すっかり春になりましたね。
先週までの不順な天気はどこに行ったの?というくらい春らしい天気が続くようになりました。冬支度のままでいると、汗ばむ日もあるくらい。この裏オキラクページは、世間様の陽気とは関係なく、年がら年中熱かったりするのですが。
ということで、今週も熱くまいりましょう。
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■ひでの気になったもの番外編
弟のひででございます。
世の中は春休みです。そして、ほとんどの会社は決算期でございます。ですからこの時期は、本・CD・ゲームなど、気になるものが次々と出るわ出るわでございます。はっきり言って、チェックする時間が全然足りません。また、全部追いかけたら破産すること間違いなし。
そんな中でも、私ひでの心をわしづかみにしたものをいくつかご紹介してみましょう。
★音楽CD編
■BLUE
〜A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI<
今年没後13回忌の尾崎豊。ついに出た彼のトリビュートアルバムです。
同時発売の『GREEN』ではインディーズアーティスト中心に。そして、この『BLUE』では、宇多田ヒカル、Mr.Children、175R、槙原敬之、岡村靖幸などのメジャーアーティストのパフォーマンスが中心に収録されています。
尾崎豊は、誰もが感じたことのある切ない気持ちを、直球な歌詞とわかりやすいメロディーで私達に伝えてくれた偉大な歌手ですね。私達30代前半の世代にとっては、非常に神格化された存在なのですが、彼のパフォーマンス、そして生き様は非常に痛々しいものでした。まるで身体の一部分を削り取りながら生まれたような彼の曲は、とてもじゃないですが、聴いていられませんでした。よって、今まではスルーしていたのです。
しかし、これだけ豪華なアーティスト達が参加しているのですから、尾崎豊の音楽性の偉大さ、影響の大きさは、はかりしれないものがあるのでしょう。
このアルバムの最大の聴きものは、Mr.Childrenの「僕が僕であるために」。ミスチルがこんな情念のサウンドを出すバンドたとは、今までちっとも気が付きませんでした。音のプレッシャーが、他とは一味も二味も違う感じがします。この一曲のためにこのアルバムを買っても、ちっとも後悔しません。ええ、しませんとも。
■ミー&Mr.ジョンソン エリック・クラプトン
神の音を出す男、クラプトンの新作は、影響を受けたブルースマン、ロバート・ジョンソンの作品のカバーアルバム。最近のクラプトンは、バック・トゥ・ザ・ベーシックな活動が目立っておりますが、このアルバムもコンセプト的にはその延長です。しかし、今回は自身の憧れのアーティストのカバーアルバムということからか、ギターも歌も、ものすごく気合が入っています。というか、魂が入っています。
バックは名手スティーブ・ガッドやネイザン・イーストを初めとした、近年のツアーメンバーでガッツリ固めておりますが、彼らが奏でる音もまた素晴らしい。派手なことは全然やっていないのですが、サウンドの表情が非常に豊かです。あまりにも音が自然すぎて、ロバート・ジョンソンの知識が全くない私は、曲が変わったのに全く気づかないことも。歌やそれぞれの楽器のプレイよりも、スピーカーから流れてくるサウンドに耳が釘付けにされてしまったという、恐ろしいアルバムでございました。
■R.O.D−THE TV- ORIGINAL SOUNDTRACK
フジテレビで放映されながらも、全話放映されることなく打ち切りになってしまったアニメのサントラでございます。毎週楽しみにしていたのに、ひどいよ、フジテレビ。
とにかくこれは、インストのオープニングテーマ曲がカッコイイ。「ルパンIII世」に勝るとも劣らないカッコよさ。このオープニングのためにこのサントラを買ったといっても過言ではありません。
声優としてこの作品に出演した三浦理恵子の新曲も収録されているので、恵理子好きもぜひチェックを。
★音楽DVD編
■CASIOPEA
VS THE SQUARE THE LIVE!!
裏オキラクページ80号でもご紹介した、カシオペアとザ・スクエアのジョイントライブの模様が、完全収録でDVD化されました。
どんなに熱いコンサートだったのかは、ここではもう繰り返しませんが、DVDで見てみると、コンサート当日には中々チェックできない細かいところまで確認できて、また別の味わいがありますね。
それにしても、最近のライブ映像は、完全収録がほぼ当たり前になってきました。つい一昔前は、8曲くらいでお茶を濁しているものがほとんどでしたからね。しかも、現在と値段はそんなに変わらないし。いやぁ、つくづくいい時代になったものですな。
DVDで改めて確認してみると、神保彰・則竹裕之のドラムの合いっぷりがものすごいです。まるで一人のドラムのような見事な音のコンビネーション。曲の部分ではもちろん、バトル部分でもそう感じてしまうのは、神業としか言いようがありません。テクニックの部分だけではなく、精神的なものでも通じ合う何かがあるのではないかと思います。ドラマーの方、これは見ておいた方がいいですよ。
また、スクエアのリーダー安藤まさひろのギターの音の美しさも、非常に印象的でございました。
■SPECTRUM LIVE/TIME BREAK〜Spectalism 2004〜
解散して20年以上過ぎた、伝説のブラスロック・グループ、スペクトラムのライブ映像がまたもやDVDに。解散コンサートの模様がDVD化されたので、もう彼らの映像はないだろうと思っていたので、これはうれしい。後はもうないのかな。
圧倒的な演奏力、エンターテイメント性たっぷりのステージングは、現在一線で活躍しているアーティスト達のルーツになっており、「自分の好きなこの人に影響を与えたスペクトラムって、一体どんな人たちなんだろう?」という若者達に結構受け入れられているみたいですね。
