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お気楽65号 裏オキラクページ

今週もようこそおいでくださいました\(~o~)/

みなさま、1週間いかがお過ごしでしたか?お盆休み中の方、普段とまったく変わらぬ生活だいという方、どちらさまもハリキッテまいりますわよ。それでは、今週も裏話スタートです♪


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■今週の目うろこ大賞

 みなさま、こんにちは。弟のひででございます。実は、今回のこのお話は、お気楽62号で、一部だけ紹介しております。そのときに、「続きはまた次号で。」と締めているのですが、今回お気楽65号までには、掲載されておりません。
 
 それもこれも、お気楽スタッフは皆、語り体質なので、気付くとメルマガが、どんどん長くなってしまうからなんです。すぐに700行から800行に到達してしまいますし、長すぎて配信できなかったってことも、一度や二度ではございません。
 
 ですから、最近のお気楽はこれでも「あまり長すないように」ということを気をつけて編集しております。そうなると、当然カットされるコーナーも出てきます。当然、このままでは永久に日の目を見ないのではないか、という原稿も存在することになってしまいます。
 
 で、気付いたのがこの「裏お気楽」の存在。本来このコーナーは、

 
        メルマガで語りきれなかった内容を語ってしまおう!!
   
 という趣旨で、存在しているはずだったんです。誰もそこに気付いていないかもしれませんけどね。
 
 今回は初心に返って、メルマガで語りきれなかった、私の目うろこ体験をお話したいと思います。一部の内容は、お気楽62号と重複している部分もございますが、「へえ、本当はこうだったんだぁ」と思いながら読んでいただければ、私もうれしゅうございます。

 それでは、始まり始まりぃ〜。


 裏お気楽61号の「今週の間違い大杉」のコーナーに、M9さまからこんなお便りをいただきましたので、ご紹介いたします。M9さま、ありがとうございます。

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 裏お気楽ページの、「今週の間違い大杉」コーナーで、ひでさんは「のことので」と「絞るのまでの」の二つを素の間違いだとおっしゃっていらっしゃいましたが、「若干23歳」も、間違いじゃないでしょうか。
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 ほ、本当だ。うっかり書き忘れておりました。M9さまのおっしゃる通りでございます。
正しくは「若干」→「弱冠」でございますわね。申し訳ございませんでした。また、M9さまは、こうもおっしゃっております。

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 「若干」と「弱冠」の混用は良くありますし、インターネットでもよく間違えて使っている方も見かけます。
 厳密に言うと23歳に弱冠を使うのも間違いだそうですが、20歳前後の若い年齢に使うのはもう慣用化されて市民権をえていると思います。

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 そうですよねぇ。意識していないと「若干」と「弱冠」って中々使い分けられませんよね。特に「若干」の場合は、「若」って言葉が入っているので、つい年齢を表すのに使ってしまいがちですよね。ワープロやパソコンで文章を作るのが当たり前の時代になってからは、こういう意識しないと使い分けられない言葉ってだんだん増えていっているような気がします。

 で、調べて見ました。「弱冠」と「若干」の違いを。まずは、『岩波国語辞典・第四版』から。ちょうど、隣りあわせで載っておりました。なぜこの辞書なのかというと、たまたま一番近くに転がっていたからというだけなんですが。

弱冠・・・・・・ 男子の数え年20歳のこと。転じて、年が若いこと。昔、中国で、20歳を「弱」と言い、男子が冠をかぶったことから。

若干・・・・・・ 幾らか。
    イ. 数量を特に定めては言わないが、さほど多くないこと。
    ロ. (副詞的に)程度がはなはだしくはないが、多少その気味があること。

 つまり、「弱冠」の方は、「弱冠23歳の世界チャンピオン」というように使うのが正しく、「若干」の方は、「スタッフ若干名募集」「若干オタクの傾向がある」というように使うのが正しいというわけですね。

 ですが、ここで新たな疑問が発生。なぜ、昔の中国の男子は、20歳で冠をかぶるのか。ということで、今度は『旺文社漢和辞典・改訂新版』で「弱」の字を調べてみました。なぜこの辞書なのかというと、たまたま(以下略)ってことで。すると、「弱冠」の意味の説明でこんなふうに書いてございました。

弱冠・・・ 男子20歳の称。男子が20歳で冠(=元服)したのでいう。

なるほど、昔の中国の成人の儀だったと言うわけでございますね。ですから、この「弱冠」という言葉、語源的には「20歳男子限定」の意味で使うのが正しいわけです。

 さて、この『旺文社漢和辞典・改訂新版』。非常に感心したのは、その他の「年齢に関する語」がコラムとして載っているところ。いっぱいございますが、結構おもしろいので、すべて挙げてみます。あなたも目からうろこが落ちること請け合いです。

 まずは「論語」から。孔子で有名なやつですな。「子曰く、我十有五にして学に志す。」という部分を、中学や高校のときに学習した方もいらっしゃると思います。書き下し文で紹介して見ましょう。

