はい、皆さまご機嫌よう。早いもので今日でで11月もお・し・ま・い♪
いやー、ビックリしますよねー。明日から12月ですよ。師走ですよ、師走。
先生たちも走るですよ。1年365日中、もう334日も過ぎてしまったなんて…(計算合ってるかしら?)。信じられな〜い、信じたくな〜い♪って、何の歌よ。
でも、12月は1年のうちでもかなり好きな月なので、それはそれでワクワクするのでござります。私のお誕生日もあるし、ひでちゃんのお誕生日もあるし、クリスマスもあるしね。
さぁ、泣いても笑っても、2006年、残すところあと1ヶ月。
どうせ行っちゃうなら、笑顔でいようではありませんか!
うわーはっはっはっはぁぁぁ。はぁ。
ということで、今週の裏お気楽は、お気楽・浩子が担当いたします。
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草刈民代主演・プロデュース
《ソワレ》を観てきたそわれ
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●華麗なるバレエ熱に浮かされ続けた2006年
いつになくバレエ熱が熱く燃え続けている私…。今年は本当に良く観ましたよ。新春に観たレニングラード国立バレエの「白鳥の湖」から始まって、いったいいくつの公演を観たのでしょう。よーし数えてみよう。
・白鳥の湖…レニングラード国立バレエ ルジマドフさまぁ…
・ドンキホーテ…レニングラード国立バレエ
・バレエの美神…たくさん出た
・眠れる森の美女…Kバレエカンパニー 熊哲は出ず…
・コッペリア…Kバレエカンパニー 熊哲出た!
・パキータ…パリ・オペラ座バレエ団
・ジゼル…Kバレエカンパニー 熊哲出た!
・ラスプーチン…ルジマドフ様ソロ
・(映画)白鳥の湖…神が選んだ奇跡のパートナーヌレエフ&フォンテーン
・世界バレエフェスティバル Aプロ…いっぱい出た
・サマードリーム…熊川哲也&Kバレエカンパニー
・ソワレ…草刈民代ほか |
いやー、観たなぁ。我ながらすごいぞ、この集中力。平均すると1ヶ月に1本ペースで観ていることになるのね。でも、まったく観ない月もあるので、2本観たり…してたもんなぁ…。すごいなぁ。
でも、今年はこれでおしまいではないのです。ふふん♪
もうすぐマイリンスキー・バレエの「海賊」を観て(キレイなんですってぇ)、さらにクリスマスに「クルミ割り人形」を観て、今年のバレエ鑑賞はすべて終了するのでござります。素晴らしいっ。完璧な計画っ!
で♪ 年明け早々、なんと「ルジマドフ4連打」があるのでござります。「海賊」「白鳥」「ジゼル」「バヤデルカ」…。ああ、楽しみだわ。
うふふ。1月にはミッチーも2連打しちゃうし♪ ああ。来年も相当、がっつりイケイケですわねっ、私ったらっ!! ああ、生きててよかった。
●と言うことで、草刈民代です。
バレエの深淵にどっぷりとはまってしまったわたくし。だって、1回観ちゃうと「ああ、あの演目も観たい」「同じ演目でも、違うダンサーで観たい」「同じ演目でダンサーでも、今日と昨日は違うので観たい」…とううバレエ無間地獄にはまる一歩手前。まだ「連日観てるんだけど、今日のが一番よかったわ」というマダムの域には全然達しておりませんの。
でも、バレエ無限地獄より先に、ミッチー無限地獄の方がはまりやすそう…。それを人は「おっかけ」と言うが…。
まぁ、なるようになるのです。人生って。
ということで(なにがだよ)、草刈民代さんプロデュース・主演、ローラン・プティ演出・振り付けによる、夢の舞台「ソワレ」を、先日観て参りましたの。場所は東京は五反田のゆうぽーと。結構早めに会場に着いたのですが、すでにマダムやレディ達で、ごった返しておりました。人気あるんだなぁ、草刈民代…。
そんでもって、これが「ソワレ」
パンフレットが見あたらないので、チラシで失礼。
どこ行っちゃったんだろうなぁ…。
ローラン・プティの振り付けは、センシティブでアバンギャルドなんだけど、クラシックの要素もきちんと入っていて、観ていてキレイで気持ちの良いダンスだと私は思います。モダンの世界は奥が深くて(って、クラシックも十分深いけどね)、実際私はまだよくわからないのですよ。でも、明らかにモダンでも「観てて平気」のヤツと、「観てるとダウ〜ンってなってしまう」ものに分かれてしまいます。ローラン・プティはもちろん「観てて平気」な方。平気というか、楽しいし、引き込まれます。その差を分けるものはいったい何なのでしょうねぇ…。きっと「美」に対する捉え方なんだと思います。やっぱ、バレエはキレイで美しくなきゃっ!
