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お気楽201号 裏オキラクページ

今週もようこそおいでくださいました\(~o~)/


みなさま、こんにちは。弟のひでです。

このお気楽もとうとう200回を超えました。先週はそれなりにお祭りムードだったのですが、喉もと過ぎればなんとやらという言葉もありますとおり、今週からは平常営業で参ります。


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■ひでのお気楽レビュー

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教育欲を取り戻せ! 生活人新書
齋藤 孝

教育欲を取り戻せ!

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今から15年ほど前、日本最長のSF小説『グインサーガ』の作者の栗本薫が、中島梓の名前で『わが心のフラッシュマン』という評論を出版しました。「フラッシュマン」というのは、当時放映されていた戦隊ヒーローの名前で、彼女の息子が「チェンジマン」にも「マスクマン」にもはまらず、なぜか「フラッシュマン」にだけはまった経験に基づきながら、ある考えを世間に問いかけた本として、それなりに話題となりました。

彼女の考えとは、「人間は、食欲・性欲・睡眠欲の三大欲求の他に、実はもうひとつ"物語欲"と呼ぶべきものがあるのではないか?」というものです。

ダイエットに励む女子学生は、なぜ生物の本能である食欲を抑えられるのか?それは、スリムになった自分が新たな人生を創り出せるという、"物語欲"が食欲に勝っているからではないか?と世の中に語りかけたのです。

私は、この本を出版された当時に読んだのですが、なるほど、そうだよなあとちょっと感動したものです。たしかに人間にとって"物語"とは生きる原動力。オウム真理教の事件も、9月11日のテロも、行動の原動力となったのは、頭の中に描かれた"物語"のはず。人間は、自分の"物語"を実現させるために生きているのかもしれません。

さて、21世紀の現代、日本の教育は堕ちるところまで堕ちたという見方をされることも多くなりました。そこで、齋藤孝は主張します。今こそ、"教育欲"を発揮するときだと。"教育欲"も、三大欲求にならぶ人間の重要な欲求なのだそうです。

たしかに、人間はある程度成功すると、他人を教育したくてたまらなくなるようです。中小企業の社長が、自分の成功物語を朝礼で部下に語ることから始まって、次第にセミナーやメールマガジンやブログで不特定多数の人に語りかけるようになる、なんてエピソードは、お気楽読者の方なら耳にタコができるくらい聞いたことがあるでしょう。もっと成功した人の例を出せば、松下庄之助の松下村塾や、トヨタが学校を作ったなんて話もありますね。そうそう、和民の社長は、学校を買っちゃいましたよね。東京の郁文館中学・高校ですね。

やはり、"教育欲"は、人間の重要な欲求なのですね。

この本は、教育に関わるときの男性と女性のスタンスの違い、上手な教育の仕方とされ方などが、豊富な具体例をあげて語られていると言う、実に齋藤孝らしい本でした。

何よりも素晴らしいのは、教育を通じて日本を再生させようという気概が、誠実な文体で語られているところです。なんかこの人の文章って、読んでいてあんまり鼻につくところがないのですよ。それが、売れっ子の秘訣なのでしょうか。

具体的にどういうことが書かれているかは、ぜひお読みくださいませ。お子様がいる方や、後輩にものを教えることになったけどいまいち自信のもてない方などに、特にオススメしたくなる本でした。


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■今週の間違い大杉

ひでがお送りする、前回お気楽200号の素の間違いを自ら告白し、白日の元にさらけ出してしまうコーナー。それが、「今週の間違い大杉」

では、今週もお楽しみくださいませ。


◆「抽選」といっても、先行するのは私たちお気楽一家の4人ですから、

「先行」→「選考」

お気楽一家は「先行者」なのね。「中華キャノン発射!」って感じでしょうか。


◆こちらもメールを頂いた方々の中から、厳選なる抽選の上選出いたします。

「厳選」→「厳正」

これで抽選もお気楽なのがばれました。


◆いいのができたら、すぐに送ろってね!!

「送ろってね」→「送ってね」

いや、ひょっとしたら「送ろうね」と書きたかったのかも。


◆たった一文字「ぺ」がつくだけのに、この違いったら…。

「だけのに」→「だけなのに」

たった一文字「な」が抜けただけなのに、この違いったら…。


では今週も。

どうも申し訳ございませんでした。


さて、みなさま。お気楽201号はいかがでしたでしょうか?

楽しんでいただけたのならば、こんなにうれしいことはありません。

来週も、お気楽テイスト満載でお送りしたいと思います。どうか、楽しみに待っていてくださいね。


それでは、来週の木曜日までごきげんよう。

 


 
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