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お気楽95号 裏オキラクページ

今週もようこそおいでくださいました\(~o~)/

昼間はめっきり春らしくなってまいりましたが、夜はまだまだ寒いですよね。みなさま、健康には充分にお気をつけくださいませ。

世の中は卒業式シーズンでございます。感動的な別れの曲を聴く機会もも多くなる時期でございますが、当お気楽ではそんな世間の流れとは全く無関係に、大ファンキー大会で参りたいと思います。メルマガでは語りきれなかった今週のBGMの番外編を、今週はお楽しみくださいませ

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■今週のBGM番外編

読書の春・・・っと軽くボケてみたところで、最近いいなぁと思える本に巡り合いましたので、さっそくご紹介してみたいと思います。

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SOUL TRE
E a musical tribute to toshinobu kubota


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弟のひででございます。

お気楽95号の今週のBGMのコーナーで、私が心打たれたもう一枚のアルバムは、実はこの久保田利伸のトリビュートアルバムでございます。これが実に絶品なんですよ、奥さん。

なんだよ、またコンピレーションものかよ!と思う方も多いでしょうが、このアルバムはそんじょそこらのコンピレーションもの、トリビュートものとはひと味もふた味も違います。

特に、参加アーティストがものすごく豪華。いや、豪華すぎです。まずは、どんなアーティストが参加しているのか、ご覧くださいませ。

M01. LA・LA・LA LOVESONG/ BoA w/z SOUL'd OUT
M02. Dance If You Want It/ ゴスペラーズ meets ナニワエキスプレス
M03. Missing/ 中島美嘉
M04. 流星のサドル/ SOULHEAD
M05. Cymbals/ ATSUSHI from EXILE
M06. Candy Rain/ Sowelu
M07. CRY ON YOUR SMILE/ Skoop On Somebody
M08. Indigo Waltz(Live Version)/ MISIA
M09. You were mine(New Funk Master Mix)/ 椎名純平 with ダンス☆マン
M10. 永遠の翼/ 高宮マキ
M11. 夢 with You/ 倖田來未
M12. TAWAWA ヒットパレード/ BOO,Keyco & RHYMESTER feat BUTTER DOG MARKET

ね、すごく豪華でございましょ。

これがつまらないわけない!ない!ない!

ではまず、ご存知のない方のために久保田利伸がどんな人だか軽く語ってみましょうか。

★久保田利伸はこんな人

現在41歳の久保田利伸のデビューは1986年。ですが、前年に田原俊彦が歌った「It's BAD」の作曲者として、世間に注目されたのがブレイクのきっかけになったと思います。当時日本では誰もやっていなかったラップを取り入れ、非常にインパクトのあったこの曲。最初聴いたときは、何だこりゃ!?とぶっ飛んだ思い出があります。「夜のヒットスタジオ」での2人の共演は、今だに脳みそのどこかにこびりついております。久保田利伸のブレイクのきっかけは、ジャニーズ事務所のおかげだったと言えるでしょう。ジャニーズ事務所の音楽への嗅覚の確かさと先進性は、舌を巻かずにはいられません。

何年か前に田原俊彦が雑誌のインタビューで、「久保田利伸はオレの曲を書くために生まれてきたヤツだと思った。」とこたえております。そのときに、「ああ、トシちゃんと縁を切ってよかったねぇ、久保田さん。」と真剣に思ってしまいました。

その確かな歌唱力と、現在ではR&Bと呼ばれているニューヨーク発のブラック・ミュージックを取り入れた斬新なサウンドで、瞬く間にミュージックシーンで一目おかれる存在になった久保田利伸。彼がいなければ、R&Bというサウンドがこれだけ世間に浸透しなかっただろうし、ケミストリーも宇多田ヒカルもこれだけ注目される存在にならなかったであろうことは間違いございません。それだけ、久保田利伸の存在が日本のミュージックシーンに与えた影響は大きかったのです。

そんな彼も、1988年ごろからアメリカでレコーディングするようになります。そうなるとサウンドはどんどん本格的になり、非常に聴き応えのあるものとなってきますが、日本ではテレビなどのメディアに露出する機会が減ってきます。たまにドラマの主題歌などで彼の楽曲を耳にする機械があったとしても、『ああ、また出てきたのねぇ』くらいで、なかなか新しいファンというのが付きにくい状況だったのではないでしょうか。

しかし、日本のファンク・サウンドの普及に多大なる貢献を果たした久保田利伸をリスペクトするアーティストは、ものすごく多かったのです。ことにこのアルバムに参加している現在20代のアーティストには、ものすごい影響を与えたのでしょう。とうとうトリビュートアルバムが製作されるにいたりました。あまり露出が多くないおかげで、過小評価されているように思える久保田利伸というアーティストが、再評価されるきっかけになるいいなあと、このアルバムを聴くと強く感じます。

