豆店長がまだ保育園に通っていた頃だったと思います。
友達が「棚からぼたもちが落ちてくるらしい」と
教えてくれました。
豆店長はぼたもちが大好きだったので、
ぼたもちが手に入るのならと、
1時間ほど神棚を見上げて待ちましたが、
ぼたもちは落ちて来ませんでした。
次の日、友達にそのことを話すと、
「もっと長い時間じゃないと無理かも?」と言われました。
そこでこんどは3時間ほど神棚を見上げてみましたが、
やっぱりぼたもちは落ちて来ませんでした。
そして次の日、友達とじっくり話し合った結果、
棚からぼたもちが落ちてくるのを待つよりも、
お母さんやおばあちゃんに作ってもらった方が
断然早いという結論に達したのです。
ロマンチックな豆店長の、
メルヘンチックな思い出で話でした。
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