「お気楽裏話」も今週で3回目。なんとなく私たちも「コツ」が分かってきたようで、書くのがまた一段と楽しくなっておりますわ。
今回のメインライターは、我らが弟ひでちゃん!
今までになく、濃い、そして大いに偏った内容でお届けしたいと思います。
いろんな意味で「すぞいそっ!」(←お気楽語よ)
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■ひで、魂の『CROSSOVER JAPAN '03』レポート!!
5月24日よみうりランドで行われたフュージョン・バンドの祭典「CROSSOVER JAPAN '03」。日本最高峰のテクニックを誇るアーティストが集うこのイベントに、浩子先生、よーこちゃん、ひでの高橋家チームで行ってまいりました。ちなみにやすくんは、この日は日比谷野音の「ラブ・サイケデリコ」のライブに行ってたらしいです。
野外でのイベントということで、チャコママ作のお弁当とよーこちゃん作のお弁当をガッツリ持参して、一足先に夏気分を満喫しまくってきましたとも。
それにしても、これだけのアーティストたちが8,000円で見られるなんて。単純に考えて、1バンド1,000円ちょっとですからね、ずいぶんお得なイベントだと思います。
行きの道中で、浩子先生が「もし、よみうりランドに飛行機でも落ちたら、日本の音楽業界大打撃?」と言っておりましたが、その通りだと思います。きっと、J-POPのアルバムが50枚くらい出なくなってしまうことでしょう。
客層は、だいたい40歳くらいの男性が多かったでしょうか。元バンドマンらしき風貌を持つ方がほとんどだったように思います。もちろん、現役の高校生・大学生のバンドマンらしき人も多かったですね。みんな、過ぎ去った青春時代を思い返してみたり、伝説をこの目で確かめにきたりしたのでしょうね。
そんな方々が7,000人も大集合した模様です。
このイベントの模様を、私ひでが記憶を頼りにレポートしてみたいと思います。
1バンドの持ち時間40分ということで、全7時間にも及ぶ、長時間イベントでした。
一応セットリストも挙げてみましたが、間違っている可能性が大有りです。きちんとしたものを知りたい方は、6月発売号の「ジャズライフ」や「アドリブ」をチェックしてみてください。
この他にも、バンドの入れ替わりの間に、セッションがあったのですが、今回はメインプログラムだけということにしたいと思います。
また、「私もあの場にいたんだよ。」とか「こんなものじゃない、俺にも語らせろ。」という方は、ぜひ、お気楽のアドレスまでメールをくださいね。
okiraku@t-cube55.com
それでは、始まり始まりぃーっ。
あ、アーティスト名の横の★は、私ひでのトキメキ度だと思ってください。★5つで満点です。
●カシオペア with 神保彰 ★★★★★
野呂一生(G)、向谷実(Key)、鳴瀬喜博(B)、神保彰(Dr)
1.ASAYAKE 2.THE SOUNDGRAPHY 3.GALACTIC FUNK 4.THE SKY
5.SET SAIL 6.THE GATE OPEN 7.?(新曲)8.TAKE ME
9.FIGHTMAN
トップバッターは、日本の誇るフュージョンバンド、カシオペアです。with 神保彰ってなっているのは、彼は一回脱退しているので、現在はサポートメンバー扱いになっているからですね。でも、バカテクで有名な神保さん、海外で一番有名な日本人ドラマーかもしれません。実は、個人的に一番楽しみにしていたバンドです。
相変わらず素晴らしい16分のキメ。本人たちは「伝統芸能」と呼んでおりました。
オープニングから「アサヤケ」は反則でしょう。ボルテージが上がる上がる。おいおい、前の席の人立っちゃったよ、見えねえじゃんかよ。ってことで、われわれもオープニングから立ち上がることに。ずっと今日までバンドで活動しているだけあって、サウンドのまとまりは一番かもしれません。
それにしても、向谷さんのMCは面白すぎです。
☆向谷さんったら、ものすごく人のいいおばちゃんみたいな、やさしーオーラだしまくりで、すごいよかったわぁ。それよりも4人が4人とも、ものすごくうれしそうに演奏し
