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お気楽80号 裏オキラクページ

今週もようこそおいでくださいました\(~o~)/

今月2度目の3連休も終わり、いよいよ年末モードに突入。うーん1年は早いなぁと思わずつぶやく今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか?今週も熱い裏オキラクを読んで、さぁ元気にまいりましょう。

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■ひで、魂のレビュー

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CASIOPEA VS THE SQUARE
東京厚生年金会館大ホール 11月21日(金)19:00
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みなさま、こんにちは。弟のひででございます。

早速、次のコンサートに臨んでまいりました。今週のレポートは、『CASIOPEA VS THE SQUARE』でございます。

なんだか、最近はまたフュージョンが再評価されているらしく、昨年から今年にかけて、オムニバス・アルバムも次々発売されていました。特に、日本人アーティストのオムニバスが結構好評のようで、J-フュージョン・ブーム到来か、なんて言われていました。

そんな中で、今年の5月に行われた、『CROSSOVER JAPAN '03』。日本の誇るフュージョンバンドが7組も結集した一大フェスティバルでございました。このイベントで、懐かしい青春時代を思い出して癒された人や、このイベントがきっかけで、フュージョンという音楽を知ってハマってしまった若者が予想以上に多かったようで、J-フュージョンの流れはまだまだ止まらないようです。

『CROSSOVER JAPAN '03』は、今思い出してみても、ものすごい充実したイベントでした。どんなイベントだったのかは、お気楽54号の裏オキラクページでもレポートしています。ぜひご覧ください。

ただ、『CROSSOVER JAPAN '03』で残念だったのは、「合同演奏」がなかったことです。ハッキリ言えば、ただバンドが入れ替わり立ち替わり演奏しただけのイベントでした。やっぱり、出演者がいっぱい出てくるコンサートでは、最後に出演者が全員出てきて、セッションする光景が見たいのが、参加者の常ってものです。まあ、『CROSSOVER JAPAN '03』では、出演者の人数から言って、全員では不可能なのはよーく分かります。でも、やっぱりお祭りの最後はドカンと決めて欲しかったです。

そんなことを思っていたところに、『CASIOPEA VS THE SQUARE』のお知らせが飛び込んでまいりました。この2つのバンド、もちろん『CROSSOVER JAPAN '03』にも出演しています。今回は、大阪、愛知、東京で、4回コンサートをするとのこと。

おお、これは、プチCROSSOVER JAPANではないか。

そして、何より見たかった「合同演奏」が見られるまたとないチャンス。そして、カシオペアとスクエアの合同コンサートなんて、もう当分見られない(なぜ見られないのかは後述)。ということで、早速チケットを予約してしまった私でございました。

ところが。

普通、こういう対バン形式のコンサートって、それぞれのバンドが1時間くらいステージをやって、最後に2、3曲「合同演奏」っていうのがパターンでございます。実際に、かつて行われたカシオペアとザ・スクエアのコンサートは、そんな感じだったと思います。

このコンサートは、違いました。

「合同演奏」どころでは全然済まなかったのです。

コンサートMCでも言っておりましたが、まさに「組んずほぐれず」状態。2つのバンドのメンバーが入れ替わり立ち替わり。また、同じパートのバトルも充実しまくりというとんでもないものでした。終わってみれば、3時間を越える、ものすごく充実したコンサートでした。「プチCROSSOVER JAPAN」どころか、「ハーフCROSSOVER JAPAN」って感じでございました。

では、ここでカシオペアとザ・スクエアに付いて簡単に紹介してみましょう。


●カシオペアの紹介


カシオペアのデビューは、1979年。デビュー当初のコピーは、「スリル・スピード・テクニック」まさにそのコピーに負けない高難易度の曲を、圧倒的な演奏力で聞かせ、どぎもを抜いたものです。全盛期には、ライブが年間200本を超えたりワールドツアーを行ったりと、インストゥルメンタルのバンドにはあまり見られない活発な活動を行っていました。

カシオペアの魅力は、やはりそれぞれの楽器の限界に挑戦するようなその演奏力。といっても、個人のアドリブ主体になるのではなく、あくまで曲のメロディーを聞かせることに重点を置いているのが素晴らしい。彼らの演奏力は、CDとライブが同じ音のするバンドとして、評価が高いです。他にも、ドラムソロやベースソロを日本で初めてレコードに完全収録したのは彼らが最初です。いろんな意味で、ミュージシャンや音楽ファンに与えた影響は、計り知れません。

