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お気楽225号 裏オキラクページ

今週もようこそおいでくださいました\(~o~)/


9月に入り少しずつ秋の気配も感じられる今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか(~o~) この秋は、少し本気で勉強しようかなっなんて思っているよーこでありました。

で、たまたま見つけた日経MJのセミナーに申し込んでみたら、なんと大当たり\(~o~)/ 聞くところによると、倍率2倍だったとか。ラッキー♪

というわけで、本日はまたまたよーこのセミナーレポートをお届けしまーす。


■“ワクワク”でおなじみの小阪先生に会いに行くぞ!

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日経MJマーケティング塾
「人の感性を軸にした新たなマーケティングの方法」
〜今注目の感性工学ビジネス応用理論と現場での実践法〜

講師:小阪 裕司先生

丸の内オアゾ3F「日経セミナールーム」にて
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ビジネスに“感性”とか“ワクワク”なんてキーワードを持ち込んだことで有名な小阪 裕司先生。日経MJの『接客招福の法則』という連載コラムや、著書も何冊か読ませていただいていたので、「ぜひどんな方か見てみたい」というのが、このセミナーに参加した一番の動機でありました(笑)。

さらっと読めるのに、心に残る素敵な文章を書く小阪先生は、、こ〜んな方でした。ダンディなおじさまって感じかしら?ソフトな物腰で、かなりいい感じでしたよ(^_-)-☆

自らを「ビジネススタイルとその具体的なやり方を語り続ける『伝道師=エバンジェリスト』と名乗る小阪先生・・・エヴァンゲリオンじゃなくて、エバンジェリストね。それでは、たっぷり伝えていただきましょう、とばかりセミナーが始まりました。


■感性を軸にビジネスを展開する

例えば、「あるお酒が売れない」という現実があったとします。普通は、その商品が悪いんだって思っちゃいがちですが、「売れない」ということは、「誰も買うという行為をしなかった」と全く同じ意味ですから、その売れないという現実を、お客さまの心理や感性にスポットを当てて分析していくというのが、小阪流マーケティングの神髄です。

酒という『商品』、はたまたお客さんである『人間』のどちらに焦点を当てるかによって、導き出される答えも全く違ったものになるはずなんです。

『商品』に焦点を当てて発想すると、「これをどう売ろうか?」という方向に脳みそが働きますが、『人間』に焦点を絞ると、「お客さんに“買ってもらう”という行動をしてもらうためには、いったい何が必要か」と思考が進み、例えば酒屋さんという店舗を経営していた場合、

○お客さんがお店に来るには?
○この酒の置いてある棚の前まで歩いてくるには?
○その棚の前で足を止めるには?
○その酒を手に取るには?
○買おうと決めて、レジへ持ってくるには?

といった具合に、お客さんの行動のどの部分が足りないかを研究し、補う努力をすればいいわけです。

商品に焦点を当てていると、「どうして売れる商品を作ってくれないんだ」とばかり、メーカーや開発部門を責める気持ちにもなりますが、人間に焦点を当てた場合は、工夫しだいで幾らでも売り上げが上がるってわかってくるんですね。

この話を聞いた店主の方が、実際自分のお店の棚の前に、「ここで立ち止まってください!!」って貼紙したなんていう、笑い話のようなホントの話もあるそうです(~o~)

つまり、人間の行動からビジネスを見た場合、
 

売上=人間の行動の結果


ですから、売上は決して商品が作る数字ではないんですね。

「行動」は「感性」から生まれるものですから、視点を人間の感性に向け直してビジネスを展開すると、ズレのない本物の経営ができるというわけなんです。


小阪先生は、感性工学会というところにも所属されているそうで、大学の研究室で熱心に行われているとっても面白い研究と、ビジネス界の橋渡し的な役目をされているみたいです。

例えば、「自動車のドアはどんな閉まり方をすると“高級感”が出るのか」なんてことを真剣に研究されている方もいるそうですが、日本は特に、大学の研究機関とビジネス界がうまくリンクしていないので、研究者は『人の感性というあいまいなものを数値化する』ってことが自体楽しくて研究していて、その研究結果をビジネスに生かそうなどとは考えていないようなのです。なんだかもったいない話ですよね。


■感性の振り子のゆくえ

このように、人間の感性に注目したビジネスを展開する場合、「感性トレンド」というものを掴んでおく必要があります。人間の感性とはいろいろな要因で変化するものですから、そのゆくえをよくわかっておくということですね。

感性は、4つの要因で変化するそうです。

●メガトレンド 天変地異など、一気に気持ちが変わるすごく大きい変化
●モード 「青いハンカチ」が急に欲しくなるなど、ごく短期的な変化
●テクノロジー   PCや携帯電話の普及で、メールチェックなど新しい行動が習慣化し、それによって新しい感性も生まれるということ
●環境 「緑がなくなる」「人口が減少する」などで消費行動も大きく変わるということ

すっかり有名になった早実の「ゆうちゃん」のおかげで、ハンカチ業界は大忙しですが、そんなブームは短期的なものなので、ほおっておけば「青いハンカチブーム」はすぐ終わってしまうだろうことは、素人目にもわかります。

で、マーケティングのわかっている本当のプロは、こんなときどうするのか?

その答えは、「感性教育」を行うこと。つまりタオルハンカチを使って汗を拭くとか、ハンカチをいつも持ち歩くという「習慣を根付かせる」活動をするべきだって、小阪先生は言ってました。

この時とばかり、どこのハンカチやさんも「売る」ことにばかり命をかけそうですが、「感性教育」という視点を持つことで、商品寿命はとっても長くなるのだそうです。な〜るほどねぇ(*^^)v

ちょっと話はそれましたが、人間の感性というのは、常に動いているもので、これまでの10年と、これからの10年では全く違ってくるみたいですよ。

これまでは、

 ○合理的 ○論理的 ○シンプル ○アーバン(都会的) ○人間くささのないもの

が受けていた時代でしたが、

これからは、

 ○非合理的 ○非論理的 ○複雑 ○ナチュラル
 ○意外性 ○個性的 ○人間くさいもの

みたいな感じで「感性の振り子」が動くみたいです。
「田舎自慢」がまかりとおったり、「先祖の墓参り」をすることが何だかカッコイイと思える時代になったということです。

そして、「みんな同じ」じゃイヤになり、もっと人間らしい触れ合いを求めたいみたいな感じでしょうか。そういえば、最近は早い・安いみたいな画一的なサービスじゃ、みんなあんまり満足しませんもんね。

こんな時代には、人間の気持ちをぐっと捉える素敵な商品やサービスが求められ、そして次々登場してくるかもしれませんね。もっともっと楽しい世の中になりそうで、ちょっとワクワクしたよーこでありました。レポートとしては若干ツメが甘いですが、ちょうど時間がきたようですので、とりあえず今日はこの辺で_(._.)_


◆◇◆ 今日のおまけ ◆◇◆

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これな〜んだ???

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たらいにはまる今日のミッチーでした(^_^)v

 


 
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