ている姿が素敵だった。ホント、どうせやるなら心の底から楽しまないとね!(ひ)
●松岡直也グループ ★★★☆☆
松岡直也(Pf)、高橋ゲタ夫(B)、大橋イサム(G)、大坪稔明(Key)、
田中倫明(Per)、大儀見元(Per)、岩瀬立飛(Dr)
1.夏の旅 2.LIKE A VOLCANO 3.ONE LAST FAREWELL 4.THE KING OF NATURE
5.MAMBO NAOYA
松岡直也さんは、日本のラテンフュージョンの第一人者。この人がいなかったら、日本にこれほどラテンのリズムは定着しなかったと思います。しかも、このイベント最年長。今年で音楽活動51年目ですからね。今日の出演者の中でも、日本レコード大賞を取ったことがあるのは、この人だけでしょう。中森明菜の「ミ・アモーレ」の作曲者ですから。
浩子先生とよーこちゃんは、ラテンのノリがお気に召したのか、ここでもノリノリ。
しかし、残念なことに演奏の途中で、トラブルが発生。曲の途中で松岡さんのキーボードの音が出なくなってしまいました。でも、周りのメンバーはあせっているのに、本人は案外ケロリとした様子でいるのは、長年修羅場をくぐってきた貫禄でしょうか。
そして、浩子先生とよーこちゃんは、ギターの大橋さんをみて、某S・A社のNもちくんに似てると申しておりました。うーん、確かに似ているかも。
☆マンボなおーや ウッ! 楽しかったなぁ。
でも、残念なのが、「生ミ・アモーレ」で、明菜ちゃんを踊れなかったことね。完璧なんだけどなぁ・・・。クスッ。
●ナニワエキスプレス ★★★★☆
清水興(B)、青柳誠(Key&Sax)、中村建治(Key)、岩見和彦(G)、東原力哉(Dr)
1.EMERGENCY 2.BETWEEN THE SKY AND THE GROUND 3.JAZZALKA 4.ELEVEN
5.THE KOYA-SAMBA 6.BELIEVIN'
伝説の関西のバンド、ナニワエキスプレス、18年ぶりに再結成だとか。このバンドは関西パワーがなせる業なのか、みんなパワフルです。特に清水さんと力哉さんのパワーはすごいです。なに食ってんだこいつら?って感じがします。しかも、みんなキャラが濃いです。でも、なんかメンバーが一番仲良しなのは、このバンドだって感じがしました。
ちょうど、イベントの日に新作のCDが発売されたのですが、会場のCD売り場で終演後に、メンバー全員が売り子になっていました。中々こんな風景はお目にかかれないと思います。浩子先生はCDにメンバー全員のサインをもらっていました。本当にサインものに弱いらしい・・・。
☆実はこの方たちのこと、ほとんど存じ上げなかったのですが、めちゃめちゃうまくてビックリ(@_@)。キャラの濃さには、もっとビックリ(@_@)。でも、サインしていただいたとき「すっごく楽しかったです」って手を差し出したら、「ありがとう」って、ちょっともじもじしながら握手してくれた(ひ)
●鈴木茂&FRIENDS ★★★☆☆
鈴木茂(G&Vo)、田中章弘(B)、宮田繁男(Dr)、with 岩沢二弓(G&Vo)
1.スノー・エキスプレス 2.100ワットの恋人 3.ソバカスのある少女 4.人力飛行機の夜
5.?(ブレッド&バターの曲) 6.砂の女
元「はっぴいえんど」でなおかつ、元「キャラメル・ママ」の鈴木さん。細野晴臣や松任谷正隆とバンドを組んでいた鈴木さん。伝説度は、今日の出演者の中でもかなり上位の方だと思われます。今回は、自分のバンドを従えての登場です。
そうそう、ドラムの宮田さんは、元「オリジナル・ラヴ」でしたね。我がティーキューブのテーマソング(?)、及川光博「バラ色の人生」のドラムもこの人でした。
曲は、1975年のアルバム「BAND WAGON」からのものが多かったです。
PAが悪く、歌がなかなか通りませんでしたが、電気ものギンギンのバンドが続く中、きれいでシンプルな歌ものだったので、個人的にはかなりいい感じにまったりできました。