メンバーに付いてもご紹介します。

野呂一生/Guitar

カシオペアのリーダー。ほとんどの曲は彼が作曲しています。カシオペアの曲の独特な16ビートの裏拍食いは、彼の得意技。彼の曲は、メンバーに楽器の限界を要求する、とても厳しいものです。ギタープレイでも、ピックを口にくわえて、弦をタッピングする「ギターチョッパー」は、見るものを驚かせます。

向谷実/Keyboards

カシオペアのMC担当。別名「しかいや」と呼ばれるほど口が上手い。カシオペアのカラフルなサウンドは、彼の手によるもの。ライブでは、音色チェンジで非常に忙しそうです。最近では、鉄道マニアの趣味が高じて、「トレインシュミレータ」シリーズもリリースし、好評のようです。

鳴瀬喜博/Bass

カシオペアには90年から参加。実はカシオペアが世に出るきっかけとなったコンテストの審査員だったという、不思議な縁があります。8弦ベースや10弦ベースから叩きだすチョッパーは、チョッパー=ナルチョといわれるくらいです。CharやB'zの松本孝弘ともバンドを組んでいたこともあります。

神保彰/Drums

80年にカシオペアに加入。90年に一度脱退するも、97年からサポートとして復帰。もう、扱いは正式メンバーそのもの。外国で教則ビデオが作られたり、外国のドラム雑誌の表紙を日本人で初めて飾ったりで、世界一有名な日本人ドラマーかもしれません。そのテクニックは圧倒的で、ドラムを叩いている人で彼の悪口を言う人はいません。日本アップルの原田永幸社長も、彼のファンです。


●ザ・スクエアの紹介


デビューは1978年。デビュー当初からリズムよりもメロディーを追求した曲が多く、女性ファンの数は、おそらくカシオペアよりも多いです。でも、彼らの曲は譜面は簡単そうに見えますが、カッコよく演奏するにはやはり圧倒的な演奏力が要求されます。

彼らの魅力は、そのメロディー。どこにそんなに引き出しがあるんだいと、思わず聞きたくなってしまうくらい、素晴らしいメロディーを持つ曲が多いです。それを、ギターとサックス(又はEWI=ウインドシンセサイザー)のユニゾンで聞かせてくれるのだから、もうたまりません。

1989年にバンド名を「T-スクエア」に改名。2000年にはバンドの形態を解消し、安藤まさひろと伊東たけしの2人によるユニットとしての活動に移行します。今年はデビュー25周年を記念して、それぞれのパートの最長在籍者を集めて、「ザ・スクエア」として12月31日まで活動予定です。ですから、このコンサート自体、結構レアなわけです。

メンバーに付いてもご紹介します。

安藤まさひろ/Guitar

スクエアのリーダー。やはりスクエアの曲の大半は彼の作曲。そのメロディーメーカーぶりには、驚きを隠すことができません。でも、スクエアの中で一番ブッ飛んだ曲を書くのもこの人です。ゲーム「グランツーリスモ」シリーズの音楽も、彼の作品です。

伊東たけし/Saxophone & EWI

スクエアにはデビューから参加。91年に脱退するも、ユニットとしての活動に移行するに当たって復帰しました。そのサックスプレイには定評があり、彼のサックスが奏でるバラードは、スクエアのひとつの顔になっています。「3分クッキング」のテーマも吹いていますね。

和泉宏隆/Piano

スクエアには82年から参加。98年に脱退スクエアのもう一人のメロディーメーカー。特に、8ビートとバラードに名曲が多いです。最近は、ピアノに専念しているようで、脱退後には、4枚のソロピアノアルバムをリリースするなど、勢力的に活動しています。

則竹裕之/Drums

スクエアには85年から参加。00年にユニットになるまで、ずっとドラムを務めていました。そのルックスから、非常に女性ファンが多いです。でも、彼のドラムもグルーヴ感溢れる見事なもの。なんだか92年あたりから急激に腕を上げた気がします。最近は、稲垣潤一のサポートなどで活躍しているらしいです。

須藤満/Bass

スクエアには86年から参加。00年にユニットになるまで、ベースを務め上げました。彼の加入がスクエアにもたらしたものは大きく、スクエアの曲がグッとグルーヴ感溢れるものになりました。最近は、ゴスペラーズのサポートなどで活躍しています。

河野啓三/Keyboards

ユニットのT-スクエアのライブ・サポートメンバー。今回は和泉さんがピアノに専念するために呼ばれた模様です。でも、彼がシンセサイザーを担当して、ブラスなどの音色を担当しているおかげで、スクエアの曲がコード感豊かになって、いい感じになっています。


●このコンサートも、すごかった。


だいたい19:00ちょうどに客電が落ち、ステージに貼られていた「CASIOPEA VS THE SQUARE」の幕が落ちました。ステージ上では、すでに10人のミュージシャン達が、勢ぞろいしています。オルガンのイントロから始まった曲は、スクエアのメロディアスな8ビートナンバー、「OMENS OF LOVE」。

うわー、いきなり「合同演奏」だ!

