初めまして まろんと申します。
独身時代に住んでいた会社の寮は 6階建てのマンション。でも遙か昔は 「墓地」だったそうです。
そのため 同僚たちは毎晩「金縛り」にかかり、
「聞いてよ、また来たのよ 金縛りが」「また来たの? 私はこのごろ ご無沙汰よ」なんて会話が日常茶飯事でした。
ある日 遅番で出勤する朝 のんびりシャワーをあびて部屋に戻ると、「あれ先輩、お風呂だったのですすか?」と聞くので 「うんシャワーを浴びていたの」 「えー!あの足は誰の?」「???」
後輩の話では 私がシャワーを浴びている時間、
私のベッドから ため息が聞こえて カーテンの隅から 青白い足が見えたそうです。 てっきり私がいるのだと 思ったようです。 やっぱりこの寮は 墓地の上に建てられていると 実感しました。
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