で。「ソワレ」です。フランス語で「夜会」っていう意味なんだそうですが、これは上海、台湾、香港、そして本場パリで上演し、大喝采を浴びたという伝説の舞台。テレビでも特集番組をやっていたので、ご存じの方も多いはずです。「観てきた」といったら、「良くチケット取れたねぇ」と言われるほど、人気が高うございました。
でも、あんなに一杯バレエに行っていたおかげさまで、私、相当前にチケット取ったので、なんと前から4番目という素晴らしい席で見ることができました。ちょっと横っちょだったけどね。十分でござりましたわ。
「ソワレ」は二部構成になっておりました。一部はかのプログレの王者「ピンク・フロイド」の曲をメインとしたモダンバレエ。二部はジャズの王様、デューク・エリントンの曲を使った、モダンでジャジーなダンスでござりました。
私、若い頃、ピンク・フロイドの初期のアルバムは結構聴いていて、中でも「狂気」はめちゃくちゃ聞いていたんですよ。大好きだったの。で、ビックリすることに、その狂気の中に入っている曲、しかも私がとびきり好きな曲に合わせて、草刈民代さんとパートナーの方が、淡々と踊るんです。その名も「Great Gig in the SKY」…。キレイだったぁ。もう、泣きそうになりましたよ。ああ、ピンク・フロイドとダンスって、こうやって絡まり合うんだ…って思うと、「よくこの曲を選んだ!」と、ローラン・プティをぎゅっと抱きしめたくなりました。ま。迷惑でしょうけど。でも、なんだかとってもうれしかったです。
これが私が大好きな「狂気」のアルバムよ♪
見覚えのある紳士淑女の皆さまも多いのでは?!
20分の休憩をはさみ、2部はちょっとモダンな感じ。草刈さんの衣装もぐっと替わって、チャールストンでも踊り出しそうな、粋な感じのドレスでござりました。ポワント(トゥーシューズね)ではなく、ヒールの高いダンスシューズで踊るんですよ。それもすごいですよねー。
2部の方は、肉体の競演というよりも、ちゃんとストーリーがあるドラマ仕立てになっている作品が多く演じられました。男子二人のちょっとエッチなカラミもござりましたが(いやん)、よくもまぁ、こんな振り付けやら演出、考えますわなー。アタマの中、どうなっているんでしょう。
踊る方も踊る方ですわよ。草刈民代さんって、私とそんなに歳が変わらないというのに、あの研ぎ澄まされた、鍛え抜かれたカラダは「一体何?!」っていうくらいでした。しかも、圧倒的に美しい! チョット伏せ目がちで「にこっ」とかされたひにゃ、鳥肌ものですよ。ええええ。ああいうのを「ぞっとするほどの美しさ」と言うんでしょうね。
でも、一部を観ていたときは気づかなかったのですが(そういうダンスじゃないからね)、2部を観ていて、草刈さんって、文句なく美しいけど、色気、ないなぁ…って思っちゃった。あ、ここだけの話ね。妖艶さっていうのかしら、喰われちゃうような色香ってのは、感じませんでした。まぁ、そういうのを求めているわけでも、目指しているわけでもないんだろうけどね。世の中にはいろんな「キレイ」があるものだということも、なんだか妙に納得した私でござりました。
ふわっふわのチュチュを着たロマンチックバレエではなかったですが、研ぎ澄まされた肉体と肉体が、ギリギリのところでカラダで奏で合うダンスは、本当にステキでした。緊張感もあるけれども、ちゃんと美しい余裕というか、ゆとりを残していて。うーん、これだからバレエは止められないのです。
一緒に踊るダンサーの方は、草刈民代さん以外全員外国の方。チャイニーズ、イタリア、キューバ、ベルリン、モンゴル…。なんてグローバルなんでしょう。国は違っても、同じ目的で、ひとつのものを創り上げていこうと、みんな気持ちがひとつになっているのが、よくわかりました。みんなまた、上手なことったらっ!! この芸達者!!
