みなさま、こんにちは。弟のひでです。
ゴールデン・ウィーク明けの漫画界に、戦慄が走りました。
週刊少年ジャンプの人気連載、「DEATH NOTE」が最終回を迎えたのです。
体力勝負が多いジャンプ漫画から、久々に飛び出した頭脳派マンガ「DEATH
NOTE」。今週は、このマンガについて語ってみたいと思います。
なお、ネタバレ全開なので、単行本派の方はご注意を。
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果たして、キラは神だったのか?
『DEATH NOTE』について
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このノートに名前を書かれた人間は死ぬ・・・。死神リュークが人間界に落とした一冊のノート「DEATH
NOTE」。ノートを手に入れた少年、夜神月(やがみ・らいと)は、「キラ」を名乗り、裁かれぬ悪を裁くためにこのノートを使用する。やがて、頻発する変死事件の究明に乗り出した「L」との全面対決となるのだが・・・。
というのが、このマンガのあらすじです。このマンガが人気を得る原動力となったのは、キラとLとの息をもつかせぬ頭脳戦です。ノートのルールを巧みに利用するキラと、秘密を解き明かそうとするL。人間の知力の限りを尽くした戦いが、私たちの心をとらえたのです。続きが気になって仕方がない人たちは、コマの一つ一つやセリフの一言一言から、次回の展開を予想し、掲示板やブログでそれぞれの考察を語りあう光景が、たくさん見られました。
第一部のラストで、Lを殺害することに成功したライト。ライト=キラは、このまま「新世界の神」になるかに見えました。
第二部で描かれるのは、キラのことを崇拝する者もたくさんいる世界。「悪は必ず滅びる」という理屈を貫くキラを、神のようにあがめている人もたくさんいます。
でも、キラはやはり神にはなれませんでした。
最終回の一話前、ライトはとうとうリュークにも見放されて、「神」を名乗った者の片鱗も見せずに、醜く死んでいきます。「死ぬのはイヤだ」とライトは思い切り人間くさく、最後を迎えるのです。
キラを倒したもの、それは、Lの後継者を初めとするFBIや警察の組織の力でした。
私は、この構図にこの作品のテーマが隠されているような気がしてなりません。
それは、「人間は神になれない」ということ。どんなに絶対的な力を手に入れようとも、一人の人間がこの世を支配することは絶対に不可能なのです。絶対的な力を手に入れた瞬間に、人はその力を保持しようと躍起になり、その結果堕落します。ライトも、最後は信頼するものは誰もいない状態でした。
ただし、「神になろう」という強い意志を持つ者に、私たちは心魅かれるのもまた事実です。ライトの死から一年後を描いた最終回で、「果たして元の世界に戻して良かったんだろうか」と自問するものたち、そして、キラによって救いを得ていた者たちの姿が描かれています。
キラのやったことは果たして正しかったのか?
現代の法や正義の尺度に照らし合わせれば、確実に間違っています。しかし、我々はキラのやったことを否定することは出来ないのです。なぜなら、我々が心のどこかで望んでいた世界であることは間違いがないからです。だからこそ、読者はキラを「殺人者」だと理解しながらも、毎週毎週声援を送っていたのです。
正義とは何か?
そう考えながらコミックスを読み返してみると、また違った感想を持つことになるかもしれません。
全108話(この話数も狙ってましたよね)にわたって、私たちにいろいろなものを投げかけた「DEATH
NOTE」。マンガ史にのこる傑作のひとつと言えるでしょう。
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■今週の間違い大杉
ひでがお送りする、前回お気楽208号の素の間違いを自ら告白し、白日の元にさらけ出してしまうコーナー。それが、「今週の間違い大杉」
では、今週もお楽しみくださいませ。
◆強く思ったことに出会いましたしたので、
「出会いましたした」→「出会いました」
「した」がもつれてるよ。
◆目の前にには山。
「目の前にには」→「目の前には」
「に」が重い。
◆ケーブルカーに乗って、山の上まで上ってみたのですが
「上ってみた」→「登ってみた」
山なので、やはりこっちでしょう。
◆私が心を動かれたのは、仕事場の近所を歩いていた時のことです。
「動かれたのは」→「動かされたのは」
敬語の誤用か?
◆きっと、心のない人が、いい香りだからといって、ごっそり切られたことがあるんでしょうね。
「切られた」→「切った」
これも敬語の誤用か?
◆特定のサーバを必要としない「1対1」のファイルを交換を可能にしたところでしょう。
「ファイルを交換を」→「ファイル交換を」
「を」がををい、いや、多い。
◆その「まさか」起こるのが現実なのですね。
『「まさか」起こる』→『「まさか」が起こる』
みなさん、起こって、いや、怒ってませんか?
◆阿部官房長官も会見のときに、そう言っていたそうです。
「阿部官房長官」→「安倍官房長官」
人名はやばいなあ。
◆被害を最小限に悔いとどめる知恵と力がないならば、
「悔いとどめる」→「食い止める」
「後悔」は止めた後にしましょう。
◆私の中の「寿司ネタ三大ヒーローは」、
『「寿司ネタ三大ヒーローは」、』→『「寿司ネタ三大ヒーロー」は、』
細かいですが。
◆次点でヒラメやかスズキといった白身のお魚たち。
「ヒラメやか」→「ヒラメか」
「ヒラメやか」と「きらびやか」ってちょっと似てるかも。
◆すごなぁ、育ったなぁ。良く続いたなぁ〜
「すごなぁ」→「すごいなぁ」
こんなに間違いがあるなんて、ホントすごいなぁ。
では今週も。
どうも申し訳ございませんでした。
さて、みなさま。お気楽208号はいかがでしたでしょうか?
楽しんでいただけたのならば、こんなにうれしいことはありません。
来週も、お気楽テイスト満載でお送りしたいと思います。どうか、楽しみに待っていてくださいね。
それでは、来週の木曜日までごきげんよう。
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最後まで読んでいただいて、ありがとうござりました。
今週もステキな日々をお過ごしくださいませ (^o^)丿 らぶ。
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