はじめてのイントラネット
●価格:1,262円(税別) ●初版発行日:1996/06/28 ●出版社:明日香出版社 ●ISBN:4-87030-885-1
この本はこんな本
下国勝幸氏と共著。「イントラネット」という言葉がではじめの頃に書いた本で、よく「インターネット」の誤植だと思われました。イントラネットとは何者か、どうすればできるのか、どんなメリットがあるのかをわかりやす~く解説。本の前半を担当しました。
こんな人にお薦め
社内ネットワークを作ったけれど、どうもコストがかかっていかん。それに使い方も難しい。もっとどうにかならないものか。なんて考えている小さな会社の社長さんやパソコン担当者さんに。パソコンやネットワークの知識がなくても読めますよ。
苦労どころ 泣きどころ
今でこそ普通に使われているイントラネットですが、当時はまだ目新しく、情報もあまりありません。あっても専門的なものばかりで、難しいことばかり書いてある。そのへんをどうやって噛み砕いて説明するか、一番苦しみました。「私の仕事は専門的で難しいことを分かりやすく書く、いわば通訳だわ」という気持ちがムクムクと沸き上がってきたのもこの頃です。
目次
はじめに
第1章
- イントラネットってなんだろう
- イントラネットってなに?
- 「イントラ」ってどういう意味?
- イントラネットを一言でいうと・・・?
- イントラネットが生まれた背景
- インターネットの技術ってなんだろう?
- インターネットの技術を採用したメリット
第2章
- では、インターネットってなんだ!
- インターネットってどんなネット?
- インターネットの歴史的背景
- インターネットをやるのに何が必要?
- ネットワークサービスプロバイダってだれ?
- IPアドレスってなに?ドメインってなんだ?
- 料金はいったいどうなっているのでしょう?
- インターネットはなぜこんなにスパークしたのか?
第3章
- イントラネット比較研究 ~比べてみると見えてくるイントラネットの正体~
- イントラネットとインターネット
- LANとはどう違うの?
- オフコンとイントラネット
第4章
- イントラネットのここがスゴイ!
- キーワード その1 簡単
- キーワード その2 安い
- キーワード その3 便利
第5章
- イントラネットの落し穴
- 日本的な縦社会・年功序列がネック?
- 日本的な縦社会・年功序列がネック?
- イントラネット導入が目的?
- 誰でも情報を発信できる環境。裏を返せば情報の氾濫?
- 外部からの侵入者には注意せよ!
第6章
- イントラネットを導入している企業の事例紹介
- 松下電工
- ニッセン
- 日立製作所
- 東京ガス
- その他の日本企業のイントラネット導入事例
第7章
- イントラネットを導入の注意点
- ひとつの業者のいいなりになるな
- すでに導入している企業の見学をしよう
- 一度に全てを変革させようと思うな。
- 段階ごとに導入せよ。まずはインフラの整備から
- 新しい人材が必要になる
- ネットワークモラルが大切
第8章
- イントラネットが経営に与える影響
- 決済までの時間の短縮化
- 余分なチェックが必要なくなる
- 情報の共有による業務の効率化
- 組織のフラット化
- ネットワーク導入時+ランニングコストの軽減
第9章
- イントラネットの構築ツール
- イントラネット構築ツールって
- イントラネット構築時の大原則
- もう一度「クライアント」と「サーバ」
- もう一度「クライアント」と「サーバ」
- 「クライアント」側に必要なツール
第10章
- イントラネットとデータベース
- イントラネットでデータベースが便利になる
- データベースとWebサーバの連携方法
- イントラネットとデータベースの連携は欠かせない
第11章
- イントラネットとグループウェア
- イントラネット構築のもう一つの鍵
- 代表的なグループウェア
- 試験的導入も大切
第12章
- イントラネットとセキュリティ
- セキュリティの問題
- セキュリティ意識の改革
- インターネットとシームレス(つなぎめのない)な接続
- インターネットのセキュリティ
- セキュリティの三要素
- セキュリティの問題は慎重に
イントラネット+α
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