チャイニーズの若きカップル、ワン・チーミンさんとリー・チェンさんは、初々しくて、男女ともに非常に美しいの。容姿も動きもね。ワンちゃんなんて、顔が小さくて、足が長くて、細くて、はかなげで、でも結構骨太な踊りをして、すっかり「ほぅ〜」と、見とれてしまいました。特に「カルメン」のパ・ド・ドゥは絶品でした。草刈さんとはまた違った魅力を放っておりましたよ。
男性ダンサーの中でひときわ輝いていたのが、イタリア生まれのルイジ・ボニーノ氏。バレエというよりもパントマイムの要素が強い、キャラクターダンサーなのですが、これがうまい。実に良い味を出すんです。もう会場のみんな、全員あなたの味方です、っていうくらい、引きつけるのが上手でした。特にチャップリンを彷彿させるコミカルな動きは絶品。バレエでは珍しいんですが、会場が笑いの渦に包まれました。いやー、面白かった。ああいうキャラクターは、ホントに貴重ですね。でも、彼のようなほんわか温かいキャラがいるから、正統派の美少年、美青年も栄えるのよねぇ…うっとり。いいコンビネーションでござりますわ。
でも、こんなにもグローバルなメンバーだと、レッスンって何語でやってるんだろう? プティだからフランス語かな? それとも英語?
ああ、グローバルな仕事をこなすには、英語のひとつやふたつ、わからないとダメなのですね。日本語も満足に扱えない私としては、憧れの世界なのでござります。いいなぁ、外国の方とコラボ…。いつか私もやってみたい。でも、外国の方に「お気楽魂」を理解させることが果たしてできるのか…? それは謎。
ということで、実にうっとりステキな時間を過ごすことができました。最後は手拍子で会場が一体化しちゃったくらい。すごーく草刈りさんも楽しそうでしたわ。素晴らしいステージ、ありがとうございます! 私もうれしいです。
そして…! こんなおみやげまでもらっちゃいまいした。すごいぞ、アジアンビューティー!
おみやげ
バレエを観ておみやげ頂いたの、もしかしたらはじめてかも。ありがとう、ソワレ! ありがとう民代!!
●そして翌日…
夜。もう寝ようかぁ…、でも、もうちょっと…と言う感じで、テレビのリモコンをシャカシャカ。そうしたら!! なんと!!! 「ピンク・フロイド」のライブをやっているではありませんかっ!!!!
いやー、たまげました。びっくらこきました。なんなのでしょう、このシンクロニシティっぷりは!! 昨日の「ソワレ」で曲を聴き、今日、こうして映像を見るなんて…。こんなこともあるんですねぇ。
もちろん、目を皿のように広げ、喰いいるように観ちゃいましたよ。最後まで正座してね。こ、こんなところでお目にかかれるなんてぇ…!!! ありがたいよぅ。
●そして、翌々日…
都会に出るついでがあったので、さっそくピンク・フロイドのCDを買いました。かつてLP版で聴いていたので、CD持ってなかったのですよ。「狂気」買いました。あと、シド・バレットの追悼版も♪ 聴きまくってます。はい。
最後までお付き合いくださってありがとうござります。
ステキな1週間をお過ごし下さりませ。らぶっ!
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