私、この曲大好物です。普段は伊東さんのEWIのメロディーだけのところに、野呂さんのギターが絡んでくると、なんか新鮮な感じです。そして、エンディングで転調に転調を重ねて、つながった曲は、カシオペアの「LOOKING UP」。こちらも軽快な8ビートナンバー。オープニングの「合同演奏」で、会場はもうノリノリに。

そして、ここでMCです。登場したのは、カシオペアの向谷さんと、スクエアの和泉さん。このお二人、かつての合同コンサートでは、コロコロデブデブ」略して「コロデブとして、MC担当だったとか。このコンサートの進行台本に、コロデブ登場としか書いていなかったんでお二人ともかなりムッときた、なんて話をいきなりするもんだから、会場は大爆笑に。

今日は4回あるコンサートの3回目。今までの勝負はお互いに一勝一敗だそうです。特に、伊東さんが目の前に座るともう大変なことになるということです。って、コンサートの話ではなく、打ち上げの話だったんですね。

それにしても、特に向谷さんの話は面白い。さすが、「しかいや」なんて呼ばれるだけのことはあると思います。


●エントリーナンバー1番、カシオペア


さて、今日のトップバッター、カシオペアの登場です。ちなみに演奏順番は、日にちによって入れ替わるそうです。なんて民主的な。向谷さんによれば、オープニングの後に、ステージ上から一気に6人消えるんで、トップバッターは非常にやりにくいとのこと。そうは言ってもやっぱりカシオペア。CDとライブが同じ音がするバンドとして、ガンガンやってくれました。

カシオペアの伝統芸、16ビートの裏拍食いがビシバシ決まる「EYES OF THE MIND」から始まります。ライブの定番曲「TOKIMEKI」をはさんで、CDよりもテンポが速い「FREAK JACK」はまるで火の出るような演奏でした。この曲、全員のソロ回しがあるんですが、特に神保さんのソロがすごかった。神保さんは、テクニックもさることながら、叩くときの姿勢がものすごくいいんです。背筋がピンと伸びています。きっと、日本一姿勢のいいドラマーではないかと思います。

後半は、最新アルバム『PLACES』の中から、神保さんの曲、ナルチョの曲、向谷さんの曲に続けて、『CROSSOVER JAPAN '03』で先行披露した「RARE ONE IN N.Y.」を演奏。この曲でも全員のソロ回しが。ここでは全員火の出るようなソロを披露。曲は裏拍食いまくり。まさにカシオペアの真骨頂って感じでした。

そして、カシオペアのステージの最後は、カシオペア最大の大曲「TRANS EVOLUTION」。この曲、野呂さんが好きなものを全部詰め込んだというだけあって、シンフォニックな部分あり、プログレ風なところあり、変拍子ありと、非常に聴き応えのあるものになっています。もう、この時点でお腹いっぱいって感じを漂わせつつ、カシオペアのステージは幕を閉じました。


●エントリーナンバー2番、ザ・スクエア


続いては、板橋区からやってきた(と向谷さんが言っていた)ザ・スクエアの登場です。和泉さんによれば、カシオペアの演奏を楽屋で聴いていて、後にステージに立つことを考えると、結構なプレッシャーになると言っていました。いえいえ、そんなことは全然ございません。どちらも素晴らしいと私は思いますよ。

スクエアは、カシオペアが豪快だとすれば、繊細っていう表現がぴったりのステージング。きっと、カシオペアよりストイックな人が多いのでしょう。とっても真面目な人たちという印象が強いです。

スクエアのオープニングは、ギターのカッティングが印象的な、ミディアム16ビートの「CONTROL」伊東さんのEWIが吠え、則竹さんのドラムが暴れておりました。アルバム『Spirits』からの2曲をはさんで、曲は「BREEZE AND YOU」に。うわー、懐かしい。この曲では、和泉さんのピアノがフィーチャーされていました。実にいい感じです。

