7000曲あるのだとか。膨大な曲の中から、林立夫本人が印象に残った曲をCD2枚組みにセレクトしたのが、このアルバムです。

彼がどれくらい多くのミュージシャンから信頼されているかは、収録されている曲のアーティストをチェックすれば一目瞭然です。

<Disc1>
(01) ピンク・シャドウ(ブレッド&バター)
(02) かたおもい(吉田美奈子)
(03) GPTANDA(マナ)
(04) 帰れない二人(井上陽水)
(05) 流星都市(小坂忠)
(06) 海へ帰ろう(桐ヶ谷仁)
(07) THE LAST LETTER(ブレッド&バター)
(08) 雨のウェンズデイ(大滝詠一)
(09) SWEET MEMORIES(松田聖子)
(10) やさしさに包まれたなら(荒井由実)
(11) 摩天楼のヒロイン(南佳孝)
(12) 8分音符の詩(鈴木茂)
(13) フェアウェルパーティー(ハイファイ・セット)
(14) 赤いスイートピー(松田聖子)
(15) 恋するふたり(大滝詠一)
<Disc2>
(01) LOVE AFFAIR(ロニー・バロン)
(02) WALK DON'T RUN(矢野顕子)
(03) 行け柳田(矢野顕子)
(04) 安里屋ユンタ(細野晴臣)
(05) あの海へ帰りたい(宮沢和史)
(06) 銀色のジェット(ナイアガラ・フォール・オブ・サウンド・オーケストラ)
(07) ラムはお好き?(吉田美奈子)
(08) 乗り遅れた男(松任谷正隆)
(09) 七夕の夜 君に逢いたい(CHAPPIE)
(10) 東京ラッシュ(細野晴臣)
(11) BABY ELEPHANT WALK(PARACHUTE)
(12) EASY RIDER(ハリー&マック)
(13) 緑の風(大貫妙子)
(14) あなたから遠くへ(金延幸子)
(15) 猫と君と僕(遠藤賢司)
(16) Polaris(ARAGON)

まさか、「赤いスイートピー」のオリジナルドラマーが彼だとは思いませんでした。

曲は1970年代のものから、2004年録音のものまで、新旧様々。しかし、林立夫のプレイは一貫していて、変わることはありません。アルバムを通して聞いてみると、彼のドラムの音色の美しさと、メロディーを大切にするプレイスタイルをこれでもかというくらい堪能できます。

音楽の素晴らしさと、人間が持つ歴史の重みを感じられるこのアルバム。聴いていたときは、まさに至福のひとときでした。こんなCDをだしてくれて、本当にありがとう。


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■今週の間違い大杉

ひでがお送りする、前回お気楽192号の素の間違いを自ら告白し、白日の元にさらけ出してしまうコーナー。それが、「今週の間違い大杉」

では、今週もお楽しみくださいませ。


◆だぶん時計だと思います。

「だぶん」→「たぶん」

私は最近、お腹が「だぶんだぶん」になってきました。


◆メールを読んだ時「うわっはっはぁ( ̄▽ ̄)ノ」と、大お笑いしちゃいました。

「大お笑い」→「大笑い」

「お」をつけてしまうのは、やっぱり根が上品だからでしょうか?


では今週も。

どうも申し訳ございませんでした。


さて、みなさま。お気楽193号はいかがでしたでしょうか?

楽しんでいただけたのならば、こんなにうれしいことはありません。

来週も、お気楽テイスト満載でお送りしたいと思います。どうか、楽しみに待っていてくださいね。

それでは、来週の木曜日までごきげんよう。


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てなことで、最後までお付き合いくださってありがとうございました。
今週もあなたにとって、素敵な1週間でありますように。

 


 
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