  子曰く、吾十有五にして学に志す。
  三十にして立つ。
  四十にして惑わず。
  五十にして天命を知る。
  六十にして耳順(したが)う。
  七十にして心の欲する所に従いて、矩(のり)を踰(こ)えず。

この部分から次のような年齢を表す言葉が誕生したのです。

志学(しがく) ・・・15歳
  而立(じりつ) ・・・30歳
  不惑(ふわく) ・・・40歳
  知名(ちめい) ・・・50歳
  耳順(じじゅん) ・・・60歳
  従身(じゅうしん) ・・・70歳

 へえー、そうだったんですかぁ。そういえば、7月20日(日)にTBSで放送された「情熱大陸」という番組で、われらがクレイジーケンバンドの横山剣さんが特集されていたのですが、そのときの宣伝で、「不惑を過ぎてブレイク」みたいなコピーが使われていたのですね。「不惑」ってなんだろうって私と浩子先生は頭に?マークが二人合わせて50個くらい浮かび上がったんですが、まさか「論語」が語源の由緒正しい言葉だとは思いもしませんでしたわ。

 「論語」以外では、前回ご紹介した「弱冠」の他にもこんなにあるのでございます。なんだか、雑学メルマガみたいなってきたな、こりゃ。

還暦(かんれき) ・・・満60歳。
    満60年で自分の生まれたときの干支にかえるから。
  華香(かこう) ・・・61歳。
    「華」の字を分解すると、「十」の字6個と「一」の字になるから。
  古稀(こき)  ・・・70歳。
    杜甫の詩句 「人生七十古来稀なり」から。
昔からまれな長寿の意味。
  喜寿(きじゅ) ・・・77歳。
    「喜」の草書体(七が三つあるやつ←ボクのIMEではでませんの)が、七十七と読めるところから。
  米寿(べいじゅ) ・・・88歳。
    「米」の字を分解すると八十八になるところから。
  白寿(はくじゅ) ・・・99歳。
    「百」の字から「一」を引くと「白」の字になるところから。

 そ、そうだったのか!!還暦のときに赤いチャンチャンコを着るのって、生まれたとき、つまり赤ん坊に還るからだったんですね。なるほど。その他も私は聞いたことだけしかないって言葉ばっかりでした。でも、こうして簡単にでも語源を知っておくと、言葉の存在が親しみやすいものに変わってしまいますね。何事も「根本から理解する」っていうのは、とっても大事なことなんですね。おっと、今度は「浩子のお告げ」みたいになってきたぞ。

 M9さまのメールのおかげで、私達はこんなにも目からうろこを落とすことができました。メルマガやってて本当によかった、幸せだって思うのは、こういうときですよね。ありがたーい読者のみなさまのおかげで、お気楽は成り立っているのでございますわ。

 M9さま、そして読者のみなさま。温かいご声援を本当にありがとうございます。そして、これからもよろしくお願いいたしますね。


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■ちょこっとセミナー報告

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  『ネットのパン屋で成功しました』
              講師:田中 明子氏

   8月6日 19:00〜  於:日本青年館
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みなさまお暑ぅござります。ここからはよーこがお送りいたしまーす。
8月6日に
『ネットのパン屋で成功しました』(筑摩書房・\1,200)の著者田中明子(たなかめいこ)氏のセミナーに行って来ました。仕事に役立つヒント満載の楽しいセミナーだったので、そのエッセンスをちょこっとご紹介いたしましょう。

● ルセットってどんなパン屋さん??

そもそも彼女とパンとの出会いは高校時代、知り合いのパン屋さんでアルバイトしたこと。特にパンが大好きだったとか、お料理が得意だったというわけでもなかったらしいですが、何故かOL時代の彼女は、自分がパンを焼けることを思い出し、会社から帰るとパンを焼く日々を送っていたのだとか。

そのパンを翌日会社に持って行き、みんなに配りながら、パンについて語るうちに、持ち前の探究心に火がついたのか、どんどんパンに対するアイディアが湧き出していったんですって。同時に『こんなパン屋さんあったらいいのに』という思いも高まって、会う人ごとにその思いを語っていたら、とある事業家の方と知り合い、「それってもうビジネスプランだよね!」と話は急展開。

そうした出会いで、1999年12月、世田谷区三宿に最高級天然酵母パン屋として“ルセット”はオープンしました。 最初は店舗販売中心の普通のパン屋さんだったそうですが、今ではインターネットでの販売が大ブレークし、月曜から金曜はネット販売分のパンを焼き、店舗販売は土・日曜のみというちょっと変わったパン屋さんなのです。

★ルセットホームページ
 http://www.recette.co.jp/

 
 
● 人生の転機

短大卒業後、株式会社西川に入社した彼女。そこでは 数百年にわたって守られてきた「のれん」を受け継ぐ精神や、お客様を大切にする心を学んだものの、2年で退職。その後パソコンのスキルを身に付けたいと、大手パソコン販売会社に転職したそうです。