そして、スクエアの必殺技のひとつ、伊東さんのサックスを主役としたバラードのお時間がやってまいりました。曲は「CAPE LIGHT」。伊藤さんが歌いまくります。これが実にいい感じでした。こういう壮大なバラードは、カシオペアでは聴けません。正直な話、カシオペアの曲にはいいバラードがあまりないのです。スクエアにはたくさんあるんですけどね。なんでだろう

そして、後半はこれまた懐かしい8ビートナンバー「PRIME」そして、最後は伊東さんのEWIが踊っているような感じのする、人気曲のひとつ「TAKARAJIMA」でスクエアのステージは終了しました。


●そして、バトルへ


それぞれのバンドのステージが終わって、再びコロデブのお二人が登場。ちなみに、「コロコロ」和泉さん「デブデブ」向谷さんのことです。

普通ならここで、最後に「合同演奏」を何曲かやって、締めるのが普通のVSコンサート。ところが、もうそんな時代は終わりました。今や、マニフェストの時代。国民に喜ばれる公約を出さなければ、選挙で票はもらえません。ミュージシャンも同じこと。お客さんに喜んでいただけなければならないのです。

なんて内容の絶妙なMCをはさんで、いよいよ始まりました。真の『CASIOPEA VS THE SQUARE』。そうです。ここから同じパートによるバトル、「組んずほぐれず」の大セッション大会が始まるのです。

まずは、野呂、安藤のリーダー同士が登場。2人とも手にしているのは、アコースティック・ギター。

ギターデュオで、まずは安藤さんの曲「KAPIOLANI」を。まるで、ゴンチチかというような雰囲気で、絶妙な絡みを繰り広げます。バトルといっても、お互いの意地の張り合い、相手よりも難しいフレーズ、難しいコード進行というような殺伐としたものではなく、長年のお友達のような感じで、実に楽しそうに演奏しています。涼しげでいい感じ。そして、神保、須藤、河野の各氏を加えて、今度は野呂さんの曲「JUSTICE」を。3拍子のスパニッシュなリズムに乗っかっている、ギターの2人のメロディのハモリが印象的でした。

照明が落ち、再び明るくなると、今度は向谷、和泉のキーボード担当同士がスタンバっています。次はコロデブ対決なんですね。

向谷さんの曲「ONCE IN A BLUE MOON」を和泉さんのピアノ、向谷さんのエレピでしっとりと。和泉さんのピアノが主で、作曲者向谷さんのエレピが従という感じになっています。メロディーの歌い方が、普段CDで聴くのとはまた違った感じで、実に新鮮。続けて、鳴瀬、則竹、河野の各氏を加えた、和泉さんの曲「MIDNIGHT CIRCLE」。これは、ノリノリの16ビートナンバー。そのまま向谷さんも和泉さんも盛り上がって、最後のキメをビシッと決めてくれました。

そして、今度はスチールドラムのシーケンスが流れてきます。舞台上には、神保、則竹、野呂、向谷、伊東、和泉、河野という布陣になっています。今度はドラム対決です。

始まった曲は、則竹さん作曲、タイトルどおりの勇敢な16ビートナンバー「勇者」。やっぱりこの2人のツインドラムは非常に強力。フレーズもきっちり合わせているのはさすがです。そして、曲の中盤で則竹さんがソロをとり始めると、ドラム以外のメンバーは、ステージ袖に引っ込み始めます。いよいよ、ドラムバトル開始です。このバトル、お2人とも非常に素晴らしかったのですが、私の目を、どうしても釘付けにされたのは、やっぱり神保さん。そのピンと背筋を伸ばした姿勢から繰り出されるフレーズの数々は、まさに神業。シンバルの連打なんて、腕が6本くらいあるように見えました。まるで阿修羅像のように。長い長いソロ合戦が終わりに差し掛かる頃、向谷、安藤、伊東、和泉、河野の各氏が登場。そして、曲は、神保さん作曲の「MID MANHATTAN」に。カシオペアの曲を、スクエアのメロディー担当が奏でるのは、実に新鮮。曲のクライマックスである、ドラムのユニゾンもバッチリ決めて、ドラムバトルは終了です。