でも、せっかくこの場に林立夫も後藤次利もいるんだから、あの名曲「チョッパーズ・ブギ」が聴きたかったなあ。
☆シンプルでよろしかったのでござりますが、ひろこもよーこもおとなしかったなぁ。(ひ)
☆生ビールがちょうどきいてきて、つい、うとうと。。。ごめんなさいっ。(よ)
●THE SQUARE ★★★★☆
安藤まさひろ(G)、伊東たけし(Sax&EWI)、和泉宏隆(Pf)、須藤満(B)、則竹裕之(Dr)
河野啓三(サポートKey)
1.GLORIOUS ROAD 2.風の少年 3.ONCE IN A LIFETIME 4.UNEXPECTED LOVER
5.EUROSTAR〜run into the light〜 6.OMENS OF LOVE 7.TRUTH
現在のスクエアは、安藤さんと伊東さんの2人のユニットで、T-スクエアとして活動しているのですが、今年はデビュー25周年ということで、期間限定でザ・スクエアとして活動しています。
フュージョンにこれっぽっちも興味がない人でも、F1のテーマ曲「トゥルース」は耳にしたことがあるでしょう。今回のメンバーは、その「トゥルース」発表時の全盛期のメンバーです。
個人的には、「オーメンズ・オブ・ラブ」がよかった。やはりこの曲は名曲だ、と改めて感激しました。そして「トゥルース」では、お約束のコブシつきあげ大会に。まだこれやっていたのね、って思いながらも3人ともしっかりとコブシを突き上げてまいりました。
そして、浩子先生が、ドラムの則竹さんにやられちまいました。「かっこいい」「ステキ」を連発し、帰りには則竹さんのドラムの教則ビデオまでご購入する始末。どうやらこれからドラムを始めるらしい・・・。
☆ひでちゃん、そうじゃないの。ドラムなんか始めないの。ただ、動いている則竹くんが見たかっただけなの。だって、シンバルが邪魔をして、お顔がほとんと見えなかったのだもの(ひ)
●パラシュート ★★★★★
安藤芳彦(Key)、今剛(G)、松原正樹(G)、マイク・ダン(B&Vo)、斎藤ノブ(Per)、
林立夫(Dr)、井上鑑(Key)
1.HERCULES 2.ARESA KORESA 3.AMIGO 4.NE-ON 5.IF YOU'RE LOOKING FOR
LOVE
6.TABOO'80 7.OPEN YOUR FREEWAY 8.THE DEALER
ナニワが18年ぶりなら、パラシュートは21年ぶり、しかも、この日限りの復活だとか。こんな日が来るなんて、生きててよかったって思った人は、この中に1200人ほどいたことでしょう。
メンバーを見て、その豪華っぷりに目を奪われた人も多いと思います。なぜか、今さんへの声援が一番多かったとおもいますけれど。こんな人たちがバンドでやってたなんて、いい時代だったんだなぁ。
それにしても、林さん、良すぎです。すごすぎです。私は彼のスネアの音にすっかりノックアウトされました。本当に一発で世界が変わるんですもの。しかもライブ。いやぁ、びっくりしました。
それに、ノブさんのパーカッションが絡むわけですから、もはや神の領域に到達するかと。
帰りにパラシュートのCDを買おうと思ったら、完売してて買えませんでした。それだけ良かったってことですね。
ここでは、よーこちゃんが林さんにノックアウトされてました。「かっこいい」「ステキ」を連発し・・・。私もノックアウトされてました。「かっこいい」「ステキ」を連発し・・・。
☆ホント、この方たちはすごかったわねぇ。もううまいのなんのってぇ!!! 音も重たいしねぇ。いやー、うまいおやじたちって、本当にカッコイイや。
それにしても、今さんって、安斎肇さんに似てるよねぇ。空耳アワ〜 なんちって(ひ)
☆立夫さん、らぶっ!!(よ)
●高中正義 with friends ★★★★★
高中正義(G)、後藤次利(B)、斎藤ノブ(Per)、そうる透(Dr)、南部昌江(Key)、松本圭司(Key)
1.SAUDADE 2.FINGER DANCIN' 3.WOODCHOPPER'S BALL 4.EARLY BIRD
5.READY TO FLY 6.黒船 (アンコール)1.BLUE LAGOON