その頃からプライベートタイムに食べ歩きを楽しむようになり、そのベクトルは自然と“パン”に向いていったのだとか。そんな彼女に、まさに転機が訪れます。
なんと、彼女のお勤めしていた会社が、大幅なリストラ策を打ち出したのです!ある日会社に行くと、突然全体朝礼があり、そこで社長から社員数3分の2をカットするとの話が・・・。しかも、対象者は10日後には辞めなければならなくなったそうです。

幸い(?)彼女は、残る組のリストに入っていたらしいですが、その頃はもう『パンのとりこ』になっていたので、会社を辞めて、毎日思いっきりパンを焼いてみたいと、なんと自分からリストラメンバーに志願し、会社を辞めてしまったんです。
ここが人生の転機でしたね。なんと、その会社は半年後には倒産してしまったんですって。


●大事なのはとことんこだわること

『パンの価値観を変えてみたい』それが彼女の思いでした。特別な日、特別な人に贈るためのパンがあってもいいんじゃないかという気持ちで、こだわりのパンを開発していったのです。 その集大成が、『@シナモン』『@バニラ』『@ベリー』というネット限定販売のパン。それぞれ一斤 \2,600 \3,600 \1,800というパンとは思えない値段にもかかわらず、一ヶ月分の予約分は数分で完売という人気っぷりです。

成功の秘訣を聞かれると、『一番大事なのは、どんなパンを作って、どんな人に売りたいかしっかり固めること』だとキッパリ言い切りました。ステキ!彼女は、最高級パンを作って、それをわかる人に売りたかったので、小麦粉はもちろん、卵ひとつにも徹底してこだわって、パンを焼いてきたのだとか。

そして、どんな小さな情報にいたるまで、ホームページに全部公開してきたそうです。そうしたウンチクが口コミを生んだのですね。ちなみに、最高級店の誇りを守るため、お店は徹底的に掃除しているそうです。特に秤などは、つまようじを使ってキレイにしているのだとか。そういった見えないこだわりも 成功の要因のひとつですよねぇ。

始めた当初、「そんな値段じゃ売れない」というありがたいアドバイスも随分受けたみたいですが、自分だったらこんなパンが欲しい、それをわかってくれる人は、全国を探せば200〜300人位いるだろうと信じて進んできたそうです。
『要は、出来るか出来ないか考えるんじゃなく、自分がやりたいかやりたくないかです!!』とにっこり微笑む彼女は、かっこよかったなぁ。「ホントねぇ」とひとり相槌をうつよーこでありました。

★今回のセミナー主催は
 http://www.coco-de-sica.com/

 
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■今週の間違い大杉

前回のお気楽64号における、素の間違い(お気楽トラップともいう)を自ら告白し、謝り倒すこのコーナー。弟のひでが担当いたします。しばらくメルマガの方で謝っておりましたが、今週は裏お気楽の方で謝りたいと思います。

 では、まずはこちら。
   
  live from central park
    shervl crow(シェリル・クロウ)

 またやっちました、スペルミス。はい、正しくは「sheryl crow」でございます。本当に、我々は英語に弱い。弱すぎる。

 申し訳ございませんでした。
 
 続いては、こちら。
 
    何がいいのわからないけれど、よく口にする「ま、いいか」。
 
 はい、こちらは「何がいいのわからない」ではなく、「何がいいのかわからない。」とするのが正しゅうございます。せっかくのいいお言葉も、素の間違いがあったりしたら、本当に「あかぬけない」ですね。これは「かぬけ」の間違いですけれども。
 
 申し訳ございませんでした。
 
 
 続いては、こちら。 

  で、早速自分のショートカットで試してところ、
  意外な事実が判明したのです。

 
 はい、こちらは「試してところ」が素の間違い。正しくは、「試したところ」でございます。

 申し訳ござりませんでした。

最後は、こちら。

    エアコン掃除をしてもらったとたんにうなるような猛暑。
 
 「うなるような猛暑」を「うだるような猛暑」ってした方が一般的ですね。
 実は、私自身は「うなるような猛暑」って言い方もそんなにおかしくないんじゃないかなって思っていたんですが、今回の多数のご指摘で、ちょっと考えが改まりました。

 
 だって、それぞれ変換してみたら、「うだる」の方がいいのが一目瞭然なんですもの。  

「うなる」→「唸る」
「うだる」→「茹だる」

 どう考えても、「茹だる」の方が夏にふさわしい。これもちょっと目うろこでした。
 
 申し訳ございませんでした。

 さあ、今回のメルマガ65号もみなさま楽しみいただけたでしょうか。
 まあ、このような素の間違い(お気楽トラップともいう)が今回もたくさんあると思いますが、メゲることなくNGワードにご応募くださいね。

 心から、お待ちしております

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いや〜今週はためになったねぇ。目ウロコを落としてすっきりしたところで、
今週も素敵な1週間をお過ごしくださりませ。ヽ(^o^)丿


 
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