ステージ上には、向谷、神保、和泉、則竹の4氏が残り、向谷さんがシンセベースを弾き始めると、姿は見えねどベースのソロが。最後は、ベースバトルなんですね。

曲は、ナルチョ作曲の「ECCENTRIC GAMES」。ナルチョが手にしているのは、もはやこの曲専用となった、カエルのような緑色の、トレモロアーム付き8弦ベース。名前はケロンパチくん。対する須藤さんは、アームこそ付いていないものの、ディストーション利かせまくりの5弦ベースで応戦です。このお2人、バンドを代表する濃いキャラでございますから、ステージせましと駆け回り、お客さんに愛想をふりまきながら、実に楽しそうにものすごいフレーズを弾き倒しています。実に熱く濃くそしてクドく、放っておけばいつまでもやっていそうな勢いで、ステージ上で暴れておりました。

曲が終わると、須藤さんが弾くキメを合図に、ステージ上に全員集合。そして、曲は須藤さんの「NAB THAT CHAP!!」。ここからは「合同演奏」のようです。やっぱり、10人で演奏されるパワーはものすごいものがあります。そのパワーに刺激されるように、ソロがまた熱いこと熱いこと。火傷しそうな1曲でございました。

さあ、コンサートも終盤戦になったようです。こうなるともう待っているのは、怒涛のソロ回し大会。ということで、スクエアのファンクラブの名前にもなっている、ソロ回しお約束曲の「JAPANESE SOUL BROTHERS」。この曲では、キーボードのバトル、ドラムのバトル、ベースのバトルをはさんで、間髪いれずにカシオペアの「FIGHTMAN」へ。ここでは、10人全員による熱いソロ回し大会が展開され、大盛り上がりの中、本編終了です。

そして、アンコール。もちろん全員登場。刻まれる8ビートのキック。

そう、スクエアの伝家の宝刀、「TRUTH」です。F1のテーマとして有名なこの曲。やっぱり盛り上がります。お客ももちろん大盛り上がり。みんな拳を突き出しております。終盤のソロは、いつもの伊東さんのEWIに、野呂さん、安藤さんのギターも絡んできて、メロディー担当の大バトル大会に。

曲が終わったと思ったら、間髪いれずに耳なじみのギターのカッティングが。

今度はカシオペアの伝家の宝刀、「ASAYAKE」『CROSSOVER JAPAN '03』でオープニングを飾った、J-フュージョンと言えばこの曲、というくらいの名曲です。いつもの野呂さんのギターに代わって、伊東さんのサックスがメロディーをとっています。この曲でももちろんみんなで拳を突き上げ、熱狂的に盛り上がりました。

そして、2回目のアンコール。始まったのは、ビートルズの「GET BACK」。といっても、メロディーがかろうじて残っているだけで、やはり怒涛のソロ回し大会に。みんなやりたい放題、あばれたい放題に暴れて、この熱く、濃く、とても長いコンサートは無事終了いたしました。


< SET LIST>

★OPENING CASIOPEA & THE SQUARE

M01.OMENS OF LOVE
作曲:和泉宏隆  
収録:THE SQUARE『R・E・S・O・R・T』(1985)

M02.LOOKING UP
作曲:野呂一生
収録:CASIOPEA『Photographs』(1983)

★CASIOPEA

M01.EYES OF THE MIND
作曲:野呂一生
収録:『MAKE UP CITY』(1980)

M02.TOKIMEKI
作曲:野呂一生
収録:『THE PARTY』(1990)

M03.FREAK JACK
作曲:野呂一生
収録:『MATERIAL』(1999)

M04.TROPICOOL
作曲:神保彰
収録:『PLACES』(2003)

M05.IT'S NOT ONLY ONE TIME
作曲:鳴瀬喜博
収録:『PLACES』(2003)

M06.SPRINTER
作曲:向谷実
収録:『PLACES』(2003)

M07.RARE ONE IN N.Y.
作曲:野呂一生
収録:『PLACES』(2003)

M08.TRANS EVOLUTION
作曲:野呂一生
収録:『Flowers』(1996)


★THE SQUARE

M01.CONTROL
作曲:安藤まさひろ
収録:『NATURAL』(1990)

M02.風の少年
作曲:安藤まさひろ
収録:『Spirits』(2003)

M03.EUROSTAR
作曲:則竹裕之
収録:『Spirits』(2003)

M04.BREEZE AND YOU
作曲:和泉宏隆
収録:『TRUTH』(1987)

M05.CAPE LIGHT
作曲:和泉宏隆
収録:『ADVENTURES』(1983)

M06.PRIME
作曲:安藤まさひろ
収録:『R・E・S・O・R・T』(1985)