日本には、スペクトラムのようなホーンセクションが正式にメンバーとして中心となっていて、ファンクをやるバンドがあまりないですよね。ホーンが中心となるバンドは、東京スカパラダイスオーケストラの登場まで待たなければならなったのですが、スカパラだってサウンドの中心はスカだし。そう考えれば、スペクトラムがいかにブッとんだバンドだったのかが、今さらながらわかると言うものです。
このDVDには、トランペッターで、リーダーで、現在は音楽事務所の社長の新田一郎のインタビューが収録されています。彼が、フツーのおっさんになっているのは、なんともびっくりしますが、新田さん、スペクトラムを復活させる気まんまんみたいです。ぜひ実現させていただきたいものですね。
★ゲーム編
■サクラ大戦物語 〜ミステリアス巴里〜
ドリームキャストで圧倒的な完成度でゲームファンの度肝を抜いた「サクラ大戦3」のキャラクター達が、PS2に帰ってまいりました。今度は、推理アドベンチャーということで、行方不明となった踊り子の足取りを追え、というものなのです。相変わらず盛り上がるストーリー展開は、お見事です。
しかし、サクラ大戦シリーズは、やっぱり戦闘があってこそ楽しいのだ、ということを確認させる出来でございました。サクラ大戦シリーズは基本的に話が一本道です。特にこの作品は、1人エンディングを見るのに大体6時間程度で済んでしまいます。各キャラクターのエンディングを確認するために何週もするのは、キャラクターに萌えない人にとっては、非常に厳しいですね。サクラ大戦シリーズは、すごいムービーを入れたり、高品質なアニメを挿入したりと、何週もさせるための演出が非常にうまかったのですが、今回はその部分もパワーダウンしているため、2週目以降が非常に苦痛です。もう少し、ゲームとして楽しめる部分があってもよかったのではないかと。
■ドラゴンクエストV 天空の花嫁
ゲームをやらない人も知っているRPG、ドラクエの5作目がPS2に移植。なんでも、発売2日で130万枚の出荷を達成したそうで、ドラクエはやっぱりゲームの中でも別格なのだなあと感じてしまいます。
ご存知の方も多いと思いますが、ドラクエVの売りはやっぱり、物語の途中で結婚しなければならないことなんではないかと。しかも、2人のうちどちらかを選ばなければならないし。歴代のシリーズでは自分が勇者となって仲間を集めて、世界を救うというものですが、今回の自分の役割は、勇者の父親。父親と旅をする少年時代から、結婚して子供とともに悪の魔王を倒すという、親子3代にわたる大河ドラマとなっています。シリーズで一番人生を感じさせる作品ですね。
ドラクエVはこのPS2版が初プレイなんですが、12年前のゲームのベタ移植とは思えないくらい何もかも新鮮です。ドラクエシリーズをプレイしていつも思うんですが、このシリーズは演出が半端ではありません。派手なムービーや声優によるボイスや斬新なシステムを採用しているわけではありません。しかし、世界観の細かいところまでよく練られています。ゲームをやっている間、現実に引き戻されて興ざめしてしまうことがあまりないのです。きっと世界観の構築にものすごく時間をかけているのでしょう。さすが、日本のゲームのトップに君臨し続けるゲームだと思います。
では、今回はこの辺で。
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■今週の間違い大杉
ひでがお送りする、前回お気楽97号の素の間違いを自ら告白し、白日の元にさらけ出
してしまうのがこのコーナーでございます。
それでは、今週もお気楽のまぬけっぷりをお楽しみくださいませ。
>それだけでも、びっくりだっんですけど、もっとビックリしたのが、
素の間違いは「びっくりだっんですけど」。正しくは「びっくりだったんですけど」でございます。
度肝を抜かれたとはまさにこのこと。ものすごい驚きっぷりです。あまりの驚きに、度肝だけではなく「た」まで抜いてしまったようです。
>メモがを持ってなかったんで、携帯のメールに書いて保存しておきました。
素の間違いは「メモがを」。正しくは「メモを」でございます。
みなさまが一発でわかる素の間違いらしい逸品。このあとに、「やるな、私。」と続いているのが、クスッとした笑いと、お間抜けさを感じさせてくれて、味わい深くなっております。
>試合があっている時間帯には1分おきに試合途中結果を観ることができるのです。
素の間違いは「あっている」。正しくは「やっている」でございます。
単純な「y」の入れ忘れですね。はい、次。
>お分かりなった方は、メールで「これがNGワードだよん」とご連絡ください。
素の間違いは「お分かりなった」。正しくは「お分かりになった」でございます。
これも単純な「に」抜けですね。
今週はこんなものでございます。
あれっ、今週は少ないですねえ。トラップもないし。単なる打ち間違いだと手にとるようにわかる素の間違いがあるばかり。いやぁ、いいことだ。読者の皆様を心の迷宮に誘わなくて済んで、私、胸をなでおろしております。ほっ。
それでは、いつものように謝ってしまいます。
どうも申し訳ございませんでした。
みなさま、お気楽98号もお楽しみいただけたでしょうか。
今週もこのような素の間違いがいたるところの転がっているとは思いますが、こんなものなんかに負けないで、NGワードをバリバリと探してくださいませ。
ということで今週も、あなたのNGワードへのご応募、心からお待ち申し上げておりますね
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最後まで読んでいただいてありがとうござります。
今週もステキな1週間をお過ごしくださいませ(^o^)丿 |