★このアルバムの聴きどころ

それでは、各トラックの聴きどころをチェックしてみたいと思います。

M01. LA・LA・LA LOVE SONG/ BoA w/z SOUL'd OUT

木村拓哉主演のドラマ『ロングバケーション』の主題歌だったこの曲。ひょっとしたら一番有名な久保田利伸の曲かもしれません。なんたって高橋家の居間の時計で、時報のオルゴールとしても流れているくらいですから。ヴォーカルのBoAはご存知の方も多いと思いますが、SOUL'd OUTは不勉強なので私は全く知りませんでした。どうやらヒップホップユニットとして結構ヒットを飛ばしているようです。若者的には一番豪華な取り合わせなんでしょうな。

イマドキのR&Bサウンドに載って、BoAの自然体なヴォーカルが流れていくこの曲。BoAの歌を聴くたびに思うことは、彼女の歌はなんにも引っかかりがないということ。それでいて、バックトラックに埋もれることなく、歌が耳に届くという不思議な力もちゃんとあるから驚きです。ただ、あまりに自然さと彼女のプロフィールから「ちゃんと歌詞の意味わかって歌っているのかなぁ」と、とても失礼なことも感じてしまいます。本当になんでそんなにスルッと歌えてしまうのか、とても疑問に思います。

M02. Dance If You Want It/ ゴスペラーズ meets ナニワエキスプレス

日本を代表するアカペラグループゴスペラーズと、Crossover Japanでの復活から精力的に活動を続けるナニワエキスプレスという非常に濃い顔合わせ。なおかつブラスセクションには、BLACK BOTTOM BRASS BANDを加えるという、関西ファンキーグループ大集合みたいなノリになっています。そういえば久保田利伸も関西出身でしたよね。

実力派グループの集まりだけあって、その完成度はさすがの一言につきます。圧巻です。それにしても、関西出身の方はファンキーな方が多いですが、音楽でもそうですよね。関東人には出せない下世話さが表現できるのはすごいです。ひょっとしたら、日本で関西人が一番ブラック・ミュージックのグルーヴを表現できる人たちなのかもしれません。

M03. Missing/ 中島美嘉

私が今一番注目している女性アーティストが中島美嘉。このアルバムを買おうと思ったきっかけは、このパフォーマンスの情報があったからです。しかものトラックはプロデュースとピアノが島健。ベースが高水健司。ドラムが村上ポンタ秀一という豪華メンバー。久保田利伸の傑作バラード「Missing」をコワモテのオッサン達がジャジーに料理し、中島美嘉がどこまで歌いこなせるかが注目です。

しかし、ハッとするような瞬間もなく、「中島美嘉は譜面通りきっちりと歌いました」みたいな印象しか持てなかったのはちょっと残念です。せっかくジャズのスタンダードナンバーのようなアレンジなのに、実にもったいない。情念がこぼれそうなのを無理やり抑制したような瞬間が結構あったりします。聴き手はその情念の部分を感じたいと思うのですが、それだと今の時代に会わないのでしょうか。

M04. 流星のサドル/ SOULHEAD

SOULHEADは姉妹のR&Bユニット。ノイジーなギター中心のアレンジに乗って、なかなか骨太な歌を聴かせてくれます。AメロからBメロへ行く際の「1・2・3」というカウントが、あまりにも直球過ぎて、結構いい感じです。

M05. Cymbals/ ATSUSHI from EXILE

EXILEの2人いるヴォーカルの、サングラスの人の方ですね。EXILEの曲そのままのようなアレンジで、元からEXILEの曲のように歌いこなしています。

最近のEXILEは、なんだか色気が出てきていい感じだと思います。他のR&Bユニットのようにツルっとしたところがなく、ギラッとした感じがにじみ出ています。このままの路線で行けば、きっと独特なR&Bユニットとして、末永く活動していけると思います。がんばってもらいたいものですな。

M06. Candy Rain/ Sowelu

若いねーちゃんが、70年代モータウン系サウンドの生バンドに乗って一生懸命に歌いました。そんな感じです。正直このトラックが、一番ひっかかかるものがありませんでした。しかし、今時こんなサウンドを追求する若いねーちゃんは石油より貴重だと思うので、ぜひSoweluさんにはがんばっていただきたいものです。

M07. CRY ON YOUR SMILE/ Skoop On Somebody

ケミストリーへの「My Gift to You」の楽曲提供が有名な彼ら。そういえばヴォーカルの方は、藤原紀香との熱愛を報道された方でしたっけ。こちらは80年代風AORサウンドに料理しています。なかなかエッチなサウンドで、いい感じでございます。

M08. Indigo Waltz(Live Version)/ MISIA

歌のうまい女性ヴォーカルということで、世間からの評価が高いあのMISIAですよ。当然久保田利伸にも影響を受けているのだろうなあと思っていましたが、この「Indigo Waltz」は自身のコンサートでも歌うくらいのお気に入りのようです。今回はLive Versionで収録。コンサートで歌いこんでいるだけあって、曲を自分の色に染めていると、このトラックが一番感じさせます。それにしても、青山純は上手いドラムを叩くなあ。

