みなさま、こんにちは。弟のひでです。
去る8月23日に、ジャズトランペッターのメイナード・ファーガソンが亡くなりました。78歳でした。
今回は、彼の業績の一部を振り返ってみたいと思います。
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■ひでのお気楽レビュー
『さようなら、メイナード・ファーガソン』
メイナード・ファーガソンの名前を聞いたことがなくても、彼の演奏を耳にしたことがある人は多いと思います。
30代以上の人には懐かしい、日本テレビ系で放送されていた「アメリカ横断ウルトラクイズ」のオープニング「スタートレックのテーマ」。これがメイナード・ファーガソンの名ををお茶の間に浸透させました。
また、現在も続いている「高校生クイズ」。このオープニングテーマの「ハリウッド」も彼の作品です。
ファーガソンの魅力は、何といっても圧倒的な高音、つまり、ハイノート。トランペットでこんな高い音が出せるなんてと、彼の音を耳にしたトランペット小僧達は、皆びっくり仰天したのです。
当然、ジャズ界のトランペッターのみならず、クラシック界のトランペッターからも注目される存在でした。
ファーガソンは、21歳のときにスタン・ケントン楽団でデビュー。その後も、自分のビッグバンドを率いて活動。生涯を、ビッグバンドで活動をした人でした。
ビッグバンドのリーダーをそれだけ長く続けられるということは、若いミュージシャンの育成がとても上手だということ。ファーガソンは、ミュージシャンがミスをしても決して怒鳴らない、優しいバンドリーダーだったそうです。
正直、彼の音楽はジャズ界ではそんなに評価されていないのですが、それは、「スタートレックのテーマ」に代表されるように、ポップスをロックテイスト溢れるアレンジで演奏したものの方が有名だからです。しかし、彼のポップな感覚は、(70年代当時の)若者には、かなり受け入れられたのでしょう。今でも彼の曲を演奏するアマチュア・ビッグバンドが後を絶たないことからも、それは感じられます。
21世紀に入ってからも、精力的に活動を続けていただけに、今回の訃報はすごく残念でした。一度は、生で見てみたいアーティストでした。
ご冥福をお祈りします。
さて、メイナード・ファーガソンの作品の一部をご紹介しましょう。
メイナード・ファーガソン ソニーミュージックエンタテインメント (2003/11/19) 売り上げランキング: 4,825
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「スタートレックのテーマ」「ロッキーのテーマ」が収録されている、貴重な国内盤。「スタートレックのテーマ」は、やはり圧巻です。
Maynard Ferguson Wounded Bird (2004/06/29) 売り上げランキング: 4,943
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こちらは、「ハリウッド」収録。「ハリウッド」の作曲者は、スタンリー・クラーク。メロディを吹くのは、デビッド・サンボーンです。10人の小編成ながら、大迫力のブラス・ロックが展開されます。
Maynard Ferguson Collectables (2005/12/19)
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圧巻は「マッカーサー・パーク」。聴き終わった後は目がテンになることうけあいです。ああ、生で聞いてみたかった。
Maynard Ferguson Wounded Bird (2003/04/22) 売り上げランキング: 11,005
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「バードランド」「ステラ・バイ・スターライト」などの、スタンダードが聴けるアルバム。でも、ファーガソンならではのエキサイティングなアレンジがイカしています。
Maynard Ferguson Wounded Bird (2004/07/06) 売り上げランキング: 17,942
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ボズ・スキャッグスの「トワイライト・ハイウエイ」をファーガソンが朗々と歌い上げています。ハイノートを使ったバラッドプレイのお手本のようなトラックです。
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最後まで読んでいただいて、ありがとうござりました。
今週もステキな日々をお過ごしくださいませ (^o^)丿 らぶ。
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