M07.TAKARAJIMA
作曲:和泉宏隆
収録:『S・P・O・R・T・S』(1986)

★BATTLE

M01.KAPIOLANI
作曲:安藤まさひろ
収録:T-SQUARE『T comes back』(2003)

M02.JUSTICE
作曲:野呂一生
収録:CASIOPEA『Hearty Notes』(1994)

M03.ONCE IN A BLUE MOON
作曲:向谷実
収録:CASIOPEA『FULL COLORS』(1991)

M04.MIDNIGHT CIRCLE
作曲:和泉宏隆
収録:T-SQUARE『NEW-S』(1991)

M05.勇者
作曲:則竹裕之
収録:T-SQUARE『B.C.A.D.』(1996)

M06.MID MANHATTAN
作曲:神保彰
収録:CASIOPEA『FOUR BY FOUR』(1982)

M07.ECCENTRIC GAMES
作曲:鳴瀬喜博
収録:CASIOPEA『active』(1992)

M08.NAB THAT CHAP!!
作曲:須藤満
収録:T-SQUARE『NEW-S』(1991)

M09.JAPANESE SOUL BROTHERS
作曲:安藤まさひろ
収録:T-SQUARE『GRAVITY』(1998)

M10.FIGHTMAN
作曲:野呂一生
収録:CASIOPEA『FULL COLORS』(1991)


E1-01.TRUTH
作曲:安藤まさひろ
収録:THE SQUARE『TRUTH』(1987)

E1-02.ASAYAKE
作曲:野呂一生
収録:CASIOPEA『Super Flight』(1979)


E2-01.GET BACK

●追記、コンサート終了後

このコンサート、終演後にロビーで、セットリストの看板が出ていました。しかも、やった曲がどのアルバムに収録されているかも、ちゃんと分かるようになっていました。非常に素晴らしい。他のアーティストも、是非真似して欲しいもんだと思いました。やっぱり、思い出は分かち合ってナンボですからね。


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■今週の間違い大杉

引き続きひでがお送りする、前回お気楽79号の素の間違いを自ら暴露するのが、このコーナーでございます。

今週の裏オキラクページも、非常に長いですね。ということで、今週はアッサリ味で参りたいと思います。正直、そんなにクスッとできるものはございませんし。単に、われわれの観察力のなさを露呈する結果にとどまっております。

では、今週もお楽しみください。


>その都度「しおしお」したりものするのですが、


素の間違いは、「したりものする」。正しくは、「したりもする」でございます。
三日坊主を繰り返している浩子先生。三日坊主をものにしちゃえば、そりゃあしおしおもするというもの。あ、でも繰り返せばいいんでしたね。


>お好きな方はどうと、お試しになってみてください。


素の間違いは「どうと」。正しくは、「どうぞ」でございます。
普通ものごとを試してみるときって、「どう」とは試さない気がします。「ちょっぴり」ずつ試してみますよね。例えば、化粧品のサンプルとか。やっぱり浩子先生は豪快な人なんだということが、この文章からも分かります。


>「ひろ」の場合はオンでオフでも数は同じでしたけど。


素の間違いは「オンで」。正しくは「オンでも」でございます。
これは単なる「も」抜けな間違い。ただ、この文章だと、「オンでオフ=スイッチを入れたら、切れてしまう状態」になってしまいますから、?が50個ぐらい付いても不思議はない文章になってしまいましたな。


>若干26歳にしてベストセラーを次々と出版している、


素の間違いは「若干」。正しくは「弱冠」でございます。
007は二度死ぬ。お気楽は同じ間違いを二度繰り返す。ということで、またやってしまいした。誤用も多いこの表現。「若干」は人数のときに使って、「弱冠」は年齢のときに使うっていうネタ、採り上げて、目からうろこをポロポロと落とした気がするんですけどね。やっぱり、時間と共に感動は薄れていくようです。
いかんなあ、こんなことでは。


では、今週も謝ってしまいます。

どうも申し訳ございませんでした。


さて、今週のお気楽80号はみなさまお楽しみいただけたでしょうか。

今週も、このような素の間違いが炸裂しまくっていることは、もはや間違いがございませんが、こんなものにメゲることなく、NGワード探しにどしどしチャレンジしてくださりませ。

みなさまのご応募、心からお待ちしております。

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最後まで読んでいただいてありがとうござります。
今週もステキな1週間をお過ごしくださいませヽ(^o^)丿


 
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