M09. You were mine(New Funk Master Mix)/ 椎名純平 with ダンス☆マン

椎名純平は、あの椎名林檎のお兄さん。ダンス☆マンはモーニング娘。の「LOVEマシーン」のアレンジャーだといえば、お分かりの方も多いでしょう。ダンス☆マンは、今回は前説担当。ニュー・ファンク・マスター椎名純平がディスコ・グルーヴ全開で歌っています。兄がニュー・ファンク・マスターで妹が情念の哲学者って感じですから、椎名兄妹は恐ろしいですね。

それにしても、演奏を担当しているダンス☆マンのバックバンドはサイコーです。今や日本一のディスコバンドでしょう。その演奏はまさにグルーヴの塊。この曲を聴きながら車を運転していると、思わずアクセルを踏み込みたくなります。私的にこのアルバムのベストトラックです。

M10. 永遠の翼/ 高宮マキ

原曲はグルーヴィーなシャッフルの曲なんですが、このトラックではアンプラグドみたいなアレンジがされています。高宮マキのヴォーカルはキャロル・キングみたいで、これが久保田利伸の曲かよ、とびっくりさせられるのは間違いなしです。

M11. 夢 with You/ 倖田來未

「FINAL FANTSY X-2」のテーマ曲「real emotion」と「1000の言葉」で注目された倖田來未。彼女の名前はゴスペラーズと一緒に、こういうトリビュートアルバムでよく見かけます。それほどいろんなアーティストの曲を聴きこんでいるかどうかはわかりませんが、にかくどんな曲でも歌いこなせる器用さが参加率の高さにつながっていると思います。「キューティーハニー」の歌も歌うことですしね。このトラックも、そんな彼女の器用さが充分に堪能できます。

M12. TAWAWA ヒットパレード/ BOO,Keyco & RHYMESTER feat BUTTER DOG MARKET

最後は、大ヒップホップ祭り。そっちの方面には全く明るくないので、このメンツをみてもちっとも心躍らないのですが、見る人が見ればため息が出るくらい豪華なメンツのようです。でも、真剣に楽しんでいる様子が伝わってきて、思わずクラッときてしまいました。

★このアルバムの素晴らしさ

各トラックを紹介してきましたが、このアルバムを通して感じたことは、久保田利伸の才能の素晴らしさ。アレンジが変わろうが歌い手が変わろうが、久保田利伸の曲だと一発でわかるすばらしい個性を持っているということです。

そして、彼の曲を聴いて育ったアーティスト達が、これだけのすばらしいパフォーマンスを繰り広げているという事実。日本のこれからのブラック・ミュージック界を背負うであろう逸材のパフォーマンスが、見事にこの一枚の集約されています。ブラック・ミュージックに興味はあるんだけど、誰をチェックしていいかわからないという方には、ぜひお勧めでございます。

ぜひその手にお取りになって、聴いて見てくださりませ。

 

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■今週の間違い大杉

ひでがお送りする、前回お気楽94号の素の間違いを自ら告白し、白日の元にさらけ出してしまうのがこのコーナーでございます。

それでは、今週もお気楽の間抜けっぷりをお楽しみくださいませ。

>三田寛子さんがを受けて言ったのが、この言葉です。

素の間違いは「三田寛子さんがを」。正しくは「三田寛子さんが」でございます。

「を」が一つ多い、なんとも間抜けな間違いでございます。

>時と場合によっては失礼になる場合もあるます。

素の間違いは「あるます」。正しくは「あります」でございます。

まあ、元々の動詞の活用が出来た経緯から考えれば、「あるます」でもいいんでしょうが・・・。もちろん現代の日本語ではおかしな表現でございます。はい。

>実験したら、ただの真っ白なメール作成画面がだた開いただけなので、

素の間違いは「だた開いた」。正しくは「ただ開いた」でございます。

トラップ発生!!!

「だた」といういかに狙っていますよ、旦那、という表現。しかも、「ただの真っ白なメール」というちゃんと正しい表現が書いてあるすぐ後ろに、「だた開いた」といかにもNGワードっぽく書いてございます。みごとに迷彩も効いております。今までの常連の読者さんほど引っかかりやすいですよね。あはは。

もちろんこれは狙ったわけではございません。こういうスットコドッコイ表現がシラフでできてしまうところが、お気楽スタッフが「だたもの」ではないところでございますのですよ。

>かえってどれだけ早いのかさっぱりわかりません。

素の間違いは「早い」。正しくは「速い」でございます。

先週犯した間違いを、今週も繰り返しております。・・・・・・なんて進歩のない人たちなんでございましょう。やっぱりお気楽スタッフは「だたもの」でないくらいの間抜けということでしょうな。うふふ。

今週は以上でございます。それにしても、すごいトラップが発生したものですな。


いかがでしたか。今週は非常にスッキリしません。ですが、いつものように謝ってしまいます。

どうも申し訳ございませんでした。

みなさま、お気楽95号もお楽しみいただけたでしょうか。

今週もこのような素の間違いがいたるところの転がっているとは思いますが、こんなものなんかに負けないで、NGワードをバリバリと探してくださいませ。

ということで今週も、あなたのNGワードへのご応募、心からお待ち申し上げておりますね

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最後まで読んでいただいてありがとうござります。
今週もステキな1週間をお過ごしくださいませ(^o^)丿




 
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