そして、トリは泣く子も黙る高中正義。しかも、上記のような豪華メンバー。しかも曲はすべておなじみのものばかり。これで盛り上がらないわけはありません。事実ライブのできはこのバンドが一番だったでしょう。
高中さんがすごいのはもちろんですが、後藤さんのベースもものすごかった。やっぱりアイドルを2人も嫁にする人は違いますねーって、変な感心をしてみたり。おニャン子クラブや野猿の作曲者としての方が有名なのかも知れないですが、最近はベースのプレイも復活してきたようで、うれしい限りです。
高中さんも今年で50歳だとか。そうるさんを「そうるキシリ透」って紹介してみたり、オチャメな
おじ様でございました。
そうそう、隣のブロックに熱狂的なファンと思われるパンチパーマのお兄ちゃんがいて、曲間ごとに、「来いや、タカナカ!!!」とか「もっと来い!!」とか、ケンカ腰の温かい声援を送っていて、とっても目立っていたのですが、なんと、その兄ちゃん、「レディ・トゥ・フライ」が始まった瞬間、感極まっちゃて、男泣きを始めてしまいました。連れの男の人によしよしされているのが、かわいらしかったです。私たち3人とも、その兄ちゃんに視線釘付け状態でした。
☆いやー、圧倒的にすごかった。っていうか、『すぞかった』ぞ、高中さん! 号泣した兄ちゃんじゃなくても、感動しましたよ。ええ、まじで。
でも、あの人の号泣っぷりもすごかったけど、男をそこまで泣かせる高中さんも、すごすぎるぞっ!!!(ひ)
ってなわけで、フュージョンを堪能しまくってきた私たち。
さすがに長時間だったので、最後はお尻が痛くなったり背中が痛くなったりしましたが、ものすごく満足できるイベントでございました。
やっぱり、20年以上音楽の第一線で活躍している方々は、パワーが違いましたね。そんなものすごいパワーを分けてもらった気がものすごくします。これでこの夏は乗り切れるかも。
☆とても同じものを観たとは思えないほど、この詳しさは一体なに? ねぇ、何なの?
ひでちゃん、音楽ライターにでもなったらいかがからし?(ひ)
■CROSSOVER JAPAN '03での高橋家
浩子先生・・・則竹裕之にノックアウトされる
王子様みたいなルックスが非常にお気に入りのご様子。
よーこちゃん・・・林立夫にノックアウトされる
ドラムはうまいし、家は豪邸だしってなんでそんなこと知ってんの?
ひで・・・トイレ待ちにノックアウトされる
だって、最近はSMAPやらミッチーやら、男子トイレの待ち時間ゼロのコンサートにしか行ってない んですもの。
それから、来年も「CROSSOVER JAPAN '04」として開催決定だとか。
ぜひ来年も見に行きたいと思います。
今回出演しなかった中で、来年ぜひ出ていただきたいのは、渡辺香津美でしょ、プリズムでしょ、本多俊之&ラジオクラブなんてのも復活しないかなあ。若手代表で本田雅人にも出ていただきたい。そうそう、松岡直也はWESINGとして出ていただきたいです。サディスティックスやYMOまで復活しちゃったら、本当に夢のイベントになっちまいますよね
はーい。ひでちゃーん、魂こめたレポート、どうもありがとう\(^o^)/
音楽にちーっとも興味のない方や、出演者さまたちをちーっともご存じない方にとっては、「なんじゃらほい」って内容でござりますが、まぁ、こんな回もあってもよろしいのではないかと。
次回は待望の「お気楽55号!」GOGOGO!!!でござりますゆえ、どんな内容になるかまだ予想もつきませんが、とにかくパワーだけは炸裂すること間違いなし。どうぞ、楽しみにしていてくださいね。
何を隠そう、私たちが一番「何を書こう、ねぇねぇ」o(^−^)oワクワクってしているのです。
あ、プレゼント企画も、ちゃくちゃくと進行中でござりますわよ(くすっ)
ということで。
どちらさまも、最後までお付き合いくださいましして、ありがとう存じます。
どうぞ、素敵な1週間をお過ごしくださいませ。
それでは。ごきげんよう (^-^)/~
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